五十肩で動かさなくても痛いあなたへ
急性期・慢性期の正しい対処法
手が上がらない、寝ていても痛みが引かない——
その状態、間違ったケアで悪化させていませんか?
五十肩は約1年で自然に回復することが多い疾患です。
正しい知識を持ち、今の自分のステージに合ったケアを選びましょう。
Director
川崎市登戸・向ヶ丘遊園 ねもと整体&ストレッチスタジオ
根本 大
Nemoto Dai
20年の臨床経験を持つ関節ニュートラル整体の施術者。整体技術と運動指導の両面から患者さまをサポートし、長年の経験で培った知識と技術をお伝えしています。
最終更新2026年3月11日
五十肩で激痛…手が上がらない、寝ていても痛い。そんな急性期の方へ

五十肩で激痛が走り、手が上がらない。横になっていても痛みが和らがない——そんなつらい状況の中で、このブログを読んでくださっているあなたへ。
当院では長年にわたり、多くの五十肩の患者様と向き合ってきました。その臨床経験をもとに、今あなたが本当に必要な情報をお伝えしたいと思います。
ネットやAIで調べると、さまざまな情報があふれていて、「何が正しいの?」「どうすればいいの?」と迷われている方も多いのではないでしょうか。どうかご安心ください。正しい知識と適切な対応があれば、五十肩は回復できます。
五十肩は「自然に治る」をまず知っておこう
最近はネットだけでなく、AIで調べても出てくるこの情報——「五十肩は1年程度で自然に治ることが多い」。実はこれ、意外と知られていません。
この事実を知らないと、あまりの痛さに不安になり、必要以上の医療処置を検討してしまったり、整体・鍼灸などの民間療法に通い、効果が感じられなくても「通い続けるしかない」と思い込んでしまう方が多くいらっしゃいます。
もちろん、専門家のサポートが助けになることはあります。しかし大切なのは、「今の自分の状態がどの段階にあるのか」を正しく理解した上で、適切な選択をすることです。
急性期は安静、慢性期は動かす!この違いが回復のカ

五十肩の対応で最も重要なのが、急性期と慢性期の違いを理解することです。この2つのステージでは、やるべきこと・避けるべきことが大きく異なります。
急性期(炎症が強い時期)は、安静にしていても強い痛みがある、夜中に痛みで目が覚める、少し動かすだけで激痛が走るのが特徴です。この時期に無理して動かしてはいけません。「動かさないと固まってしまう」という思い込みから、痛みをこらえて肩を動かしてしまう方がいらっしゃいます。しかし急性期に無理に動かすと、炎症がさらに悪化し、翌日ひどくなったり、回復に余計な時間がかかってしまうことがよくあります。急性期は「いかに炎症を鎮めるか」が回復への第一歩です。
慢性期(炎症が落ち着いてきた時期)は、強烈な痛みは少し和らいできたものの、肩が固まって動かせる範囲が狭い、動かすと痛みやつっぱり感があるのが特徴です。
この時期は適切に動かすことが重要です。炎症が落ち着いてきたら、固まった関節をほぐすためのストレッチや運動が必要になります。慢性期に安静にしすぎると、拘縮(関節が固まること)が進んでしまいます。慢性期は「正しい方法で動かすこと」が回復のカギです。
五十肩と糖尿病の意外な関係

五十肩の方で気をつけていただきたいことがあります。五十肩になる方の1〜2割に糖尿病の方が多いと言われており、私の周りでも五十肩を患っている方に糖尿病の方が多く見られます。
糖尿病の予防として最も大切なのは、食事管理と運動習慣です。日頃から血糖値を意識した生活を送ることが、五十肩のリスクを下げることにもつながります。今一度、自分の生活習慣を見直してみることも大切です。
肩が痛いときこそ「足」を動かそう

五十肩で肩が痛いからといって、無理に肩を動かそうとする必要はありません。急性期はしっかり安静にして炎症を鎮め、慢性期——つまり痛みが楽になってきたタイミングで、ゆっくりと肩の周りから動かしていけば良いのです。
それよりも注意していただきたいのが、五十肩に関連して起こりやすい他の症状への対応です。夜間痛によって睡眠中の姿勢が崩れやすくなるため、首や背中にも痛みが出やすくなります。肩だけでなく、首・背中のケアもあわせて行うことが大切です。
そして忘れてほしくないのが、肩が痛いからといって体全体を動かすことをやめる必要はないということです。肩から全く離れた「足」に目を向けるだけで、できることはたくさんあります。ウォーキングやスクワットは月並みに聞こえるかもしれませんが、血糖値のコントロールにも、体全体の健康維持にも、最も効果的な習慣です。
五十肩の時期こそ、足元から体を整えることを意識してみてください。
「思い込み」が回復を遅らせる

五十肩の回復を妨げる大きな原因のひとつが、誤った思い込みです。
「とにかく動かさないと」と思っている方へ——急性期は安静が基本です。無理に動かすと悪化します。
「安静にしていれば治る」と思っている方へ——慢性期は適切な運動が必要です。
「痛みが強い=治らない」と思っている方へ——五十肩は適切なケアで回復できます。
「1年も待てない」と思っている方へ——早期の適切なケアで回復を早めることができます。
Q&A よくある質問(複数画像)
Q1.五十肩は何歳ごろから起こりやすいですか?

A. 一般的に40代後半から60代に多く見られます。「五十肩」という名前の通り50代に多いイメージがありますが、40代でも発症することがあります。年齢とともに関節周囲の組織が変化しやすくなるため、日頃からの運動習慣や姿勢の意識が予防につながります。
Q2. 急性期はどのくらいの期間続きますか?

A. 個人差がありますが、数週間から数ヶ月続くことがあります。この期間に無理な動作を繰り返すと炎症が長引き、急性期が延びてしまうことがあります。痛みが強い時期は焦らず過ごすことが、結果的に回復を早めることにつながります。
Q3. 病院に行くべきタイミングはいつですか?

A. 痛みが非常に強く日常生活に支障が出ている場合や、発症から数週間経っても改善の兆しがない場合は、一度整形外科を受診することをおすすめします。五十肩と思っていても、腱板断裂など別の疾患の場合もあるため、診断を受けておくことが安心です。
Q4. 糖尿病があると五十肩が治りにくいのですか?

A. 血糖値のコントロールが不十分な状態では、組織の修復が遅れやすく、回復に時間がかかる傾向があります。糖尿病をお持ちの方は、主治医と連携しながら血糖値の管理と並行して肩のケアを進めることが大切です。
Q5. 夜間痛を少しでも和らげる方法はありますか?

五十肩の夜間痛は、タオルや枕の位置で軽減できます。痛む肩の下にクッションを敷いて腕を高く上げる。
就寝前の肩甲骨周りを動かす軽いストレッチも有効です。但し、角度は個別性があるのでご自身で試して頂くと楽な角度があると思います。
Q6. 五十肩が完全に回復した後、再発することはありますか?

A. 同じ肩が再発することは比較的まれとされていますが、反対側の肩に発症するケースはあります。回復後も肩周りの柔軟性を保つストレッチや、姿勢・運動習慣の維持が、再発予防と全身の健康維持につながります。
焦らなくて、大丈夫です。
五十肩の痛みはつらく、先が見えない不安もあると思います。
でも、あなたの体はいま、ちゃんと回復しようとしています。
今この瞬間がいちばんつらいかもしれません。
でも、正しい知識を持ったあなたは、もう回復への一歩を踏み出しています。
焦らず、自分のペースで。あなたの回復を心から応援しています。
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