
ねもと整体&ストレッチスタジオ根本院長。
整体技術と運動指導の両面からサポート!
最終更新日 2026年4月21日
股関節が痛い…原因不明で不安な時の対処法

股関節の痛みで原因がわからず、不安を感じている方もいらっしゃると思います。
筋肉を痛めたことによる炎症、変形性股関節症による痛み、スポーツによる関節唇への損傷など、原因はさまざまです。また、急に起きた痛みなのか、慢性的に長期間続いている痛みなのかによっても、原因や対処法は大きく変わってきます。
「どこに行けばいいのかわからない」「病院に行くほどでもないのかな…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
私は長整体院を経営しており、日々多くの方の股関節のお悩みに向き合っています。この記事では、私の経験をもとに、股関節の痛みの原因や対処法についてわかりやすくお伝えしたいと思います。
股関節の痛みは人それぞれ

股関節の痛みとひとくちに言っても、その原因や状態は人によってまったく異なります。
たとえば、はっきりとした原因がある場合——スポーツ中に転倒した、重いものを持ち上げたときに痛めた——といったケースでは、損傷の可能性も考えられます。このような場合は、まず医療機関を受診し、消炎鎮痛剤や注射などの治療を受けることも大切な選択肢です。
一方、私の整体院にご来店される方の多くは、「はっきり痛めたわけではないけれど、何となく違和感がある」「いつも同じ側の股関節が痛くなる」というケースです。
このような場合は、骨や筋肉の損傷というよりも、関節がスムーズに動いていないことが原因となっている可能性があります。
股関節が痛くなる主な原因
股関節が痛くなる主な原因

股関節の痛みは、原因によって対処法がまったく異なります。
まずは原因を知ることが、改善への第一歩です。
筋肉・腱の疲労や炎症
最もよく見られる原因のひとつが、股関節周辺の筋肉や腱への過負荷です。長時間の歩行や激しい運動だけでなく、長時間の座りっぱなしによっても筋肉は硬くなります。特に「腸腰筋(ちょうようきん)」は、デスクワークや前かがみの姿勢が続くことで硬くなりやすく、股関節の前側に痛みや違和感を引き起こします。
変形性股関節症
股関節の軟骨がすり減ることで、骨同士が摩擦を起こし、痛みや動きの制限が生じる疾患です。中高年、特に女性に多く見られます。「歩き始めだけ痛い」「長く歩くと重だるくなる」といった軽い症状から始まることが多く、放置すると徐々に悪化するケースもあります。
関節唇損傷(かんせつしんそんしょう)
股関節の縁にある軟骨(関節唇)が傷つく状態です。スポーツをしている方や、股関節を大きく動かす動作が多い方に起こりやすいです。「深く曲げると痛い」「引っかかる感じがある」という症状が特徴的です。MRIでないと診断が難しいことも多く、「原因不明」と感じやすい疾患のひとつです。
関節の動きの悪さ(整体的な視点から)
私が整体院で多く見てきたのが、「骨盤のゆがみ」や「股関節の可動域の低下」による痛みです。関節がスムーズに動かない状態が続くと、特定の筋肉や組織に負担が集中し、慢性的な痛みや違和感につながります。いつも同じ側だけ痛くなる方は、このパターンが多い印象です。
腰椎からの放散痛
「股関節が痛い」と感じていても、実は腰が原因であることも少なくありません。腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症によって神経が圧迫されると、股関節やお尻、太ももにかけて痛みやしびれが広がることがあります。
滑液包炎(かつえきほうえん)
関節の動きを滑らかにする「滑液包」という袋に炎症が起きた状態です。股関節の外側に痛みが出ることが多く、横向きに寝ると痛みが強くなるのが特徴です。
急性の痛みと慢性の痛み、対処法の違い

痛みが急に起きたのか、慢性的に続いているのかによって、対処法は異なります。
急性の痛み(突然起きた・強い痛み)
急性的な痛みの場合、最大の薬は「休むこと」です。時間とともに自然に回復していくケースがほとんどなので、あまり心配しすぎなくて大丈夫です。湿布などで痛みをコントロールしながら、焦らずゆっくり安静にしていると、徐々に楽になっていきます。
まず安静にする
熱感や腫れがある場合は冷やす(アイシング)
湿布などで痛みをコントロールする
必要に応じて整形外科を受診し、消炎鎮痛剤や注射などの処置を受ける
慢性の痛み(長期間続く・いつ治るかわからない)

一方、「いつになったら治るのかわからない」「ずっと同じところが痛い」という場合は注意が必要です。変形性股関節症の可能性があります。
変形性股関節症は、股関節の軟骨がすり減り、骨と骨の間のクッションが失われていく疾患です。クッションがなくなると骨同士が直接ぶつかり合い、骨が変形していく深刻な状態に進行します。残念ながら一度すり減った軟骨は元には戻らず、進行を完全に止めることもできません。だからこそ、できるだけ早い段階での根本的な対策が非常に重要です。
早めに整形外科を受診し、正確な診断を受ける
専門家のもとで根本的な改善策に取り組む
温める・ストレッチなどで関節の動きを維持する
体重管理など日常生活の見直しも大切
自分でできるセルフケア

ハムストリングスの屈伸+ストレッチ

腿裏のハムストリングスストレッチ
肘を椅子につき、両足は閉じます。
この状態から10回屈伸をします。動く幅は2cm。
10回後に10秒のストレッチを行います。
内転筋のストレッチ

同じ動作を足を開いて行います。
椅子に肘をつき、足を肩幅に開きます。
この状態から10回屈伸をします。動く幅は2cm。
10回後に10秒のストレッチを行います。
段差でのカーフレイズ
アキレス腱の柔軟性の回復
段差での踵上げのエクササイズ。
つま先を真っ直ぐにし、踵上げを10回行ってください。
ストレッチの後に10秒のストレッチを行います。
日常生活の見直し
1日3回体を上記のエクササイズで体を動かす
クッション性の高い靴を選ぶ
歩き方を意識する(つま先が外を向きすぎないよう注意)
こんな症状があれば早めに受診を!

以下に当てはまる場合は、自己判断せず早めに整形外科を受診してください。
安静にしていても痛みが続く
夜間や朝方に痛みが強くなる
足をつくと激痛がある
痛みとともに発熱がある
ステロイド薬を長期間使用している
早期発見で重症化を防いだ事例 40代女性|違和感を放置しなかったことで救われたケース

以前、股関節に違和感を感じ始めた40代の女性がご来院されました。すでに一般的な病院で検査を受けていたのですが、「異常なし」との診断。原因不明のまま当院にいらっしゃいました。
しかし私がお伝えしたのは、「原因がはっきりわからないままにしておくのは危険かもしれない」ということです。一般的な整形外科ではレントゲン検査が中心となることが多いのですが、股関節の詳細な状態を把握するにはMRIによる精密検査が必要なケースがあります。誤診の可能性を排除するためにも、大学病院でのMRI検査をお勧めしました。
その結果、すでに変形性股関節症が進行しつつあることが判明しました。レントゲンでは見えにくかった変形が、MRIによって初めて明らかになったのです。
当院でお伝えした3つのアドバイス
① 整体で股関節の動きを整える

どの方向への動きが悪くなっているかを確認しながら施術を行い、並行してご自宅でのストレッチをお伝えしました。股関節の可動域をスムーズに保つことで、これ以上の負担がかかりにくい状態を目指しました。
② スクワットで筋肉を増やしましょう。
変形性股関節症の進行を遅らせるためには、関節を支える筋肉を鍛えることが非常に重要です。スクワットをしっかり週2しやりましょう。筋肉量を増やしながら関節への負担を減らす取り組みを続けていただきました。
③ 体脂肪を減らす
実は、変形性股関節症になりやすい女性には「体脂肪の多さ」が関係していることがあります。体重だけでなく、体脂肪が多いと体が炎症を起こしやすい状態(炎症体質)になり、関節の変形が進みやすくなることがわかっています。
そのため、筋肉を増やしながら同時に体脂肪を減らすことが大切です。筋肉をスクワットで増やし、体脂肪を減らすにはウォーキングが有効です。無酸素運動と有酸素運動の組み合わせが最適です。
【医学的根拠】
NIH(米国国立衛生研究所)の研究では、体脂肪から分泌される「アディポカイン」と呼ばれる炎症性物質が、股関節・膝関節の軟骨破壊を促進することが報告されています。さらに、BMI(体格指数)よりも体脂肪率のほうが変形性関節症の発症リスクをより正確に予測できるという研究結果も出ています。体重が標準でも体脂肪が高い方は注意が必要です。
スポーツによる股関節の痛み|サッカー中学生の事例

サッカーで股関節を痛めてご来院された中学生も、印象深いケースのひとつです。競合チームに所属しており、練習をなかなか休める環境にありませんでした。
しかし私が状態を確認したところ、明らかに怪我によるものだと判断しました。そこで、思い切って休養を取るよう強くお勧めしました。
ただ、ただ休むだけでは体力や筋力が落ちてしまいます。そこでお伝えしたのが、股関節を使わずに体力を維持するトレーニングです。
心拍数を上げる有酸素運動(股関節に負担をかけない方法)
股関節を使わない部位の筋力トレーニング
怪我をした部位をしっかり休ませながら、他の部分の機能はしっかり鍛える。この両立が回復の鍵でした。
この中学生は自然回復と並行してトレーニングを続けることで、体力・筋力を落とすことなく、2ヶ月後に完全復帰を果たすことができました。
「休む=何もしない」ではありません。正しく休み、正しく動くことで、回復を最大限に早めることができます。スポーツをされているお子さんや保護者の方も、無理をさせる前にぜひ一度ご相談ください。
どこに相談すればいい?

まずは整形外科へ
レントゲンやMRIで骨・軟骨・関節の状態を確認できます。損傷や疾患が疑われる場合は、医療的な治療が優先です。
慢性的な違和感・動きの悪さには整体も選択肢に
はっきりした損傷がなく、「なんとなく動きが悪い」「いつも同じところが痛くなる」という方には、整体での施術が効果的なケースがあります。関節の動きを整えることで、痛みの根本的な改善につながることも多いです。
医学的根拠|信頼できる研究データ
① 変形性股関節症の治療ガイドライン(OARSI)
この記事でお伝えした内容は、国際的な医療機関・研究機関の知見に基づいています。参考までにご紹介します。
① 変形性股関節症の治療ガイドライン(OARSI) 国際変形性関節症学会(OARSI)の研究では、変形性股関節症の治療において運動療法と薬物療法の組み合わせが最も効果的であると結論づけています。
特に運動療法は、すべての主要ガイドラインで「第一選択の治療法」として強く推奨されています。
② 米国整形外科学会(AAOS)の股関節OA診療ガイドライン
ASOSが2023年に発表した最新ガイドラインでは、股関節の変形性関節症に対して、筋力トレーニングと有酸素運動を含む包括的な運動プログラムが推奨されています。また、早期診断・早期介入が長期的な予後を大きく改善することが強調されています。
③ 体脂肪と関節炎症の関係(NIH)
NIH(米国国立衛生研究所)が公開した研究では、体脂肪から分泌されるアディポカインが関節の炎症・軟骨破壊を促進することが示されています。
また、体脂肪率はBMIよりも変形性関節症の発症リスクをより正確に予測できるとされており、「体重が標準でも体脂肪が高い人は要注意」という重要な知見が報告されています。
まとめ

まとめ
股関節の痛みは、原因がわからないからこそ不安が大きくなりがちです。
しかし、原因はさまざまで、正しく対処すれば改善できるケースがほとんどです。
急な強い痛みは整形外科へ
突然の強い痛みや腫れ・熱感がある場合は、まず整形外科を受診。レントゲン・MRIで正確な診断を受けましょう。
慢性的な違和感には整体も有効
いつも同じ側が痛い・なんとなく動きが悪いという方には、関節の動きを整える整体が根本改善につながるケースがあります。
セルフケアで日常から股関節を守る
腸腰筋・梨状筋のストレッチ、スクワット、ウォーキングを日課にして、関節を動かし続けることが最大の予防です。

薬に頼らず、自然に改善する方法があります
肩こり・頭痛はできるだけ自然に改善することをおすすめします。薬に頼っている方も多いと思いますが、まずは運動と生活習慣の見直しで改善できるケースが多くあります。難しく考えず、肩甲骨と下半身のエクササイズに絞って取り組むだけで、今よりも少しずつ確実に改善が望めます。
PMCに掲載されたクラスター頭痛に関する研究(2025年)でも、スクワットを含む運動が頭痛の軽減に有効であることが報告されており、運動療法が薬だけに頼らない選択肢として注目されています。さらに、近くの信頼できる整体やカイロプラクティックでの施術を併用することで、効果がより長続きします。
自宅でできるエクササイズまとめ
ワンハンドローイング
肩甲骨スクワット
下半身カーフレイズ
下半身お気軽にご相談ください
お身体の不調でお悩みの方、一人で抱え込まずに専門家にご相談ください。
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