むちうちと首こりの違い
交通事故による「むちうち」と日常的な「首こり」。
似て非なるこの2つの症状について、その違いと共通点、そして適切な対処法をご説明します。
整体施術歴15年以上の経験から、症状の本質と自己管理の重要性についてお伝えしていきます。
こんにちは。向ヶ丘遊園登戸のねもと整体&ストレッチスタジオの根本です。
ねもと整体はゴールデンウィークも営業しております。
最近はパーソナルトレーニングコースを受けて頂く方が増えてきました。
また、エニタイムフィットネス生田店のパーソナルトレーニングと活動の幅を広げております。
逆に今まで行っていた、高校や大学などのスポーツのトレーナー業務は、まだまだコロナ禍と言うことで活動が制限されています。
さて、今日はむちうちと首こりの違いについて書いてみます。
むち打ちは事故などにより急に交通事故を起こして首が過剰に後に伸展してしまうケースです。
これに対して首こりは慢性痛として姿勢不良などから広い範囲で、 こりや重怠いような感覚だと思います。
むち打ちは急に起こり、痛みも局所的ですが、首こりは首から肩まで常に重い状態だと思います。
むちうちと首こりの共通点から見る対処法
むちうちは、頸椎の下の方の靭帯が外力で伸びてしまい、関節が動き過ぎてしまいます。
頸椎の5番・6番・7番
この部分が靭帯が伸びてしまい・・・
関節として緩い状態になります。
実は、首こりも痛みがむちうちのような針を刺すような痛みではないのですが、頸椎の下部が緩くなり、それをガードする為に首回りが硬くなっているのです。
調整としては、上部の首の関節を調整することで、むちうちも、、、首こりも、、、楽になります。
首が硬くなる?理由は、、頸椎の下部が動き過ぎる
首がバリバリはっている人も、実は頸椎の下部がルーズです。
ですから、ねもと整体です自分で首を回したり、首を反るのはやめてください!といつも話しています。
交通事故などの衝撃でむちうちの方も、首コリの方も、実は頸椎(首の骨)が動き過ぎてしまっています。
これを自分で調整することはできません。
頸椎の調整が上手なセラピストに調整してもらうしかありません。
自然回復ができないのが頸椎
頸椎に限らず、関節をつなぎ留めている靭帯は一度伸びてしまうともとには戻りません。
そして、頸椎の動きが前の屈曲に制限が起こると、次第に骨棘ができて、ヘルニアになります。
最後は高齢者は、ヘルニアや狭窄症になり、首からくる手の痛みや痺れが起こります。
若い人でも、交通事故のむちうちで、同じように起きます。
私の周りでも、格闘技の選手など外力により、頸椎の問題が行っています。
むちうちと首こりの違いについて詳しく説明します
【原因の違い】
むちうち
交通事故などの突発的な外傷による急性の症状
首が瞬間的に前後に強く振られることで発生
頸椎周辺の靭帯や筋肉が過度に伸展されることで起こる
首こり
デスクワークなどの不良姿勢の継続による慢性的な症状
スマートフォンの長時間使用による首の前傾姿勢
ストレスや寝不足による筋緊張の持続
加齢による筋力低下や血行不良
【症状の違い】
むちうち
局所的な鋭い痛みを伴う
首の可動域が著しく制限される
吐き気やめまい、頭痛などの随伴症状が出現することも
症状は事故直後から数時間後に出現することが多い
痛みの性質は「刺すような」「焼けるような」痛み
首こり
首から肩にかけての広範囲な張りや重だるさ
じわじわとした鈍痛や不快感
徐々に症状が進行する
朝起きた時に特に症状が強くなりやすい
こわばりや筋肉の緊張感が特徴的
【影響を受ける部位】
むちうち
主に頸椎下部(C5-C7)の靭帯
頸部の深層筋
神経根や脊髄への影響の可能性も
首こり
僧帽筋
胸鎖乳突筋
板状筋
頭半棘筋などの表層筋が主体
【予後の違い】
むちうち
適切な治療を受けないと慢性化のリスクが高い
完治までに数週間から数ヶ月かかることも
後遺症が残る可能性がある
リハビリテーションが必要になることが多い
首こり
生活習慣の改善で症状緩和が期待できる
休息や運動で改善することが多い
慢性化しても重篤な後遺症になりにくい
セルフケアである程度対応可能
【治療・対処法の違い】
むちうち
医療機関での専門的な診断と治療が必要
初期は安静が重要
頸椎カラーの装着が必要な場合も
段階的なリハビリテーションプログラムの実施
首こり
ストレッチや軽い運動
マッサージやホットパック
姿勢改善
適度な休息と活動のバランス
職場環境の改善
これらの違いを理解することで、適切な対処法を選択することができます。
特にむちうちの場合は、早期に専門家の診断を受けることが重要です。
記事のまとめ
主なポイント
むちうちと首こりの違い
むちうち:事故による急性の局所的な痛み
首こり:姿勢不良などによる慢性的で広範囲な重だるさ
共通する問題点
両方とも頸椎下部(5-7番)の靭帯が緩むことが原因
頸椎下部の不安定さを補うため、首周りの筋肉が硬くなる
重要な注意点
靭帯は一度伸びると元に戻らない
自己調整は危険なので避けるべき
放置すると将来的にヘルニアや狭窄症のリスクがある
対処法
専門家による上部頸椎の適切な調整が必要
自分で首を回したり反らしたりするのは避ける
早期の専門的なケアが推奨される
自分でできるむちうち、首こりのエクササイズ
向ケ丘遊園登戸の当院が指導するエクササイズは、全身10分足らずでできます。
首が痛い方も、四肢から体幹まで流れるように行います。
痛みがある首は強い力でストレッチしないようにしてください。
全身のストレッチで、首も無理なく痛気持ちいい範囲で行ってみてください。
(注意)ねじれをとる順番になっています。自己流にならないようにゴールデンウィーク期間で順番も覚えて行ってみてください。
下記の記事も開業している臨床経験が豊富な先生方との対談動画です。
首が痛い方も、四肢から体幹まで流れるように行います。
痛みがある首は強い力でストレッチしないようにしてください。
全身のストレッチで、首も無理なく痛気持ちいい範囲で行ってみてください。
(注意)ねじれをとる順番になっています。自己流にならないようにゴールデンウィーク期間で順番も覚えて行ってみてください。
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