肘の痛みに隠された意外な原因と効果的な対処法

2007年からねもと整体&ストレッチスタジオを登戸に開業。関節ニュートラル整体20年の経験から整体・リハビリ・トレーニングの知見から記事を書いています。
こんにちは、向ヶ丘遊園ねもと整体&ストレッチスタジオの根本です。当院では慢性的な肘の痛みに関連する4つの主な症状でご来院される方が多くいらっしゃいます。
外側上顆炎(テニス肘)
内側上顆炎(ゴルフ肘)
肘部管症候群(尺骨神経障害)
変形性肘関節症
肘関節の本質 — 一般的な解説ではわからない真実
肘関節は単に曲げ伸ばしするだけの関節ではありません。その本質を理解するには、教科書的な解剖学を超えた視点が必要です。
肘関節では上腕骨と前腕の骨(橈骨・尺骨)が複雑に連動しています。しかし最も重要なのは、これらの骨と骨の間にある「関節面の滑り」です。この滑りこそが、肘の動きをスムーズにする秘密なのです。
こんにちは、ねもと整体&ストレッチスタジオの根本です。今回は肘の痛みについてお話していきます。テニス肘やゴルフ肘などと診断されて、なかなか痛みが取れない方に特にご覧いただきたい内容です。
肘の関節の仕組み
肘の痛みでお悩みの方に当院で行っている施術を、模型を使ってご説明します。まず、肘の関節についてですが、関節というのは圧縮したり引っ張ったりすることで滑りがよくなるという特性があります。
一般的にはあまり知られていませんが、模型でご覧いただくとわかる通り、実際にはほんのわずかな動きが重要なのです。このほんの1mmほどの「遊び」をつけるという施術が効果的です。
施術の難しさと専門的アプローチ
模型では簡単にお見せできますが、実際の人の腕では皮膚があるため、骨に直接アプローチするのが難しくなります。そのため、一般の整体やマッサージでは肘自体の骨へのアプローチはあまり効果がないこともあります。
当院の関節ニュートラル整体では、橈骨と上腕骨という関節の骨と骨を実際にくっつけたり牽引したりする「滑り」の動きを行います。前後の動きや回旋の動き、そして横に約1mmずらす動きなど、様々な方向に関節を動かしていきます。
肘の痛みの原因と当院の対応
痛みを感じる方向に動かしていくと、関節の動きが調整されスムーズになります。スポーツで動かしすぎて痛くなるケースもありますが、多くの方は関節の「遊び」がなくなってきて痛みが出ているケースが多いのです。当院ではこういった対応で肘の痛みを改善しています。
おわりに
肘の痛みでお悩みの方で、川崎市登戸やその近くにお住まいの方は、ぜひ当院の施術をお試しいただければと思います。最後までご視聴いただき、ありがとうございました。
※より詳しい情報や視覚的な説明は、動画をご覧ください。
肘関節 「1ミリの世界」への探求

当院が20年の臨床経験から見出した最大の発見は、「1ミリの世界」の重要性です。この「1ミリの世界」とは、レントゲンやMRIでも捉えられない関節面の微細な動きと弾力性のことです。
この1ミリの範囲での関節面の滑りに引っかかりがあると、どれだけ筋肉をほぐしても、どれだけストレッチをしても、4つの症状は改善しにくいのです。しかし、この引っかかりを適切に解放できれば、病気以外の肘の痛みは驚くほど改善します。
四肢の関節調整は関節ニュートラル整体の独自技術

当院では関節面の滑りを改善するために、以下の独自技術を用いています:
1. 精密な関節圧縮・牽引法
関節をわずかに圧縮し、その後に適切な方向へ牽引する技術を用います。この圧縮と牽引のバランスが絶妙で、「力」ではなく「技術」で行うことがポイントです。
多くの整体院では力任せの施術が行われがちですが、当院では力をほとんど使わず、的確な方向と感覚で関節を動かします。これにより患者様は痛みを感じることなく施術を受けられます。
2. 微細な関節面調整
関節面の引っかかりを特定し、その引っかかりを解放する技術です。わずか1ミリの動きですが、この微細な調整が肘関節全体の動きを劇的に改善します。
この技術は一般的な整体や整形外科では行われていない、当院独自のアプローチです。力は全く必要なく、純粋に技術のみで行います。
なぜ他院では改善しなかった肘の痛みが当院で良くなるのか
多くの患者様が「他の整体院や整形外科で良くならなかった肘の痛みが、なぜ根本整体で改善したのか」と不思議に思われます。その理由は明確です。
微細な関節面の動きに焦点を当てている:多くの施術所では関節の大きな動きや筋肉にのみ注目しますが、当院では1ミリ単位の関節面の滑りを重視しています。
力に頼らない精密な技術:力任せの施術ではなく、繊細なタッチで関節の状態を感じ取り、最小限の力で最大の効果を生み出します。
20年の臨床経験に基づく独自の感覚:長年の経験から培った「手の感覚」で、関節の状態を的確に把握し、必要な調整を行います。
肘の痛みからの解放へ

肘の痛みで悩まれている方の多くは、「この痛みはもう治らないのかもしれない」と諦めかけています。しかし、関節面の1ミリの世界に目を向けることで、多くの場合、その痛みから解放されるのです。
当院の施術は、強い力で関節を動かすものではありません。微細に、優しく、しかし確実に関節面の引っかかりを解放していきます。その結果、慢性的な肘の痛みが改善し、日常生活の質が向上するのです。
手首と肘は運動連鎖の要です。 どちらかの不調がもう一方に波及するのは、手首と肘関節は一体になっているからです。
肩と肘は連動する - 上肢の動きを支える二大関節

肘の痛みの本質は、多くの場合「関節面の1ミリの滑り」にあります。この微細な動きを回復させることで、外側上顆炎(テニス肘)、内側上顆炎(ゴルフ肘)、肘部管症候群、変形性肘関節症といった様々な症状が改善します。
ねもと整体では、20年の臨床経験から培った独自の技術で、この1ミリの世界にアプローチします。機械に頼らず、薬に頼らず、純粋な技術のみで関節を調整する当院の施術は、他院で改善しなかった肘の痛みにも効果を発揮します。
肩と肘の調和が生み出す腕の動きは、スポーツの投球動作やスイング動作を見るとお分かり頂けると思います。肩関節は、上腕骨、肩甲骨、鎖骨などの骨と、関節包や靭帯、筋肉、腱などで構成されており、単なるストレッチでは対応できません。
意外に知られていない首からもくる肘の痛み

首の関節である 頚椎 由来の肘の痛みもあります。 あまり知られていないことですが肘だけではなく首の関節の動きを良くすると特定の動きが良くなると頸椎の神経の圧迫が解消し、肘の痛みも良くなるというケースがよくあります。
手技療法ではカイロプラクティックは昔から脊椎の矯正のスペシャリストです。
カイロプラクティックをさらにバキッとしないで頸椎を調整できる技術が当院の関節ニュートラル整体です。頸椎の椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症で神経根が圧迫される頸椎をしっかり調整することで頸椎からくる肘の痛みも改善していく可能性があります。
(症例)(整体の流れ)
1.問診と検査。痛みの場所、程度、持続時間などの詳しい症状の聞き取り。肘の可動域、筋力、圧痛点などの物理的検査

肘の痛みでご来院される方に向けて、当院ではまず問診を行っていきます。当院の施術の特徴として、肘が痛くても必ず全身の動きを見ていきます。
問診だけで時間を取るのがもったいないので、動かしながらどの角度が痛いのかということを見極めるために、連動する動きとして前屈や、首の屈曲・回旋動作などを行います。肘の動きを見つつ、全体的な柔軟性や痛みの有無を確認していきます。
当然、全身の肘以外のところにも不具合が生じていることも多いので、それらも調整していきます。
2.肘の調整に対して、上腕骨と橈骨・尺骨の関節面の適切な摩擦の回復

肘関節は上腕骨と尺骨・橈骨の関節で構成され、主に屈曲・伸展(曲げ伸ばし)と回内・回外(手のひらを上下に回転)の動きが可能です。この動きで考えると肘の曲げる時と伸ばす時にまず痛みがあるかということをチェックします。
またスポーツにおける動作としても、ひねる動作というのは多いですよね。スポーツ以外でもフライパンを返すような動きであったり、日常動作でも捻る動作をします。肘の関節は上腕骨と橈骨・尺骨がくるくる回るようになっています。
肘の周囲の靭帯や滑液包が協調して動けばいいのですが、様々な要因で可動域制限や痛みが生じることがあります。この可動域制限を施術により整えていくことが当院の施術で可能です。
3.連動する肩の関節へのアプローチ。

肩と肘は別々のものではなく、運動連鎖として評価し整体で施術していくことが重要です。例えば、肩関節の動きが制限されると日常動作でも肘関節に過度な負荷がかかり、代償動作が生じます。
テニスの動作で考えると、肩甲骨の反対側の方の外旋動作に動きの問題が出やすく、バックハンド時に肘関節に過度なストレスが加わり、テニス肘の原因になっています。
4.手関節一つ一つの牽引や圧縮による関節の遊びの回復

手関節の動きが制限されると肘関節にも様々な影響が波及します。日常的な動きも手の動きが肘に代償動作として出現し、過度な負担がかかります。
前腕の筋群が過剰に緊張し、肘の周囲の筋肉も疲労しやすくなります。前腕伸筋群の緊張を高め、外側上顆炎(テニス肘)のリスクを増加させます。手関節の制限は前腕の回内回外動作に影響し、二次的に代償動作が生じやすくなります。
そのような代償動作による肘の負担を減らすためにも包括的なアプローチが不可欠です。
関節ニュートラル整体では肩関節・肘関節・手関節の運動パターンを考慮した関節への適切な施術が他に類を見ないほど細やかに行っております。
5.再発予防や根本改善を生活習慣のアドバイスをしております。

当院では整体だけではなく、パーソナルトレーナーとして私が長年活動してきておりますので、整体とは異なる専門性が高いトレーニングの知見からも多角的なアドバイスが可能です。
適切なアセスメントとしては、まず肘関節単体ではなく、肩から手首までの上肢全体の運動連鎖全体を見立てることができ、日常・スポーツ動作を関節への整体とトレーニングの両面の問題点から適切に特定します。
家でもできるような適切なセルフケア方法があれば、施術の時間内にアドバイスが可能です
当院のよくある質問
整体では肘の関節は何回くらいで良くなりますか?

慢性的に肘が痛くなり、様々な治療を試したがよくならない!そのような方はすでに慢性的な肘の痛みになっていると思います。
整体でも硬いのを調整するのに7回まず通院されるというのが一般的です。もちろん7回を目安にご来院されて早く良くなるケースもありますが、肘以外にも記述した通り、手首の関節や肩関節、もっと言うと足首が硬いのが影響していることもあります。
硬いのを改善して再発予防、根本的な改善を目指されるなら間隔を空けないでご来院されることをお勧めしております。
レントゲンでは問題なしと病院で言われました。でも痛いのですが。原因は何でしょうか?

当院では、様々な疼痛症状に対する包括的なアプローチを実践しております。
医療機関との連携視点
原因が明確に特定できる疼痛症例においては、整形外科における診断やステロイド注射などの医療的介入が効果的であることは広く認められています。このような医学的根拠に基づいた治療は、特定の病態に対して即効性をもたらすことがあります。
関節ニュートラル整体のアプローチ
当院で実践する関節ニュートラル整体では、例えば肘関節痛のケースにおいても、単に局所的な対処にとどまらず、全身の関節における摩擦ストレスを軽減しながら、肘関節自体の可動性(関節遊び)を回復させるメソッドを採用しております。
臨床効果の多様性
臨床経験から、以下の施術効果が観察されています:
関節調整によって即時的な症状緩和を得られる患者様
筋肉・筋膜・皮膚などの軟部組織へのアプローチが有効な患者様
複合的要因と多面的アプローチの重要性
長年の臨床実績から導き出された知見として、疼痛の原因は単一ではなく、複数の要因が複合的に関与していることが多いと考えられます。そのため、様々な視点から患者様の状態を総合的に評価し、多角的なアプローチを行うことが重要です。
機能回復を重視した施術哲学
特筆すべきは、原因が特定できない疼痛症例においても、関節摩擦の軽減によって疼痛が消失するケースが少なくないという点です。原因の究明に努めることは医学的に重要ですが、同時に関節の機能性を改善し、動きをスムーズにすることが根本的な問題解決につながると当院では考えております。
このような臨床思考に基づき、患者様一人ひとりに最適な施術プログラムを提供しております。
足首が硬いとテニス肘になりやすいのは?

関節ニュートラル整体では肘の痛みでも足関節の柔軟性が低下していると起こりやすいと考えています。それは肘だけに限らず肩や腰にも言えることです。
足首の柔軟性が低い方は下半身の体重移動が困難でその分、腕のフォロースルーを手で代償することになります。
過去にも肩が痛かったり肘が痛い競技アスリートに足の柔軟性を回復させたところ、体重移動がスムーズになり肘や肩が楽になったという方が意外にも多いです。
特に急性期で肘の施術をなかなか受けられない方は、足首の柔軟性の回復と肘の施術を両方行うことで早く回復することも可能だと思います。
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