主婦の肩こりを根本改善する5つのポイント【整体師が解説】

主婦の肩こりを根本改善する5つのポイント【整体師が解説】

1. 主婦の肩こりの原因とは?家事・育児による体への負担

ねもと整体&ストレッチスタジオ院長根本大

ねもと整体&ストレッチスタジオ院長根本大

川崎市登戸・向ヶ丘遊園の「ねもと整体&ストレッチスタジオ」院長 根本大。20年の臨床経験を持つ関節ニュートラル整体の施術者。健康運動指導士・米国ストレングス&コンディショニングスペシャリスト。整体技術と運動指導の両面からのサポートしており、長年の経験をお伝えしています。

肩こりで悩む表情の若い女性のイラスト。グレーの髪をポニーテールにまとめ、ピンクの服を着用。淡いピンクの背景で、肩や首の不調を表現した優しいタッチのアニメ調イラスト。

主婦の肩こりは家事や育児で悩ましいと思います。特に専業主婦の方は、デスクワーカーと違って洗濯、料理、掃除など体を使う労働が中心となります。ワーママの場合は、仕事と家事の両立でさらに肩への負担が増加します。
30代から40代の主婦の方に特に多く見られるのが、手の使いすぎによる肩こりです。私の整体には多くの方が肩こり・首こりでご来院されており、中には「嫁の肩こりがひどくて」と旦那さんが心配して付き添ってこられるケースもあります。

台所での立ち仕事は基本的に同じ姿勢を続けるため、長時間のお料理や洗い物で肩が凝ってきます。また、なで肩の方は特に肩こりになりやすい傾向があります。家事の中でも掃除と料理では使う筋肉が異なり、掃除は中腰で行ったり、雑巾がけなど座った状態で動くこともあるため、背中や肩への負担パターンが変わります。

60代の主婦の方からは「専業主婦は肩身が狭い時代だったが、体の不調は我慢していた」というお話もよく聞きます。しかし現代では、主婦の健康管理も重要視されており、目の疲れや腰痛なども含めて総合的にケアすることが求められています。

2 肩こりは単に肩の筋肉が硬くなるだけではない

3 肩こり改善の基本:同じ姿勢を長時間続けない工夫

まず長時間同じ動作をやり続けないということがポイントです。家事で言うとお料理ばかり長時間行っていると同じ姿勢で体が固まりますよね。その姿勢は長い時間になればなるほど肩の負担を強めてしまいます。

台所で料理をしながら時間を決めて休憩を取ることをおすすめします。主婦のルーティンの中に、意識的に姿勢を変える時間を組み込むことが大切です。そのような姿勢はどの姿勢が良い悪いではなく、姿勢の変化をつけるということが重要なのです。

日本人が今のようなデスクワーク中心の生活の前は農作業が主流でした。その時代の整体師やカイロプラクティックの先生とお話をすると、背骨が曲がっている患者さんが非常に多かったといいます。これも農作業という同じ姿勢の結果から背中が丸まった人が多かったと推測されます。

現代でも、デスクワークでほぼパソコン作業をしている人は猫背の方が非常に多いです。ということは、その姿勢で体が固まってきているということです。週一回の運動では改善が難しく、毎日の意識的な姿勢変化が必要です。

4 家事タイプ別!効果的なストレッチ・エクササイズ方法

どのような生活様式の方でも1日1回もしくは2回簡単なストレッチを行うことで体の癖を分散させることができます。主婦の方におすすめのストレッチは、家事の合間にできる速攻性のあるものです。

まず立ち仕事が多い方は、可動域が狭くなりがちです。そのような方は、屈伸・スクワット系のエクササイズを行うと良いです。これは3分程度の短時間でも効果があります。

逆に床掃除、雑巾がけとして行う家事が多い方は、まっすぐな状態からさらに後ろに反る動作もたまに行った方が良いと思います。農作業と同じように床掃除系だと背中が丸くなりがちです。まっすぐから後ろに伸展する動作というのはたまに行った方が猫背の予防になります。

寝たままできるストレッチも非常に有効です。背中・肩こりに効くストレッチとして、仰向けになって肩甲骨を寄せる動作や、両手を上げて伸びをする動作があります。これらは疲れた時でも続けやすく、主婦の方には特におすすめです。

40代の主婦の方は、体の変化により肩こりが慢性化しやすい傾向があります。19歳の頃とは違い、回復力も落ちているため、継続的なケアが重要になってきます。二週間続ければ、体の変化を実感できるはずです。

5 美容だけでなく、衰える運動器の機能を改善する必要があります

主婦の方はネイルやアロマ、美容に多くのお金を使います。エステにも高額のお金を使っていますよね。節約を心がける主婦でも、自分へのご褒美として美容関連には投資していると思います。

これらの美容系の会社はとてもマーケティングが強く、高額にお金を支払います。その中で本当に有益なものには、体に投資するメリットがあるかもしれませんが、体の機能ということに関して機能改善できないものが多く含まれます。

それに対して姿勢の改善からできる運動療法は、柔軟性を高めたり姿勢を改善したり、筋トレを行うことで費用をかけずに、美容としてヒップアップや姿勢改善など美的な効果も多く期待できます。実際に「肩こりを改善してより健康な主婦になりたい」という動機で通院される方もいらっしゃいます。

機能改善の効果がある整体による施術の効果は、単なるリラクゼーション目的だけではありません。肩こりのママさんのSNSでも、整体後の体調変化について多くの体験談が書かれています。40分程度の施術でも、数週間効果が持続することが多く、コストパフォーマンスも優れています。

主婦の方の中には「専業主婦だから贅沢はできない」と考える方もいらっしゃいますが、体のメンテナンスは必要経費と考えることをおすすめします。主婦はすごい仕事をしているのですから、自分の体を大切にする権利があります。

根本的な肩こり改善には機能改善型の整体メンテナンスが必要

キッチンでストレッチを行う2人の主婦のイラスト。左の女性はピンク色のウェアでサイドストレッチ、右の女性は白いトップに茶色いパンツでランジポーズを取っている。明るいキッチン空間で観葉植物も配置され、家事の合間の健康的なエクササイズを表現したモダンなイラスト。

まだ少ないと思いますが、治療院系の整体でもトレーニングを組み合わせているところも増えてきています。筋肉量を増やし、筋肉をしなやかにし、体も楽になりながら、姿勢も良くなり、ダイエットもできる。これが現代の整体の理想的な形です。
主婦がコツコツと続けられる運動療法を取り入れることで、根本的な体質改善が可能になります。ゆる主婦の楽する暮らしを目指すなら、体のメンテナンスは欠かせません。

こうすることで、主婦の肩こりの悩みは多く改善が可能です。単発のマッサージではなく、継続的なメンテナンスこそが重要なのです。

肩こりはただリラクゼーション的にもんでも良くなるものではありません。高度な頸椎の調整から、脊椎・肩甲骨と肩周辺の関節の動きを最大限まで高め、自然に良い姿勢が取れるようなメンテナンスが本当の意味での肩こり改善になると思います。

主婦の一日は本当に忙しく、自分の時間を作ることも大変です。しかし、体の不調を放置していては、家族のためにも良くありません。頚椎症・頚椎椎間板ヘルニアになってからでは回復に時間がかかるため、早めのケアが重要です。

私の整体には、主婦手の初期症状で来院される方も多くいらっしゃいます。これも手の使いすぎが原因の一つですが、肩こりと連動して起こることが多い症状です。総合的な体のケアを通じて、主婦の皆さんが健康で充実した毎日を送れるよう、サポートしていきたいと考えています。

肩こりを放置していると、頸椎椎間板ヘルニアなど重症化のリスクが・・・

肩の痛みで辛そうな表情の主婦のイラスト。髪をお団子にまとめ、薄い緑色のワンピースを着用し、肩を抱えるようにして痛みを表現している。背景は水彩風の淡い青緑色で、肩こりの痛みに悩む主婦の心境を表現した優しいタッチのイラスト。

肩こり・首こりを放置していくと、頭痛や吐き気、肩の痛み、腕や手のしびれ、このような症状も併発する方が非常に多いです。
これはかなり危険で、首の方の神経の圧迫が強まり、徐々に痺れまで進行してしまうと、そこから後は手の握力が減少し、最終的には頸椎椎間板ヘルニアの手術を余儀なくされる可能性もあります。

若い時は、単なる肩こりで一般的なマッサージやエステのようなオイルマッサージ程度で、血流が促進されれば一時的に楽になるかもしれません。
ただし、それはその場限りの対応です。

本当に首や肩が痛くなってくる、ひどい肩こりになると、専門的な整体の技術でないと機能を回復することがまずできません。
表面だけの皮膚や筋膜リリースなどは、深部の関節に及ぼす影響は残念ながらないと考えた方が良いでしょう。
今の時代は、ただSNSを眺めて見るだけでは、真実の情報にはたどり着けません。

YouTubeを見たり、自分からネット検索をしたり、AIで病状やその悪化するとどのようなリスクがあるのかということも十分調べることができます。

そしてその最悪の状態を知ることで、逆算して今やらなければいけないこと、何にお金をかけるべきかということを理解し、早期対応することで、手術や仕事が将来できなくなるようなリスクを極力減らすことができ、結果的に経済的にも恩恵を受けることができます。

そのためにも、肩こりがどのようなリスクがあるのかということをまず知っていただかないと、ただマッサージを自分でしてその場だけちょっと楽になれば良いという範囲で考えてしまいがちです。
私のところに来ている70代のバリバリキャリアウーマンの女性がおっしゃっていました。
「私の年齢になると、みんな体がどこか調子悪くなって、私のように仕事ができなくなるのよね。私は先生のところに長年来ているから、70になってもこのように働けるので、助かってるわ」とこのようにおっしゃっていただけます。

50歳、60歳で様々な関節痛に悩まされて、仕事を辞めてしまう働きたい女性が意外にも多いようです。
このようなケースというのは、40代、50代の方でもまだ気づかれていない方がほとんどだと思います。

日本人の健康寿命の終わりが、女性の場合75歳位だとしたら、60代が終わりの始まりです。しかし超高齢化の時代になり、人間の体が50年が限界という体のプログラムだとしたら、その後は自力で体をメンテナンスするしかありません。
それが私がお勧めする整体とトレーニングを皆さんができる範囲で、早くから体をメンテナンスするということです。

まとめ

あなたは毎日、家族のために一生懸命頑張っている素晴らしい女性です。朝から晩まで料理に洗濯、掃除、そして愛する子どもたちの世話。その優しい手は、家族の笑顔を作り続けています。
でも、ちょっと立ち止まって考えてみてください。肩がパンパンに張って、首も痛くありませんか?「主婦だから我慢するのが当たり前」なんて思わないで。あなたの体は、家族の幸せを支える大切な宝物なんです。

肩こりは放っておくと、頭痛や手のしびれ、最悪の場合は手術が必要になることも。そんなリスクを背負いながら家事を続けるなんて、家族も望んでいないはず。

美容にお金をかけるより、まずは体のメンテナンスを。整体で姿勢が良くなれば、自然と美しく見えるし、体も軽やか。毎日のちょっとしたストレッチと、定期的な体のケアで、あなたはもっと輝けます。

70歳になっても元気に働いている女性の秘訣は、早めの体のメンテナンス。あなたの人生はまだまだこれから。健康で美しい毎日を手に入れて、家族みんなでもっと幸せになりましょう。

主婦の肩こり知識診断テスト - ねもと整体&ストレッチスタジオ

主婦の肩こり知識診断テスト

あなたの主婦の肩こりに関する知識レベルをチェックします。正しい理解で効果的な肩こり改善と健康維持を目指しましょう。

Q1主婦の肩こりの主な原因

主婦の肩こりの最も大きな原因は何ですか?

Q2肩こり改善の基本原則

肩こり改善の最も重要なポイントは?

Q3効果的なストレッチ方法

立ち仕事が多い主婦におすすめのエクササイズは?

Q4床掃除が多い場合の対策

床掃除や雑巾がけが多い主婦に必要な動作は?

Q5継続可能なケア方法

忙しい主婦でも続けやすいストレッチの特徴は?

Q6放置することのリスク

肩こりを放置すると最終的にどのようなリスクがありますか?

Q7体のメンテナンスの重要性

主婦の体のメンテナンスについて正しい考え方は?

Q840代以降の変化

40代の主婦の肩こりについて正しいのは?

登戸ねもと整体&ストレッチスタジオの「当院のご症状・お悩みメニューまとめ」と「お困り別コラムまとめ」は下記になります。腰痛(坐骨神経痛・ぎっくり腰・分離症・すべり症・腰椎椎間板ヘルニア)肩こり(頚椎症・頚椎椎間板ヘルニア・巻き肩・ストレートネック)膝痛・腱鞘炎など症状・お悩みの個別ページに飛ぶことができます。

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