筋膜リリースよりストレッチを優先してください

川崎市向ヶ丘遊園・登戸のねもと整体です。
お正月は、鎌倉に初詣に行ってきました。例年よりもコロナの為、並ばずに鶴岡八幡宮に参拝できしました。
健康維持と仕事発展を2021年も祈願してきました。
現在、日本も健康と経済の問題でどっちを優先するか?議論されていると思います。
さて、今日は整体のテーマで筋膜リリースについて書いてみたいと思います。
筋膜とは?筋肉を包み込んでいる表面の膜をいいます。
この筋膜は全身をサランラップのように包んでおり、最近は割とトレンドになっています。
もちろん、ねもと整体でも開業した10年以上前から筋膜リリースを導入しています。
一方で、筋膜の重要性も分かりますが、それよりも優先してほしいのが下肢の筋肉の拘縮です。
私の整体院では、毎日ようにぎっくり腰の方がご来院されています。

私の整体院では、毎日ようにぎっくり腰の方がご来院されています。
医療機関では、腰痛というと当然ながら、腰しか見てもらえません。
腰痛の方は分かると思いますが、ぎっくり腰でもレントゲンで診断されるのは、骨が骨折しているか?などを診られているのだと思います。
ぎっくり腰や寝違えは筋膜の損傷ですが、MRIや顕微鏡で見ないとわからないので、町の整形外科でもそこまでは分からないと思います。


ねもと整体でいつも検査するのは、『前屈して指が床につかない』『踵をつけてしゃがめない』『20°のストレッチングボードに真っすぐに立てない』
そのような方が、筋膜の損傷(ぎっくり腰・寝違え・慢性的な首や腰の痛み)などを繰り返しています。

筋膜フォームローラーでコロコロと動かすだけではすぐに戻る
筋膜より下肢の柔軟性を回復した方を優先した方がいい理由は、とにかく表面の筋膜はリリースをしても、すぐに戻るからです。
フォームローラー、筋膜リリース、 グリッドフォームローラー 、ヨガポールなどどれでも同じですが、流行りだからという理由で行っている方は、柔軟性が向上しているか?比較してみてください。

前屈・開脚・しゃがむ動作など改善していなければ、筋膜リリースも効果が低い可能性が高いです。
もちろんやらないよりはいいのですが、動画のようにあらゆる方向に動かす。
動かすことで筋肉の拘縮だけでなく、関節の動きも油を挿すことにつながります
筋膜リリースは実は簡単 誰でもできる!

筋膜リリースがしばらく前に流行り、最新の施術方法のようにもてはやされていましたが、昔から按摩にある揉捏というテクニックになります。
技術的にも素人の人でもすぐに真似ができるようなマッサージよりもストレッチよりも簡単なのが筋膜リリースです。
ここまで言うとそんな簡単なものではない!とお叱りを受けそうですが、実際に筋肉の走行に対して横に直角に切るようにマッサージするのが筋膜リリースです。
筋肉をマッサージするのは指圧のマッサージ師の仕事ですが、筋膜は筋肉の正確な位置や機能解剖などの専門的な知識がなくてもただ単に横にグリグリして切っていけば筋膜は伸びるので十分用を足しています。
ただ筋膜リリースは一見可動域も広がったり、素晴らしいテクニックのように見えますが、すぐに戻ってしまうという傾向があります。
ですから私のタイトルのように筋膜リリースよりも筋トレとストレッチの方が本質的に習慣化していただきたいケア方法と言えると思います。
肥満の人は筋膜リリースを受けるといい理由
肥満の人は筋膜リリースが人気。 これは特に体脂肪が多い女性は皮膚が引っ張られるので皮膚や筋膜をストレッチされると体が楽という方が多いです。
実際に私の友人が整体院でこの筋膜リリースをオプションに変えたところ、 お試し体験して実際にリピートしてくれるのはほとんどが 女性だということです。
女性は体脂肪が多く 筋膜リリースやオイルマッサージが好きですよね?
このような理由から背中にエステなどで使う カップリングも同様に 表面の皮膚及び筋膜のストレッチということになります。
ですから 体脂肪が多い方は確かに 筋膜リリースを行うと楽 なのですが前述の通りに どうしても時間が経つと戻ってしまうので体の調整としては そこまで重宝するものではないと私は考えています。
あくまでも 補助的なコンディショニング テクニックの一つだとお伝えしておきます。
腰痛肩こりケア体操は硬い人にも対応できます。
運動療法が本来の体の機能を戻すのに重要だということがわかると思います。もし腰痛や肩こり、背中の痛みなど慢性的な辛さで悩んでる方は下記のストレッチの動画をご覧いただいて励行してください。
このやり方は従来のストレッチと比べて少し筋トレ的な要素が入っているリハビリテーションです。実際に私が20年間現場で指導してきてとても効果があり、しかも時短で成果が上がる方法です。
難しく考えないでまず動画を見て1週間真似してみてください。
そのうち動画を見ないでラジオ体操のようにできるはずです。
ストレッチは筋肉がなかなか硬い人には効果がないのですが、このリハビリテーションは硬い人用に作られており、少しずつ可動域が広がることでしょう。
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