頭がスッキリしない3つの原因 頭の重さの真相を探して - 93歳まで安心な整体院の秘密
登戸 ねもと整体&ストレッチ スタジオの根本です。
「頭が重くて集中できない…」
30代のOLの山田さんは、長年悩んでいた頭の重さと頭痛に困り果てていました。整形外科でストレートネックと言われても改善せず、市販の頭痛薬を飲む日々。ある日、友人の紹介で登戸のねもと整体&ストレッチスタジオを訪れました。
「最初は正直、他の整体と同じかなと思っていたんです。でも、施術を受けてびっくり。首を強く押されることもなく、むしろ皮膚を優しく引くような不思議な感覚でした。終わった後、まるで頭の重りが取れたように軽くなって…」
実は、この施術には20年の研鑽を重ねた特別な技術が隠されていました。93歳の方まで安心して受けられる秘密、それは従来の整体とは全く異なるアプローチにありました。
こちらの記事では、首や肩の緊張から頭がスッキリしないといった症状の方が多いと思いますので、整体院でどのような取り組みをしているのか、原因と整体での対応についてご紹介していきたいと思います。
一般的には「頭がスッキリしない!」「頭痛がする!」そのような時は自分で首を回したり、頭痛薬を飲んだりしているのではないでしょうか?
そのような一時的な対処では頭の症状は改善されないと思いますし、将来、頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアなどの重症な症状につながることもあるのでおすすめしません。
また、これらの症状で多く行われているのが整形外科などの受診です。診断した際に「ストレートネックが原因ですね」と言われる方が非常に多いです。
ただ、レントゲンをとってストレートネックと言われても、猫背ですねと言われているのと同じくらい多くの方が指摘されていることなので、現実的な対応はほとんど行われていないと聞きます。
まず、頭痛が起きやすい方は首の関節の脊椎の穴が狭い方が多いと言われています。これは先天的な部分になってくるので、中学生くらいから頭が重い、頭痛があるという方は早いうちからこのような症状が出ます。もちろん脊椎の穴を広げることは手術以外にできないので、頭がスッキリしないという方の一定数の方はこのパターンだと思います。
首の屈曲制限の解剖学的メカニズム
もう1つ多く考えられるのは、首が前に屈曲しない方が症状がひどくなっています。
頭を支える首ですが、頸椎の動きが悪くなると首の後ろ側が緊張し、筋肉だけでなく靭帯や血管神経などの関節周囲の膜も硬くなります。
そしてその結果、後頭部から側頭部にかけて頭がスッキリしないような症状になります。
よくこの頭がスッキリしない症状に対して「何か自分でできるストレッチはないですか?」と聞かれますが、軽度の方は首を前に屈曲するストレッチを行うといいと思います。
また、逆の首を後ろにする伸展は絶対にやらないでください。
多くの首が原因で頭がスッキリしない方は前に行かない方がほとんどですので、後ろにそらしすぎるとかえって痛みが増長されてしまうことになりかねません。
実際にヨガで首を反る伸展動作というのが多く含まれており、ヨガスタジオや自宅でのストレッチで却って首が痛くなるという方も後を絶ちません。
上位頸椎の秘密|なぜ首が前に曲がらないのか?50%の可動性を担うC1・C2の重要性
首が前に曲がらない屈曲制限は複数の解剖学的な要因があります。まず頭蓋骨の後ろ(後頭部)と上位頸椎(特にC1、C2)をつなぐ靭帯が拘縮していることです。
これは解剖学的に頭の骨とC1番の頸椎が50%の可動性を占めており、一度この上部頸椎が動かなくなると自分では回復が難しいというメカニズムがあります。
この点が、ストレッチで専門家でない人が考えた時に首の後頭下筋群の過緊張をストレッチやマッサージで良くなると考えてしまう根本的な誤りです。
関節の調整は熟練した整体の先生でないとほとんど動きを調整することはできません。
長期的な前屈制限は上位頸椎のアライメント(位置関係)にも影響を与えます。これにより脳脊髄液の循環が妨げられ、頭痛やめまいなどの症状を引き起こすことがあります。
逆に、この上位頸椎のみを調整するカイロプラクティックも昔からあるほど上部頸椎の調整というのは至難の技で、精密な調整ができる人はかなり少ないでしょう。
ちなみに当院では開業以来、頭や首の辛さを訴えていない方にも全てこの上部頸椎を調整しています。
首の屈曲制限と神経の圧迫|頭痛の原因を探る
頭と首の関係には、非常に精密な解剖学的メカニズムが関わっています。特に重要なのが上位頸椎、つまりC1(環椎)とC2(軸椎)の働きです。これらは、頭の動きの回旋の約50%を担う重要な部分です。
C1(環椎)とC2(軸椎)は、可動範囲に個人差があり、動かなくなってしまうと、自分ではほとんど調整ができません。
気をつけなければいけない点として、頸椎のヘルニアの好発部位は以下の2箇所です。
最も多い好発部位:
C5/C6(第5-6頸椎間)
頸椎の可動性が最も大きい領域
神経根症状:C6神経根症状(上腕外側から前腕外側のしびれ、上腕二頭筋の筋力低下)
C6/C7(第6-7頸椎間)
頭部の重さを支える負担が集中
これを見ると頸椎の下部は動きすぎてしまうところということが分かります。
つまり、首や頭のスッキリしない症状の方が自分で首を回してしまうと、この可動域が最も起きやすいC5とC6を過剰に動かして、逆に悪化させてしまう傾向があります。
解剖学的特徴を理解することで、安全で予防的なアプローチや適切な整体院の方針の選択が可能となります。
2024年12月に世界的にニュースになりましたが、タイでタイ式マッサージを受けた女性歌手が死亡した事故がありました。
首をボキボキと鳴らす施術が影響した可能性があるとしていますが、1週間後にアジアの伝統マッサージ店で同じような事故が起こり、ニュースになりました。首を急に捻る施術で、主にそのような事故が増えています。
従来の整体と当院との首の施術方法の違い
従来の整体マッサージの首の矯正と違って、当院では頸椎の調整の安全な方法が確立しています。それは力に頼らないで骨をコンタクトしながら皮膚をコントロールする技術があるからです。
当院の施術は押すという概念がありません。「押すときは引け!」と師匠から常々言われています。
私は20年間ほぼ毎月、整体のセミナーにて技術指導を受けており、現在は毎月高額の完全パーソナル指導を施術歴49年の先生から受けています。
未だに技術を実際に受けていただいて修正していただいています。
この個人の施術指導を受けている先生は、同協会でも少なく、20年間これを行っている先生は全国的に数人しかいません。
先に書いたように皮膚を押すのではなく引くことで、実際に安全に骨を調整することができます。一般の整体・マッサージでは首を押しているのではないでしょうか?
皮膚を引くことで中に響く施術が可能になってきますが、これを取得するのに私は20年かかっています。
押すと動かしすぎてしまうので、皮膚を引くことで中に響く調整ができると思います。
ねもと整体では現在93歳の高齢者まで施術を受けられています。頸椎に関しても全く同じ調整ができているので、年齢によって力を変えることもなく強すぎず弱すぎず、全ての方に適正な圧をかけることが可能になっています。
これを自分の感覚で行うことは難しいです。また患者さんに教えてもらうわけにもいきません。全て超一流の先生に施術を受けていただいてその場で修正していただき、PDCAサイクルを常に回しているということです。
首の動きが良くなり、首や頭の重さの不調がスッキリ
カイロプラクティックで上部頸椎は昔から最重要な矯正として位置付けられています。
それは、上部頸椎(環椎と軸椎)は、頭蓋骨と脊椎をつなぐ重要な部位です。解剖学的重要性として環椎(第1頸椎)と軸椎(第2頸椎)は、頭部の回旋運動の約50%と半分の動きを占めているからです。
そして上部頸椎は脳幹に近接しており、自律神経系の中枢をコントロールしているところです。
頸椎には椎骨動脈が通過し、強い矯正はリスクが伴いますが、ねもと整体&ストレッチスタジオでは、骨を掴む関節を極める技術があるので、高齢者や手のしびれがある方まで、対応してきています。
このように首の痛みや肩こりから頭が重い、頭痛の悩みなど根底にある上部頸椎の調整を今でも進化し続けています。
機械ではなくあくまでも手の感覚で調整していく必要があるこの上部頸椎の調整で、頭痛やめまいの改善、首の痛みや肩こりの緩和、自律神経系の安定化、睡眠の質の向上にも効果が大きいです。
ただし、安全に頸椎の調整を受けるには、熟練した施術者による適度な力で繊細な調整が必要です。
首も、むち打ち、頸椎椎間板ヘルニアなどの特定の疾患や怪我がある場合もあり、我々施術者も常に技術を向上させていく必要性を感じています。
まとめ:あなたの「頭スッキリ革命」のために
「頭が重い」「首が痛い」という悩みを抱えている方へ。
実は、これらの症状の多くは上部頸椎にカギがあります。でも安心してください!頭を思いっきり回したり、首をボキボキ鳴らしたりする必要はないんです。
むしろ、そっと「引く」という、まるで猫が子猫を運ぶような繊細なテクニックで、頭と首の関係を整えていきます。当院では、この技術を極めるために20年もの歳月をかけてきました。(そう、人間で言えば成人するくらいの時間です!)
ポイントは3つ!
首の前屈制限にそっと寄り添う(後ろに反らすのは禁物です!)
上部頸椎(C1・C2)を丁寧に調整(ここが全体の50%の動きを担う大切な場所)
押すのではなく、引くテクニック(93歳の方も安心の秘伝の技です)
「え?そんな優しい施術で効果あるの?」と思われるかもしれません。
でも、実は猫も虎も同じ猫科の動物。力任せな虎のような施術より、繊細な猫のような技術の方が、体に優しく効果的なんです。
当院では、これからも技術の研鑽を重ね、皆様の「頭スッキリ」をサポートし続けていきます。頭痛薬に頼る日々から卒業して、自然な形で体を整えていきましょう。
最後に一言。
「押すときは引け!」という師匠の言葉。
この一見矛盾した言葉の中に、安全で効果的な施術の神髄が隠されているのかもしれません。
皆様の「頭スッキリ」な毎日のために、ねもと整体&ストレッチスタジオは、これからも進化し続けていきます。
有限会社ディーエスシーエス 代表取締役根本大
ねもと整体&ストレッチスタジオ院長根本大。
・米国NSCA‐CSCS(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)
・健康運動指導士