妊婦の8割が経験する腰痛 - 整体師が原因と対策を徹底解説は?

妊婦の8割が経験する腰痛 - 整体師が原因と対策を徹底解説は?

つらい腰痛、あなたは一人じゃありません - データで見る妊婦腰痛ケアの重要性

妊婦の8割が経験する腰痛  痛くて横になっている

妊娠中の腰痛に悩まれていませんか?日本産科婦人科学会の調査によると、実に8割の妊婦さんが腰痛を経験するといわれています。これは決して特別な症状ではなく、むしろ妊娠中の一般的な体の変化なのです。
当院では、妊婦さんの腰痛に関する豊富な施術経験から、その原因と対策について詳しくお伝えしています。体重増加による負担、重心の変化、ホルモンバランスの変動など、妊娠中の腰痛には様々な要因が絡み合っています。

このコラムでは、妊婦さんの腰痛の5つの主要因から、安全な対処法、医師に相談すべきケースまで、整体師の視点で徹底的に解説していきます。安心・安全な妊娠生活のために、ぜひ最後までお読みください。

妊婦さんの8割が腰痛を経験すると言われています。
妊婦さんの約8割が経験する腰痛。これは決して珍しい症状ではなく、むしろ妊娠中には一般的な体の変化だと言えます。
国内の研究データ:
日本産科婦人科学会の調査:妊娠中の女性の約50-80%が腰痛を経験
産婦人科診療ガイドラインによると:妊娠後期には約70%が腰痛を自覚といったデータがあります。

発症時期の分布:
妊娠初期(1-3ヶ月):約20%
妊娠中期(4-6ヶ月):約50%
妊娠後期(7-9ヶ月):約80%


つまり、出産までに8割の方が、なんだかの腰の痛みを抱えて、不安がある中での出産しなければいけないと言うことが推測されます。

症状の特徴
骨盤痛との合併:約45%
日常生活に支障:約30%
睡眠への影響:約40%


さらに腰痛との関連痛として、骨盤の近くの恥骨の痛み、睡眠の影響、痛みが日常生活にも影響し動けないので、体重の増加など様々な疾患の要因にもなります。

第1章:妊婦腰痛の主な原因 妊婦さんの腰痛の5つの要因についてお話しします。

妊婦さんの腰痛にも整体は効果的

1つ目は体重増加による腰への負担が大きいと思います。上記に紹介したデータを見ても、妊娠中期の4ヶ月から6ヶ月の50%に比べて妊娠後期の7ヶ月から9ヶ月の方が80%と後期になるにつれて体重も増加し、腰の負担が増えているのがわかります。

最近では当院にご来院されている妊婦さんに聞いても、医師の方から体重を増やしてもいいですよという指導が多いと聞きます。そのため理想は妊娠前の段階で体重をコントロールすることが最も大切です。過剰な体重増加にならないように注意も必要だと思います。

2つ目が重心の変化によるものです。妊婦さんの後期になるにつれ、腰が反っていく傾向になると思います。反り腰として腰の過伸展で腰痛の主な原因になっています。

3つ目は骨盤の緩みです。出産時には骨盤の下のほうの骨結合が緩み出産されます。そのため骨盤自体が不安定になるので、腰痛も起きやすくなると思われます。

4つ目はホルモンバランスの変化によるものです。妊婦さんの特性としてホルモンも崩れやすくなるので、腰痛が起きやすい要因になっています。

5つ目は、姿勢の悪化としてお腹が大きくなるにつれて、まっすぐ立つという姿勢の維持だけでもものすごく疲れやすくなります。腰痛が悪化する要因として、筋力低下も大きく挙げられていますが、妊婦さんは運動も強くできないので、筋力低下が起こりやすく、姿勢の悪化も目立ちます。

第2章:症状別の特徴と対策

妊婦さんは骨盤の痛み 恥骨結合の痛みもある

妊婦さんの腰痛の特徴で4つの痛みのポイントがあります。腰の張りと痛み、骨盤周りの痛み、坐骨神経痛、周りの痛みに大別されます。

この中で最も重症として捉えた方が良いのが坐骨神経痛です。足のほうに痛みや痺れが来るような坐骨神経痛は、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、分離症、すべり症などの変形から来るような腰痛と重複して起きている可能性があります。
一般的に20代でもMRIで見ると、半数の50%以上の方が腰にヘルニアがあるということがわかっています。
普段、痛みが出ていないだけで、腰のほうの関節が徐々に潰れてしまっているのです。

さらに、分離症やすべり症なども多く、スポーツをしていた人などは、特に分離症が多いのですが、痛みが出ていないので、意外に多いということがわかっています。
痛みの傾向として腰、骨盤、坐骨神経痛の足、恥骨結合の4つがありますが、対策としては下半身の柔軟性に余裕を持たせていくことが腰の負担を減らす1番の対策です。

太もも裏のハムストリングスとふくらはぎのアキレス腱のケア方法は下記にリンクとして紹介していますので、ぜひそちらのほうも参考にしてください。
このエクササイズは妊婦さんでもほとんどの方ができるはずです。
腰の負担も極めて少なく、足のリハビリテーションなので、妊娠後期の方でもできると思います。

第3章:注意が必要なケース

妊婦さん パーソナルトレーナーで改善できる

妊婦さんの腰痛で医師に相談するようなケースをご紹介します。
それは上記にも記載したような坐骨神経痛的な下肢の深刻な痛みやしびれがある状態です。
足の急激な脱力感や麻痺が起こるのは、かなり重症化している状態です。
また、歩行が困難になるほどのしびれがある場合は、以下のような重症化がさらに進行してしまうケースがあるので、早めの対応が必要です。

それは神経障害を伴う場合です。
足のほうに痛みやしびれがひどいと、膀胱や排便のコントロールが難しくなります。
麻痺になると手術が必要になりますが、下肢の感覚がなくなり、力が入りづらくなったり、しびれが持続的に続いている状態は、かなり症状が末期の状態に近いと判断してください。
また、動けないほどの痛みや安静にしても改善しない場合も注意が必要です。

妊婦さんが避けるべき腰痛ストレッチ・筋トレ

川崎市の多摩区での妊婦さん腰痛整体の事例紹介

【症例紹介】整体と軽い筋トレで改善 - 多摩区在住 T.S.K様の事例
多摩区にお住まいのT.S.K様(30代・妊娠6ヶ月)の腰痛改善事例をご紹介させていただきます。

来院のきっかけ
T.S.K様は妊娠5ヶ月頃から徐々に腰痛を感じ始め、立ち仕事が多い職場での勤務が辛くなってきたとのことでした。特に夕方になると腰痛が悪化し、帰宅後の家事にも支障が出始めていました。また、夜間の睡眠も取りづらく、今後の妊娠生活への不安を抱えての来院となりました。
初診時の状態
初回来院時の問診と検査で以下の症状が確認されました:
腰部から臀部にかけての強い張り
骨盤の歪みによる不安定さ
立ち上がり時の腰痛
階段昇降時の痛みの増強
夜間の寝返りの困難さ
施術プランの提案
安全な妊婦整体と、自宅でできる軽いストレッチを組み合わせた総合的なケアプランをご提案しました。
1ヶ月目の取り組み(週1回の整体施術)
骨盤周りの緊張緩和を目的とした優しい整体施術
自宅でできる安全なストレッチ指導
日常生活での姿勢改善のアドバイス
適切な休息の取り方指導
この時期は特に痛みの緩和と、ご自身でのケア方法の習得に重点を置きました。
2ヶ月目の経過(隔週での来院)
症状の改善が見られ、以下のメニューを追加:
腰回りの軽い筋力トレーニング
日常生活での動作指導の細かな修正
睡眠時の適切な姿勢指導
出産に向けての体づくりアドバイス
改善結果
2ヶ月間の施術と自己ケアの継続により:
立ち仕事後の腰痛が大幅に軽減
夜間の睡眠の質が改善
日常生活での動作がスムーズに
家事の継続が可能に
出産への不安が軽減

T.S.K様からのお声
「最初は出産までこの痛みが続くのかと不安でしたが、整体で体のケアをしながら、自分でもできる運動を教えていただき、毎日続けています。体が軽くなり、夜もぐっすり眠れるようになりました。仕事も続けられそうで本当に安心です」
まとめ
このように、適切な整体施術と自己ケアの組み合わせで、妊婦さんの腰痛は必ず改善の可能性があります。当院では、妊婦さん一人一人の状態に合わせた、安全で効果的な施術プランをご提案しております。

おなかの赤ちゃんと一緒に成長する腰痛!? 〜整体師が本音で語る妊婦さんの腰痛対策〜

妊婦さんの腰痛は痛くなる前が大事

皆さん、こんにちは!妊婦さんの腰痛と日々向き合う整体師です。今日は、妊婦さんの約8割が経験する「腰痛あるある」について、ちょっと笑いを交えながらお話ししていきましょう。
妊婦さんの腰痛、実はみんな同じ悩みを抱えているんです!

その1:突然やってくる「おっと危険!」な重心変化
お腹の赤ちゃんが大きくなるにつれて、まるでバランスボールを抱えているような状態に。「今日は大丈夫かな?」と思った矢先に、どっこいしょ!と腰に来ちゃうんです。これ、まるで赤ちゃんからの「ママ、気を抜かないでね♪」というメッセージかもしれませんね。
その2:謎の骨盤ゆるゆる現象
妊娠中のホルモンの影響で、骨盤がまるでゴムのように緩んでくる不思議な体験。これって、赤ちゃんが「出産の準備、バッチリだよ!」と教えてくれているサインなんです。でも、腰には「ちょっと待って〜!」という悲鳴が…。
その3:疲れ知らずだった体が、突然の変化
以前は3時間立ち仕事なんて余裕だったのに、今や30分で「休憩〜!」なんて声が出てきちゃいます。これは、赤ちゃんが「ママ、たまには休もうよ」と優しく教えてくれているんですよ。
でも大丈夫!対策はバッチリあります
1. 腰痛予防の新常識
無理なダイエットはNG!赤ちゃんと一緒に"ちょうどいい"体重を目指しましょう
反り腰は卒業!「おなかキュッ、お尻ギュッ」が合言葉です
急な動きは控えめに。まるでスローモーションのように、優雅に動きましょう
2. お家でできる簡単ケア
寝る前5分のストレッチで、明日の自分に感謝されること間違いなし!
家事の合間のちょっとした運動が、実は大きな味方に
クッションを味方につけて、快適な姿勢をキープ
3. 要注意!こんな時は要相談
足のしびれや激痛が出たら、これは赤ちゃんからの「病院行こう!」のサイン。我慢は禁物です。

最後に一言
妊婦さんの腰痛、辛いけれど実は「おめでたい悲鳴」なんです。でも放っておくと大変なことに…。だからこそ、早めの対策と適切なケアで、赤ちゃんと一緒に快適な妊婦生活を送りましょう!
腰痛に悩む妊婦さんへ贈る言葉:
「その痛み、みんな経験してます!でも大丈夫、必ず良くなりますよ。赤ちゃんと一緒に乗り越えていきましょう!」
お近くの整体院で、ぜひ相談してみてくださいね。きっと、あなたに合ったケア方法が見つかるはずです!
人生で最も幸せな時期に、腰痛なんかに邪魔されないよう、私たち整体師も全力でサポートさせていただきます!