首の過剰な反り過ぎで痛める方が続出
向ヶ丘遊園ねもと整体&ストレッチスタジオ院長根本大です。
毎日、首の痛みや違和感がある方がご来院されています。
その中で、ご自身で首のストレッチを行い、痛めたという方もいらっしゃいます。
今日は、首を後ろに反る動作だけはやめましょう!というテーマで書いてみたいと思います。
首を後ろに強く反ると首が痛くなる方が多いですね。
また、血管が圧迫されて、美容室でもめまいがして救急車を呼ばれたり、中にはお亡くなりになる方もいると聞きます。
それだけ、事故や痛める方が多いのに、何故か?首を反るストレッチをやってしまう方が多いと思います。
スポーツや交通事故などで首の筋肉や靭帯が損傷することもありますが、日常的な動きやエクササイズでも少しずつ負担を与えてしまっていると思います。
首に強い衝撃がかかった際に、筋肉や靭帯(じんたい)を損傷する「むちうち」。
首への衝撃で急に悪化する「むちうち」のような心当たりがない場合でも、同じように首に負担をかけて、少しずつ頚椎椎間板ヘルニアや頚椎症になる方も多いと感じます。
人間、少しずつ悪くなる方が、無防備になります。
首が痛くて、首を後ろに反るとさらに痛みが増強
首を後ろに反らして痛みが徐々に強くなっている方はかなり多いです。
酷いとネットで「首が痛いときのストレッチ」など調べて、ご自身に合うか?分からずに間違ったストレッチを行い、さらに首が痛くなるというケース。
例えば、ヨガのような首を後ろに反る運動。正常な首の状態なら、首を多少反っても問題がないケースもありますが、首が既に悪い方がこれをおこなうと途端に激痛で首が回らなくなったという方もご来院されてきています。
「ストレートネックのストレッチ」を調べると、首の周りの筋肉が固まっているから、首の筋肉をストレッチやマッサージすることで首の痛みが軽減するという情報も多いと思います。
この時に、自己流ストレッチで首を後ろに反って痛くなってしまった!というケースは多いと思います。
首を反るより、前と横にストレッチをした方がいい
とにかく、首を後ろに反る動作やストレッチには注意してください。
特に既に症状が強い方は悪くなる可能性もあるので、後ろには反らないようにしてください。
やるとしたら、画像のような方向へのストレッチです。
・前の屈曲
・斜め下の回旋+屈曲
・横の側屈
この3方向は、そこまでご症状が酷い症状ではない方なら、問題なくできると思います。
歪みを気にする必要はない!下肢の柔軟性が首への負担に影響してきます。
「体が歪んでいますか?」「足をよく組むので、骨盤が歪んで・・」
このような話は施術中によく言われます。
背骨や骨盤が簡単にズレたり、戻るなら、アスリートは脊髄損傷してしまいます。
側彎症のように背骨が曲がっている病気もありますが、それ以外なら全く気にする必要はありませんね。
側彎症でも痛みがなくなる方がほとんどです。
それには弾力がある関節への整体、筋肉や腱もできるだけ柔軟性を向上させることです。
首だけで考えるのではなく、柔軟性が低い方は、常に首の負担が強くなります。首が辛くても、首だけの簡単なストレッチで解決させようとするのは不可能だと思います。
前屈もできる!
踵を付けてしゃがめる!
首も前に曲げて胸骨につく!
そのような全身の柔軟性で苦手なところの可動域を改善することが肩こり体質の解消に必要です。
筋肉が入れ替わるに3ヶ月かかる!運動習慣も正しく3ヶ月
筋トレ・ストレッチは一見、簡単に始められますが、経験豊富な運動指導者のアドバイスを受けて行わないと効果が出ないので、ただ働きと同じ結果になります。
経験豊富なパーソナルトレーナーは各エリアにいるので、定期的に指導を受けて、PCDAを回していった方が効率がよく結果につながると思います。
ネットには無数の膨大の情報があり、溺れないように注意しましょう。
日本人でフィットネスジムに行っている人はたったの4%。公共の施設を含めても9%程度と言われています。
アメリカはジムの利用だけで20%。
日本では、9割の方はジムでトレーニングする時間がないので、自宅で短時間でトレーニングを行うプランが挫折しない一番の方法です。
私のところのパーソナルトレーニングでは、フィットネスクラブに行かない方でも、毎日10分エクササイズやトレーニングで、成果を上げています。
首や肩がつらい方は、首や肩のストレッチをすれば、よくなると考えると思います。
肩こり体質にならないようにするためには、首だけの問題ではなく、全身の柔軟性や支持性を高めることの方が大切なのです。
筋肉が入れ替わるのに3ヶ月かかります。
正しいストレッチ方法で、毎日10分でも継続すれば、首や肩こりの根本的な改善も夢ではありません。