タクシー運転手に教える酷い肩こり解消法

タクシー運転手に教える酷い肩こり解消法

はじめに:タクシー運転手に多い肩こりの実態

川崎市登戸・向ヶ丘遊園の「ねもと整体&ストレッチスタジオ」院長 根本大。20年の臨床経験を持つ関節ニュートラル整体の施術者。健康運動指導士・米国ストレングス&コンディショニングスペシャリスト。整体技術と運動指導の両面からのサポートしており、長年の経験をお伝えしています。

肩こりで悩んいるタクシー運転手

先日、川崎駅の方からご来院された男性は、タクシーの運転手で肩こりから頸椎椎間板ヘルニアと辛い症状でお見えになりました。
私が長年施術中に背中の異常な硬さで気になり、職業を確認したケースで、タクシーの運転手の方が多い印象があります。

タクシー運転手の肩こりが深刻化する理由
昼夜問わず常に上半身に緊張が強い職業病として、肩こりや背中の凝りの強い方が非常に多く、ひどいと頸椎椎間板ヘルニアや腰椎椎間板ヘルニアなど、脊椎全体にその負担がかかってきているのがわかります。
今回ご来院された男性は、川崎市内で運転をされているため、頻繁にお客さんを拾う一方で、休憩時間もなくほぼ背中に力を入れている生活を送られています。

タクシー運転手で背中が辛く猫背になっている

肩を揉むだけでは解決しない本当の原因

どの筋肉が硬いと肩こりになりやすいのか?

女性タクシードライバー 首こりで辛い

背中が辛い、首が辛いからといって、肩を揉んでも解決になりません。
ハムストリングスの硬さが背中の緊張を生む
これは意識している人がいないと思いますが、タクシーの運転手の方の背中を見て、次に私が見るのは太ももの後ろのハムストリングスの柔軟性です。

背中が硬く、さらに前屈ができないような体が硬い方は座っているときにかなり姿勢の維持に余計な力を使ってしまいます。
そのため、私の整体院では必ず背中や肩の辛さを訴えても、半分以上は足の施術に注力します。
足が硬い方は整体でも簡単な施術を行うことはありません。

タクシー運転手は身体が硬い方が多い 前屈を見るとわかる!

川崎駅で肩こり女性タクシードライバーがストレッチ

タクシー運転手の方に前屈をしていただくと、その身体の硬さが一目瞭然です。多くの方が膝下まで手が届かず、中には太ももの中央までしか曲がらない方も。長時間の座位により背中から太ももの裏側まで筋肉が短縮し、全身の柔軟性が著しく低下しています。この硬さが肩こりや腰痛の根本原因となっているのです。

効果的な解決法①:下半身の柔軟性改善

効果的な解決法②:背中の筋力トレーニング

背中のトレーニングをしている女性

次に行っていただきたいのは、肩甲骨を寄せるようなラットプルダウンなどの背中の筋力トレーニングです。
なぜストレッチではなく筋トレなのか?
なぜストレッチではないのかというところも気になると思いますが、ストレッチは運動生理学的には半分の人しか効果がないということをわかっています。
下半身のストレッチでも言えることですが、筋の部分が硬い方はストレッチでは機能改善できないので、軽い収縮運動が必要です。
さらにできれば背中の筋肉も使えるようにしていくと、姿勢の維持が楽になります。

チューブトレーニングの具体的なやり方

登戸駅で肩こり女性タクシードライバーがチューブトレーニング

次に行っていただきたいのは、肩甲骨を寄せるようなラットプルダウンなどの背中の筋力トレーニングです。
なぜストレッチではなく筋トレなのか?
なぜストレッチではないのかというところも気になると思いますが、ストレッチは運動生理学的には半分の人しか効果がないということをわかっています。

下半身のストレッチでも言えることですが、筋の部分が硬い方はストレッチでは機能改善できないので、軽い収縮運動が必要です。
さらにできれば背中の筋肉も使えるようにしていくと、姿勢の維持が楽になります。

チューブトレーニングの具体的なやり方

背中のトレーニングに関しては、運転手の方はチューブを使って、休憩時間にストレッチのようにドアノブなどにチューブを引っ掛けて軽いエクササイズを行っていただくと、背中の血流が良くなるのがわかると思います。
これが単なるストレッチには効果がない筋肉の粘性を減らす動的ストレッチにもなります。

実際の改善事例:5回の通院で劇的改善

登戸の整体院で肩こり女性タクシードライバーが笑顔に

ご来院された川崎のタクシー運転手の方は5回ほどの集中した通院で肩こりがかなり楽になったとおっしゃっていました。
睡眠の質向上も重要なポイント

背中が硬い、首が回らない方が悩んでしまうのは、寝ている時も体が休まらないということです。
特にタクシー運転手は、睡眠が十分取れていない人も多いので、休めるときには軽い運動習慣でリカバリーできるような流れを作っていくと、体調管理に役立ちます。

おすすめのチューブ選びのコツ

運転手の方に有効なチューブトレーニングの利点をご説明します:
主な利点
場所を選ばない手軽さ 軽量でコンパクトなため、自宅・職場・車内など場所を問わずトレーニングできます。タクシー運転手さんなら休憩時間に車内でも使用可能ですし、車外に出て外の空気を吸いながら体を動かすにもいいトレーニングです。
負荷調整が簡単 チューブの伸ばし方や握る位置を変えるだけで、軽い負荷から強い負荷まで自由に調整できます。体力や症状に合わせた個別対応が可能です。運転手の方は腰痛の方も多いのですが、腰の負担をかけずにトレーニングすることも可能です。
関節に優しい ウェイトトレーニングと違い、チューブは伸びるほど負荷が増すため、関節への急激な負担がありません。中高年の方や痛みのある方にも安全です。つまり誰でもすぐに始められて関節を痛めるリスクが低いのが特徴です。
多方向の動きが可能 あらゆる角度からの負荷をかけられるため、日常動作に近い実用的な筋力強化ができます。特に肩甲骨周りの細かい筋肉にも効果的です。マシントレーニングでは鍛えづらいインナーマッスルでも有効なトレーニングが可能です。
コストパフォーマンス 1本数百円から数千円で購入でき、ジム通いと比べて圧倒的に経済的。長期間使用できるため投資効果も高いです。
タクシー運転手さんには特におすすめ
運転で固まった筋肉をピンポイントでほぐし、座位でもできるエクササイズが豊富です。継続しやすさが最大のメリットですね。
タイムパフォーマンス ジムのように着替えや待ち時間もなく、テレビを見ながらでも筋トレができます。時短トレーニングが可能です。

肩こり解消にいいチューブの選び方

初心者は軽負荷から始める。布タイプが丈夫で便利です。色で負荷が変わります。

先ほど紹介したチューブを使った背中のトレーニングはネットでも数千円程度で購入できる便利な道具です。
できればチューブの表面が布で覆われたものが切れづらく長持ちするのでお勧めです。
チューブの利点は危険性がないトレーニンググッズだということです。
ダンベルのように場所も取らず、タクシー運転手の方でも持ち歩いて、休憩時間などでも手軽に行うこともできます。
これがダンベルやバーベルなどでは無理ですよね。
まとめ:継続できる運動習慣で体調管理
筋力するためには、重い負荷で行わなくてもいいということです。むしろ低負荷高回数で行ったほうが血流も良くなると思います。

肩こり女性タクシードライバーにねもと整体&ストレッチスタジオが整体 旦那さんもチューブトレーニング