肩から首のこりが原因の頭痛を解消する方法

肩から首のこりが原因の頭痛を解消する方法

肩こり・首こりからくる頭痛の特徴

40代の日本人女性がキッチンで首のこりを感じ、手で首を押さえているイラスト。家事やデスクワークによる肩こりや緊張型頭痛の不調を表現し、整体やストレッチの重要性を示す内容。

川崎市多摩区のねもと整体&ストレッチスタジオ院長の根本大です。

デスクワーカーや主婦の方で頭痛にお悩みの方は多いと思います。しかし残念ながら、根本的に頭痛を改善しようと取り組んでいる方は意外にも少ないのではないでしょうか?

というのも、頭痛体質を改善するには肩こりや首こりの原因を解消しなければなりません。そして肩こり・首こりの根本原因はどこにあるのかというと、単に肩の筋肉が硬いというだけでは解決しないと私は考えています。

なぜかと言うと、私が長年整体院を運営してきて、肩に対して直接施術を行うだけでは根本的な改善が難しいと感じているからです。

特に頭痛を伴う肩こりの場合は、脊椎の調整で頸椎の動きを整えていくことが重要だと考えています。これは専門性の高いセラピストが長年技術を習得して初めて可能になる、繊細な手技による方法が必要となります。

そのため今回は、ご自身でできる肩こり・首こり体質を解消し、頭痛が起きにくい体づくりについてお話していきたいと思います。

肩から首にかけてのこりが原因で起こる頭痛は「緊張型頭痛」と呼ばれ、現代人に最も多い頭痛タイプです。デスクワークやスマートフォンの長時間使用により、首や肩の筋肉が緊張し、血流が悪くなることで頭痛を引き起こします。

後頭部から頭全体を締め付けるような痛みが特徴で、首を回すと痛みが増すことも。肩こりや首のこりを感じたら、早めの対策が重要です。

デスクワークで肩や首のこりから頭痛に悩む女性と、原因を説明する整体師。血流を促して緊張型頭痛を改善するアドバイスを伝えるイメージ。

改善する為には全身の筋肉を動かすことが大切

50代の日本人女性が公園をゆっくり歩くイラスト。肩や首のこりを改善するためにウォーキングを行い、血流を促進して頭痛を予防する様子。明るく爽やかな背景で健康的なライフスタイルを表現

私が経験的に重要だと考えるのは、頭痛が起きた際にどうにかしようとするのはかなり難しいということです。
それよりも、全身の筋肉を常に動かして血流のバランスを整え、首や肩に血流が不足しないよう体をこまめに動かすことが大切だと考えています。

どうしても頭痛が起きて動けない状態になると、「何かツボを押したり、ストレッチをすればいいのかな?」と考えられると思いますが、その時点ではストレッチをする気力も起きないのではないでしょうか?

大切なことは、生活の中のルーティンとして血流が悪くなったり、逆に偏ったりするアンバランスを作らないということです。
緊張型頭痛の場合、多くのケースでパソコンを長時間使用するデスクワーカーの方や、テレビを長時間見てしまう主婦の方から頭痛のお悩みをよく聞きます。

ここで重要なのは、筋肉の大半が脚に集中しているということです。65%は腰から下に筋肉が集中していると言われているので、約7割の筋肉を常に動かすことが重要であることがわかります。

しかしデスクワークの方やテレビを長く見ていると、座っている時間が長くなり、体を休めているのに肩こりが辛くなってしまう…
つまり逆の発想で、歩いたりスクワットをしたり、常に筋肉を動かすことで全身の血流のバランスが整い、頭痛が起きにくいコンディションを保つことができると考えています。

改善例:首の痛みから頭痛で悩まされていた30代主婦・伊藤さん(仮名)

頭痛に悩む30代の日本人女性が、家事の合間に疲れた表情でこめかみを押さえているイラスト。背景は明るい室内で、洗濯物や観葉植物が見える。ストレスや肩こりによる頭痛のイメージ

育児と家事に追われる30代主婦の伊藤さん(仮名)は、常に頭痛薬が手放せない状態が続き、思い切ってご来院されました。
長年、首の痛みと頭痛に悩まされ、市販の鎮痛剤を週に3〜4回服用する生活を送っていたそうです。「朝起きた時から首が重く、夕方には頭痛がひどくなる」という状態が続き、家事や育児にも支障が出ていました。

ねもと整体&ストレッチスタジオでの施術の流れは検査から施術・アフターフォローまで一貫してサポートいたします。
初回のカウンセリングで伊藤さんの姿勢分析を行ったところ、頸椎の可動域が正常な方の半分程度まで低下していることが確認されました。また、下半身の柔軟性の低下により、すぐに骨盤が後傾し猫背になってしまうことが判明しました。

施術では、まず脊椎調整により頸椎の動きを整え、骨盤矯正で姿勢の土台を安定させました。さらに、ご自宅でできる簡単な下肢のエクササイズを指導し、こまめに体を動かす習慣づくりをアドバイスしました。

改善の経過
週1回のペースで施術を継続し、4回目の施術後には「頭痛の頻度が週1回程度に減った」とのお声をいただきました。
2ヶ月後には鎮痛剤がほとんど不要になり、現在は月1回の整体メンテナンスで快適な日常生活を送られています。
「体を動かす習慣がつき、育児も楽になりました」と伊藤さん。根本改善には継続的なケアが大切です。

自宅でできる肩こり・首こりからくる頭痛 セルフケア

姿勢を良くするための背中筋トレ

ジムでラットプルダウンを行う日本人女性のイラスト。背中の筋肉を鍛えて姿勢を整えるトレーニングシーンを描写

肩甲骨を動かすというのは、体操のように動かすということではありません。私が考える肩甲骨のエクササイズは、筋肉を収縮させることが重要だと思っています。

軽くてもいいので筋肉を収縮させていくということが、背中の筋肉のアクティベーションを高め、効果的な姿勢改善につながります。
2キロぐらいのペットボトルを持って、胸を張って肘を曲げてみてください。肘を曲げ切ったところで止めていただくと、背中の方に刺激が入っているのが感じられると思います。

もちろんダンベルで行っていただいてもいいのですが、ダンベルがないご家庭の方も多いので、最初は2キロぐらいのペットボトルで行っていただくことをおすすめします。

またチューブを使って行うことも可能です。よくジムであるマシンで上からバーを引くラットプルダウンや、座った状態で同じように肘を曲げて背中に効かせるシーテッドロウという種目があります。
これに近いことを軽い負荷でご自宅でやっていただいても、肩こり・頭痛に効果があるエクササイズです。

ふくらはぎのカーフレイズ+10秒ストレッチ

日本人女性が明るい背景の中でつま先立ち運動(カーフレイズ)を行っているイラスト。足とふくらはぎの動きを強調し、バランスよく姿勢を整えている様子。ふくらはぎの筋トレや血行促進、姿勢改善の解説に最適な健康イメージ

下半身のエクササイズの中で、まずふくらはぎの軽い筋トレとして、カーフレイズという種目を行っていただきます。
できれば階段などの段差があるところで、回数は10回から20回ぐらいのかかと上げを行います。
なぜ段差があるところで行っていただくのかと言うと、可動域が床で行うのと段差で行うのとでは全く違うからです。

関節の動きを大きく動かすことで筋肉が収縮され、その後にアキレス腱がよく伸びるということが感じられると思います。
いきなりふくらはぎをストレッチしてもなかなか効果がないので、必ず少しでもいいので筋肉を動かしてから10秒ストレッチを行ってみてください。

脚の血流が悪くなるため、ふくらはぎのポンプ作用を働かせることで脳への血流が改善し、頭痛が予防できることも立証されています。

1/4程度しか曲げないクォータースクワット+10秒ストレッチ

女性が屋外でスクワット運動をして下半身を鍛えているイラスト。背景にはストレッチする女性の姿が描かれ、柔軟性と筋力アップを表現

最後に、同じように姿勢不良のネックになるのが、ももの後ろの筋肉のハムストリングスの拘縮です。
これもいきなりストレッチしてもなかなか硬い人は伸びないので、浅いスクワット、イメージとしては1/4程度しか曲げないクォータースクワットを行い、腿の後ろの筋肉を収縮させるという流れです。

10回程度でもこの場合は筋肉が収縮しますから、その後に腿の後ろの筋肉が伸びやすいので、無理のない範囲で伸ばしてみてください。
このハムストリングスの拘縮は、3ヶ月程度のリハビリが必要です。硬い方は焦らずに、毎日5分でもいいので歯を磨くように継続することをお勧めします。

当院の施術に対応を詳しく紹介します

本気で肩こり・首こりを改善したいなら、直接的に首や肩への施術もとても効果的です。しかし、この首の施術というのは実は技術力が要ります。

整体や整骨院、ストレッチトレーナーなど施術を行う方は多いと思いますが、頚椎の調整を精密に行える方は非常に少ないと言われています。

当院では20年間、長年この技術を磨き、来院される全ての方に必ず頸椎の調整を、うつ伏せ、仰向け、横向きの4方向から施術を必ず行っています

もちろん1回や2回で良くなるものではないのですが、継続的に頸椎を調整していくと「頭痛の回数が減った!」「首が良く回るようになり自然と肩こりも減った!」といったお声を多く頂いており、やはり整体も技術によって差があるため、悩んでいる方は是非とも徹底したリサーチを行い、この上部頚椎を調整できる施術者を探して定期的に受けることが肝要です。

当院では強く押すような施術ではなく、ピンポイントで関節の動きを細かい指の動きでスクリーニングし、動いていない関節の方向に素早く僅かな動きで調整していきます。

よくある質問! 肩から首のこりが原因の頭痛を解消する方法

Q1. 肩こり・首こりが原因の頭痛とはどんな頭痛ですか?

首や肩のこりからくる頭痛に悩む女性のイラストと、それを解説する整体師の写真。女性はデスクワーク疲れで首を押さえてつらそうな表情。整体師が原因や改善方法を指導する様子。ねもと整体による肩こり・頭痛改善のイメージ

A. 緊張型頭痛と呼ばれるもので、後頭部から頭全体を締め付けられるような痛みが特徴です。
デスクワークや長時間のスマホ使用で首・肩の筋肉が緊張し、血流が悪くなることで起こります。
頭痛と同時に肩や首の重だるさを感じる場合は、このタイプの可能性が高いです。

Q2. 自宅でできるセルフケアはありますか?

リラックスした表情で首と肩を軽く伸ばしている日本人女性。明るい室内で血流を促し、肩こりや首のこりを予防するストレッチをしている様子。健康的で穏やかな雰囲気のイラスト

A. 首や肩を温める、適度なストレッチ、正しい姿勢の維持が効果的です。

特に入浴で首・肩を温めると血流が改善します。また、30分に一度は立ち上がって首を回したり、肩を動かしたりすることで筋肉の緊張をほぐせます。ただし、痛みが強い時は無理なストレッチは避けてください。

Q3. 何回くらい施術を受ければ改善しますか?

施術回数について質問する日本人女性と整体師のカウンセリング場面のイラスト。明るい背景でリラックスした雰囲気の整体院相談シーン

A. 症状の程度や期間によって異なりますが、多くの場合、週1~2回のペースで4~8回程度の継続施術で改善が見られます。長年の慢性的な症状の場合は、より長期的なケアが必要です。

1~2回で完全に治るものではなく、定期的なメンテナンスが重要です。

Q4. マッサージと整体、どちらが効果的ですか?

ねもと整体の院長が首や肩の不調を説明し、女性がリラックスして整体施術を受けている様子。優しい光に包まれた整体院の雰囲気を表現

A. 表面的な筋肉の緊張をほぐすにはマッサージが有効ですが、根本的な改善には頸椎の調整を含む整体施術が効果的です。

特に上部頚椎の歪みが頭痛の原因となっている場合、精密な関節調整が必要です。ただし、技術力のある施術者を選ぶことが重要です。

Q5. 頭痛薬を飲み続けるのは良くないですか?

頭痛に悩む日本人女性がテーブルに座り、頭痛薬のボトルを見つめながら不安そうな表情をしているイラスト。明るい室内背景に観葉植物や花が飾られ、リラックスした雰囲気の中で頭痛や薬の使用に悩む様子を表現。頭痛薬の飲みすぎや慢性的な頭痛への注意を促すイメージ

A. 頭痛薬は一時的な対症療法であり、根本的な解決にはなりません。

また、頻繁な服用は「薬物乱用頭痛」を引き起こすリスクがあります。

肩こり・首こりを改善することで、薬が起きづらくなる可能性があります。頭痛薬のお悩みは薬剤師などの専門家とも相談し、徐々に減らしていけるといいと思います。

Q6. どんな時は病院を受診すべきですか?

「頭痛や肩こりに悩む女性のイラストと、ねもと整体の院長が指導する様子。病院でも原因がわからない不調に対して整体で改善を目指すイメージ

A. 突然の激しい頭痛、今までにない頭痛、吐き気や手足のしびれを伴う頭痛、徐々に悪化する頭痛の場合は、すぐに医療機関を受診してください。

くも膜下出血や脳腫瘍など重大な疾患の可能性があります。まずは病院で検査を受け、異常がない場合に整体などの施術を検討しましましょう

ご予約について

スマートフォンを見ながら笑顔で会話する女性たちのイラスト。明るい日差しの中でリラックスした雰囲気を表現し、整体後の心身の軽さや前向きな気持ちをイメージ

この記事をご覧いただいて当院にご興味がある方は、整体及びパーソナルトレーニングコースを是非お試しください。
どちらも初診の方は割引でお試しが可能です。

肩こり・頭痛が特にお辛い方は、整体の方を優先することをおすすめします。まず体を整えて症状を緩和させてからトレーニングの方が、効果を長持ちさせることができます。
整体は今の辛さを根本的に改善するのに適しています。

パーソナルトレーニングは予防という観点から考えると最適で、柔軟性が向上し筋力が増していくと姿勢の維持も楽になり、頭痛体質も改善することが夢ではありません。

是非、正しい体の使い方を一度体験していただければ、快適にお過ごしいただけると思います。

肩こり・首こりからくる頭痛理解度テスト - ねもと整体&ストレッチスタジオ

肩こり・首こりからくる頭痛理解度テスト

緊張型頭痛と肩こり・首こりの関係、正しい改善方法についての知識をチェックしてみましょう。6問のテストであなたの理解度を測定します。

0 / 6 問回答済み
1

肩こり・首こりが原因で起こる「緊張型頭痛」の特徴は?

2

頭痛予防のために最も重要なのは?

3

全身の筋肉のうち、腰から下に集中している筋肉の割合は?

4

セルフケアで背中の筋肉を鍛える時、最も重要なのは?

5

ふくらはぎのカーフレイズを段差で行う理由は?

6

頭痛薬を頻繁に服用することのリスクは?

登戸ねもと整体&ストレッチスタジオの「当院のご症状・お悩みメニューまとめ」と「お困り別コラムまとめ」は下記になります。腰痛(坐骨神経痛・ぎっくり腰・分離症・すべり症・腰椎椎間板ヘルニア)肩こり(頚椎症・頚椎椎間板ヘルニア・巻き肩・ストレートネック)膝痛・腱鞘炎など症状・お悩みの個別ページに飛ぶことができます。

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