手根管症候群でお悩みの方

手根管症候群でお悩みの方

PC作業による手首の痛み・しびれに、なりやすい人の特徴

川崎市多摩区登戸のねもと整体&ストレッチスタジオ院長の根本大です。

手根管症候群になりやすい人の特徴についてお答えします。以下のような方に多く見られます。

職業・作業環境による発症リスク
職業としては、デスクワーカーや手を酷使する職種の方が非常に多いのが特徴です。特にパソコンのキーボードを長時間使用する方や、手首を背屈した状態で長時間作業される方にリスクが高まります。
また、手を酷使する職業として、美容師、調理師、工場作業員、楽器演奏者の方などが過去に多くご来院されています。これらの職業では、反復動作や持続的な手首への負荷が主な発症要因となっています。

性別・年齢による発症傾向
女性は女性ホルモンの影響で腱鞘が腫れやすく、男性の3~5倍の発症率と言われています。特に40代から60代ぐらいの中高年女性に多く見られますが、20代の妊娠中の方や更年期女性も多いと報告されています。

妊娠期や更年期は、エストロゲンなどのホルモンバランスの変化により、腱鞘や滑膜の浮腫が生じやすく、これが手根管内圧の上昇につながると考えられています。

手根管症候群について - 動画内容整理

手の解剖学的構造と動きの理解
こちらの動画では手の痛み、特に手根管症候群について、映像でお伝えしていきたいと思います。
手の関節模型を皆さんが見ることはあまりないと思いますが、手には中指を中心として、このような細かい橈側・尺側運動(橈屈・尺屈運動)や、この背屈・掌屈といった前後の動きがあります。

一般的に手首の動きというのは、このような動きを皆さんもイメージできると思いますが、手の関節にはこれだけ小さな骨があって、この骨一個一個に動きがあるわけです。

ねもと整体でのアプローチ
ねもと整体では、この骨を一個一個つかんで遊びを作ることを行っています。それも例えば首が痛い方、腰が痛い方、膝が痛い方、すべての方に必ず、この手の関節まで一個一個動かしています。

キネマティックチェーンの重要性
特に手と肘と肩というのは連動して動きますよね。手をこうやって手首を動かしながら、肘も一緒に動いていくと、肘の関節まで関係しているわけです。ですから逆に言うと、肘の関節の調整もきちんとやらないと、手の方の痛みにも影響しているかなということです。
もっと言うと、肩の動きも連動していますよね。このような肩の捻りでも手首が動きますから。
スポーツなどをやっている方は、キネマティックチェーンと連動している動きの中で、どこが動いていないのかというところも観察して調整していく必要があります。

総合的なアプローチ
この全部の動きを毎回必ず調整しているので、こういった細かい調整も、手首のこの部分が痛いという方でも、その周りの動きを良くすることで、腰痛と同じように改善していくことができます。

現代のライフスタイルとの関連
特に手をよく使う方、最近ではパソコンのデスクワーカーの方は、もう一日中手を使いますよね。ですから手の方を、立って歩いているように常に負担がかかっているので、ケアをしていった方がいいと思います。

姿勢の重要性
あとはやはりその姿勢ですよね。パソコンをやる時の姿勢が、例えばこうやって猫背になっていたり、その体の角度で手首の負担も変わってきますよね。ですから結局、手が痛くても全身も調整していった方がいいという結論になります。

まとめ
もし手の方の痛みでお悩みの方がいらっしゃいましたら、ねもと整体の施術をぜひお試しください。

手根管症候群診断チェック - ねもと整体&ストレッチスタジオ

手根管症候群診断チェック

あなたの手首・指の症状を総合的にチェックします。5つのセクションで手根管症候群の可能性を3段階で診断いたします。

1主要症状チェック

2機能障害チェック

3悪化要因チェック

4リスク要因チェック

5特殊検査

📋 ファーレンテスト(Phalen Test)

両手の手の甲を合わせて、手首を90度曲げた状態で1分間保持してください。手根管症候群がある場合、しびれや痛みが増強します。
症状なし
症状あり

📋 ティネル徴候(Tinel Sign)

手首の手のひら側中央部分を軽く叩いてください。手根管症候群がある場合、指先にしびれや電気が走るような感覚があります。
症状なし
症状あり

身体的特徴による素因

手首と手の神経や腱の解剖図を背景に、指を立てて手首の痛みや腱鞘炎について説明する整体師の写真

同じような生活をしていても症状が出る方と出ない方がいらっしゃいます。これは個人の身体的特徴が大きく関与しています。
もともと体格が華奢で手首が細い方や、解剖学的に手根管が狭い方は発症しやすい傾向にあります。また、**関節可動域が過度に大きい方(関節弛緩症)**は、経験的にもこの症状が出やすいと感じています。

関節弛緩症の方は、手首の安定性が低く、日常動作でも手根管内の組織に不必要なストレスがかかりやすいため、注意深い観察と予防的なアプローチが必要です。

手首ってどんな構造?

腕や手の関節イラストと骨模型を持って説明する整体師の写真

手首は、腕の骨(前腕)と手のひらの骨をつなぐ関節です。実は手首は一つの関節ではなく、いくつかの小さな骨が組み合わさってできた複雑な関節なんです。
想像してみてください。手首は車のハンドルのような役割をしていて、手をいろいろな方向に動かすことができます。その中でも特に大切な4つの動きがあります。

手首の4つの基本動作
1. 底屈(そっくつ)- 手のひら側に曲げる動き
手首を手のひら側に曲げる動作
2. 背屈(はいくつ)- 手の甲側に反らす動き
手首を手の甲側に反らす動作
3. 橈屈(とうくつ)- 親指側に曲げる動き
手首を親指(橈骨)側に曲げる動作
4. 尺屈(しゃくくつ)- 小指側に曲げる動き
手首を小指(尺骨)側に曲げる動作

これに加えて

回内(かいない)- 手のひらを下に向ける動き
前腕を内側にひねって手のひらを下向きにする動作
回外(かいがい)- 手のひらを上に向ける動き
前腕の動きですが、手首周辺の動きとして含められることがあります。

回内と回外は、橈骨と尺骨という前腕の2本の骨がねじれることで起こる動きで、ドライバーを回す動作や、手のひらを返す動作などで使われます。

手と手首の神経や動きを示すカラフルな解剖学イラスト

当院の手根管症候群の対応

デスクワーク中に手の痛みに悩む高齢の日本人女性のイラスト

当院では手関節の骨を一つ一つ掴み動かす独自の技術があります。手関節は、機能的には、橈骨手根関節手根中央関節2つの主要関節が最も一般的です。

手首は私たちが思っているよりもずっと複雑な構造をしています。実は手関節周辺には合計15個もの骨があり、これらが巧妙に組み合わさって手首の複雑な動きを可能にしているのです。

手根管症候群に最も関係する動きは底屈(手首を手のひら側に曲げる動き)です。長時間のパソコン作業で手首が底屈位に固定されると、手根管内の圧力が高まり神経が圧迫されます。

この動きを骨を掴み、気持ちのいい範囲で弾力を回復させる独自のテクニックがあり、手の痛みがあるなしに関わらず、全ての患者様に施術をしております。

手の痛みに悩む高齢の日本人女性のイラスト

手関節への施術も全身の調整を行います。

なぜ?全身の整体の施術を受けた方がいいのか?

整体師に腕や手首を診てもらう日本人女性のイラスト

手根管症候群の施術でも、当院では全身の調整を行っております。施術時間は新規の方は40分・60分・90分、2回目以降の方は30分から90分まで10分刻みでご希望の時間をお選びいただいております。2回分の回数券をお求めいただくと1回あたりの価格が10~30%大幅で割安になる料金設定となっております。

詳しい内容は料金表をご確認ください。
当院では体全体のバランスを整えることを重視しております。特に手首だけといった局所的な調整は、体全体のバランスを損ねてしまう可能性があります。

常に全身的に体を整え、患部も精密に調整するという対応が、体にとって最も優しいメンテナンスだと考えております。

せっかく 整体をご検討でしたら 手根管症候群とそれに関係する 全ての関節の不具合も調整して中長期的に体が安定するように整えておくことをおすすめします

施術の頻度について

整体院の受付でスタッフに相談する女性のイラスト

手根管症候群においても、できれば7回続けて通われることをお勧めしています。
他の肩こり、腰痛などに比べて数回で改善する場合もあります。
また、他の部分にはあまり問題がなく、手首の部分と肘だけが辛いという方には、より短期集中的な対応をご提案いたします。その際は2〜3回受けていただくだけでも効果が期待できると思います。

当院では30分からの施術を行っているので、経済的にもご自身のペースで受けていただきやすいと思います。
どちらかと言うと、手根管症候群の場合は、施術頻度が多い方が効果を実感しやすいと考えております。

患部も限定されているため、30分を数回受けていただいて、その都度状況を詳しくお聞かせいただき、最適な施術プランをご提案させていただいております。

手根管症候群に関するよくあるQ&A

セルフケアの勧め

手首の腱鞘炎予防・改善のための親指付け根ストレッチ方法

最新の痛み研究に基づく治療アプローチ - なぜ「揉む」ではなく「押す」なのか
当院にご来院されているお客様によくお話しするのですが、痛いところを揉むということはあまり良くないとお伝えしています。

オックスフォード大学の研究が示す新事実
8年ほど前にオックスフォード大学で、痛みが長引いているところには血流が悪いのではなく、血流が良くなりすぎているということが分かっています。
揉むことで揉み返しになるマッサージなどがあると思いますが、それは好転反応ではなく、血流が良くなりすぎているところをさらにご自分で揉んでしまって痛みが強くなってしまうというケースです。

慢性痛に対する正しいアプローチ方法
では、どうしたらいいのかということをお伝えします。

長引く慢性痛は血流が良くなりすぎているので、逆に揉むのではなく押さなければいけないということです。
見た目には揉んでいるのか押しているのか分かりづらいですよね?
実はちょっとしたセルフケアのテクニックで押し方を覚えると痛みを軽減させることができます。

手根管症候群の再発防止法

 怪我をした日本の若い女性が、薄紫色の着物のような上着を着て、手首に白いサポーターまたは包帯を巻いています。優しいピンク色の背景に、正面から描かれたシンプルなイラスト

手根管症候群の再発を防ぐには、日常生活での手首への負担軽減が重要です。
作業環境の改善:キーボードやマウスの高さを調整し、手首が自然な位置になるよう設定。リストレストを活用しましょう。

定期的な休憩:長時間の作業では1時間に5-10分の休憩を取り、手首のストレッチを行います。

ストレッチ習慣:手首を上下左右にゆっくり動かし、特に手首の掌屈と背屈のストレッチ運動を日課にしましょう。

正しい姿勢:肩の力を抜き、肘は90度に保ち、手首を反らしすぎないよう注意。横から見たときにご自身の姿勢についても考えましょう。

夜間サポーター:就寝時の手首固定で症状悪化を防ぎます。

体重管理:肥満は神経圧迫のリスクを高めるため、適正体重の維持が大切です。症状が再発した場合は早期受診し、悪化前の治療開始が重要です。

登戸ねもと整体&ストレッチスタジオの「当院のご症状・お悩みメニューまとめ」と「お困り別コラムまとめ」は下記になります。腰痛(坐骨神経痛・ぎっくり腰・分離症・すべり症・腰椎椎間板ヘルニア)肩こり(頚椎症・頚椎椎間板ヘルニア・巻き肩・ストレートネック)膝痛・腱鞘炎など症状・お悩みの個別ページに飛ぶことができます。

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有限会社ディーエスシーエス 代表取締役根本大

ねもと整体&ストレッチスタジオ院長根本大。
・米国NSCA‐CSCS(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)
・健康運動指導士

向ヶ丘遊園・登戸のねもと整体&ストレッチスタジオ