サッカーやバスケットボールなど、走る・跳ぶ動作の多いスポーツをしている中学生に多い「かかとの痛み」は、シーバー病(踵骨骨端症)の可能性があります。アキレス腱からの牽引ストレスや着地の衝撃が繰り返しかかることで、かかとの成長軟骨に炎症が起こり痛みが生じる、成長期特有の症状です。
シーバー病は本来、数週間から1か月程度で自然に治まっていく症状ですが、痛みをごまかしながら練習を続けてしまうと、回復までの期間が倍近くに延びてしまうことも少なくありません。
早期の受診と、かかとに負担をかけずに心肺機能や筋力を維持できるトレーニングを両立させることが、早期復帰への一番の近道です。
ねもと整体&ストレッチスタジオ根本院長。
整体技術と運動指導の両面からサポート!
シーバー病とはどんな症状か?

中学生を中心とした成長期のお子さんで、運動をしているとかかとが痛むという相談は少なくありません。こうした症状はシーバー病(踵骨骨端症)の可能性があります。
かかとの骨にある成長軟骨の部分にアキレス腱からの牽引ストレスや着地の衝撃が繰り返しかかることで炎症が起こり、痛みが出る成長痛の一種です。サッカーやバスケットボールなど、走る・跳ぶ・止まるを繰り返す競技をしている子に多く見られます。
この痛みを我慢しながら騙し騙し練習を続けてしまうと、症状が長期化し、試合や大会への復帰が遅れてしまうことがあるため注意が必要です。
治るまでの期間の目安

シーバー病は本来、数週間から1か月程度で自然に治まっていく症状です。しかし痛みをごまかしながら練習を継続してしまうと、その倍近い期間がかかってしまうケースも珍しくありません。
海外の研究データでも、理学療法(ふくらはぎやアキレス腱のストレッチ・強化)を行った場合2か月ほどでスポーツ復帰できたとする報告があり、一方でユース年代のサッカー選手を対象にした10年間の調査では競技復帰までの平均日数が約61日、個人差が大きいことも示されています。また再発したケースでは初発のケースよりも回復・復帰までの期間が長引く傾向も報告されています。
中学生にとっての1〜2か月は競技実績に直結する期間です。早い段階でシーバー病だと分かれば、それだけ早く適切な対応に切り替えられます。痛みが続く場合は自己判断で様子を見ず、早めに専門家の診察を受けることをおすすめします。
練習を制限している間に大切な考え方

シーバー病は電気治療や薬で劇的に早く治るというものではなく、基本的には時間が治してくれる症状です。今の症状を悪化させないために何をやらないか、そして何をやるかを見極めることが重要になります。
そのためには、保護者の方が指導者との信頼関係を崩さないよう、早めに状況を共有し、再発予防も含めた今後の方針を一緒に相談していく姿勢が大切です。またこの期間、ただ見学をして休むだけではなく、かかとに負担をかけない範囲で筋力トレーニングや有酸素運動を高いレベルで継続することをおすすめしています。
練習を3か月休んでいる間もライバルは練習を積み重ねており、中学生の1、2か月の差は決して小さくありません。見学するだけでなく、ご自身でできるフィジカル強化を見極めて取り組むことが早期復帰への近道です。
自転車を使った心肺機能維持トレーニング

球技において高強度で走れない状態が続くと、パフォーマンス低下に直結します。そこでおすすめしているのが、自転車を使った心肺系トレーニングです。自転車のペダルはかかとが接地しないため、シーバー病のかかとに負担をかけずに心肺機能や下肢の筋力を維持・向上させることができます。
日常的に使う自転車のほか、坂道を使ったり、スポーツジムや自宅にあるスピンバイクを活用したりすることでも代用可能です。心肺機能は運動を止めると急速に低下していくため、痛みが引くのを待つだけでなく、並行してこうしたトレーニングを続けることが、復帰後にスムーズに実戦復帰する鍵になります。
実際の症例(中学生サッカー選手のケース)

当院にご来院いただいたサッカーをしている中学2年生の男子のケースをご紹介します。部活では腹筋を中心としたトレーニングでかかとへの負担を避けて練習を見学していましたが、腹筋だけでは心拍数が十分に上がらず、心肺機能が徐々に落ちてしまうという課題がありました。そこで自転車を使い、最大心拍数の80〜90%まで心拍数を上げるトレーニングを提案し、少しでもかかとに痛みが出たら中断するよう伝えました。
実際に行ってみると、全力でペダルを踏み込んでもかかとへの負担はほとんど見られませんでした。
競技特性(間欠的なダッシュと歩行の繰り返し)を踏まえ、10分程度のウォーミングアップ後、20秒ジョグ・10秒全力を8セット繰り返す4分間のHIITトレーニング、その後15分程度のクールダウンを実施。さらに週2〜3回、心拍数120〜130を目安にした40分程度の有酸素運動も並行して行い、体脂肪の増加も防ぎながら復帰に備えました。
専門家に相談すべきタイミング

・かかとの痛みが2週間以上続いている
・運動後だけでなく安静時や朝にも痛みがある
・つま先立ちや歩行時に明らかにかばう動きが出ている
・自己流のケアで改善が見られない
これらに当てはまる場合は、早めに整形外科や専門家の診察を受けることをおすすめします。早期に状態を把握できれば、それだけ復帰までの見通しも立てやすくなります。
よくある質問
Q1.シーバー病は病院に行かなくても自然に治りますか?

A1.軽度であれば自然に治まっていくケースもありますが、痛みを我慢して練習を続けると長期化しやすい症状です。特に痛みが2週間以上続く場合や、安静時にも痛む場合は、自己判断せず早めに専門家に相談することをおすすめします。
Q2.運動を完全に休まないといけませんか?

A2.かかとに直接負担のかかる動き(ジャンプ、ダッシュ、着地の衝撃)は控える必要がありますが、完全な休養が必須というわけではありません。自転車のようにかかとが接地しない種目であれば、痛みを悪化させずに心肺機能や筋力を維持できます。
Q3.再発を防ぐにはどうしたらいいですか?

A3.復帰を急ぎすぎず、痛みが完全に引いてから段階的に練習強度を戻していくことが大切です。またふくらはぎやアキレス腱の柔軟性を保つケアを日常的に続けること、指導者と保護者が情報を共有し、無理のない練習計画を組むことも再発予防につながります
当院の施術

足関節を調整する技術
足の関節には本来、1mm以内の関節のあそびが、当院ではそのあそびを回復できます。

距骨と踵骨を調整する技術
踵の関節にも僅かに弾力があり、患部への負担を減らすことを行います。
まとめ

シーバー病は成長期特有の症状で、原因となっている成長軟骨がやがて骨として閉じれば自然に治まっていきます。焦って無理に練習を続けるよりも、今の状態を悪化させないケアと、かかとに負担をかけないトレーニングを両立させることが、結果的に一番早い競技復帰につながります。特に中学生の時期は成長スピードも競技レベルの伸びも大きいため、痛みを我慢して長期化させてしまうよりも、早期に正しく対応する方が、その後の競技実績への影響を小さく抑えられます。
この記事のポイント
- ・シーバー病は本来数週間〜1か月で治まるが、痛みをごまかして練習を続けると回復期間が倍近くに延びることもある
- ・電気治療や薬で劇的に早く治るものではなく、基本的には時間の経過とともに改善していく症状
- ・保護者・指導者・本人が早めに状況を共有し、再発予防も見据えた方針をすり合わせることが大切
- ・自転車はかかとが接地しないため、痛みを悪化させずに心肺機能や筋力を維持できる代替トレーニングとして有効
- ・痛みが2週間以上続く、安静時にも痛む、かばう歩き方が出ているなどの場合は早めに専門家へ相談を
「休むしかない」で諦めず、今できるトレーニングを見極めて続けることが、シーバー病からの早期復帰と再発予防への一番の近道です。かかとの痛みが2週間以上続く、または悪化している様子があれば、自己判断で様子を見ず、早めにご相談ください。
LINEから24時間自動で予約ができます。
お気軽にご相談ください
お身体の不調でお悩みの方、一人で抱え込まずに専門家にご相談ください。
向ヶ丘遊園・登戸ねもと整体&ストレッチスタジオのご予約はこちらです
📞 電話予約 044-922-9881 📱 LINE予約はこちら 🌐 ネット予約(LINE不要)当日予約可・24時間LINE自動予約・24時間ネット予約
登戸ねもと整体&ストレッチスタジオの「当院のご症状・お悩みメニューまとめ」と「お困り別コラムまとめ」は下記になります。腰痛(坐骨神経痛・ぎっくり腰・分離症・すべり症・腰椎椎間板ヘルニア)肩こり(頚椎症・頚椎椎間板ヘルニア・巻き肩・ストレートネック)膝痛・腱鞘炎など症状・お悩みの個別ページに飛ぶことができます。
有限会社ディーエスシーエス 代表取締役根本大

ねもと整体&ストレッチスタジオ院長根本大。
・米国NSCA‐CSCS(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)
・健康運動指導士



