多い2つの前屈 腰痛はぎっくり腰と椎間板ヘルニアが多い

向ヶ丘遊園・登戸のねもと整体&ストレッチスタジオです。 こちらの記事では、長年整体院で腰痛、可動域を毎回確認している私が前屈の時の痛みで気を付けるべき注意点について伝えているこうと思います。
前屈の痛み
まずすぐに思い浮かぶ2つの前屈の時の痛みを考えると、前屈して痛む腰痛は一時椎間板ヘルニアに沿って痛む腰痛と狭窄症です。他にも分離症や滑り症など病気はありますが、前屈して痛いということは一時椎間板ヘルニアの疑いもあると考えてください。

実は6割以上が椎間板ヘルニアの予備軍

椎間板ヘルニアは3ヶ月から6ヶ月かかる怪我のようなものです。急性期は痛みの緩和も難しいはずです。
実際にMRI上の罹患率で言うと、腰痛がない人でも集中して60%の人が集まっています椎間板ヘルニアの予備軍になりました。
ぎっくり腰について
また、意外に多いのがぎっくり腰です。ぎっくり腰は多くの方が動けなくなるのがぎっくり腰だと思われますが、そんなことはありません。
腰の筋肉の損傷と考えていただけると思います。
これは整形外科に行っても湿布を渡されてしまう程度で、実際レントゲンにはならないほどの小さい損傷なので、1週間2週間一日少しずつ上がっていくようだと、このぎっくり腰と考えて飲んでいいと思います。
それぐらいの痛みだと、整形外科でもMRIを撮る人はあまりいないので、痛みの原因があるやふやで終わってしまっている方が多いのではないでしょうか。

ヘルニアについて

ヘルニアは3ヶ月から6ヶ月かかる怪我のようなものです。急性期は痛みの緩和も難しいはずです。
実際にMRI上の罹患率で言うと、腰痛がない人でも調べると60%の人がヘルニアの予備軍になっています。注意しなければいけないのは、既にかなりひどいヘルニアの場合、ストレッチが逆効果になる可能性があるので、もし自分で手に負えないと思ったら、専門の整形外科や整体などの治療院に診てもらう必要があります。

ぎっくり腰について

また、意外に多いのがぎっくり腰です。ぎっくり腰は多くの方が動けなくなるのがぎっくり腰だと思われていますが、そんなことはありません。
腰の筋肉の損傷と考えていただくといいと思います。
これは整形外科に行っても湿布を渡されてしまう程度で、実はレントゲンには映らないほどの小さい損傷なので、1週間2週間日に日に少しずつ良くなっていくようだと、このぎっくり腰と考えていただくといいと思います。
それぐらいの痛みだと、整形外科でもMRIを撮る人はあまりいないので、痛みの原因があやふやで終わってしまっている方が多いのではないでしょうか。

ぎっくり腰・腰椎椎間板ヘルニアの急性期にストレッチの危険性

ヘルニアの場合
この2つのパターンを意外に区別されている方は少ないと思いますが、共通しているのは、ストレッチをすると、かえってひどくなるパターンということです。
まず、ヘルニアの場合ですが、ヘルニアは先ほどお伝えしたように怪我と認識されて時間で良くなるものですが、前屈時に痛む場合は椎間板からヘルニアが出ている状態なので、前屈して腰を動かしてしまうとかえってひどくなる可能性があります。
1週間2週間あまり変わりないと思った場合や、足に痛みやしびれが出ている場合は、このヘルニアを疑って診察を受けたほうがいいと思います。町の病院でもMRIがない場合は、紹介状をもらってMRIを撮って診断を受けることができます。
そして、ヘルニアの9割は時間で良くなっていくので、数週間単位で痛みが楽になってきたら、ヘルニアと診断されても、一度は回復に向かう人が大半です。稀に手術が必要なほど重症化しているケースもあるのですが、その際もストレッチの選択はかなり難しいので、医療機関で理学療法士のリハビリ指導を受ける必要があると思います。
ぎっくり腰の場合
次にぎっくり腰のパターンですが、このパターンはかなり多いので、ぜひ最後まで読んでいただければと思います。
ぎっくり腰は筋膜の小さい損傷が多いです。総称してぎっくり腰と言われていますが、多くは筋膜炎です。よく筋膜リリースというキーワードを聞きますよね?筋膜リリースというのは、筋肉の上のこの膜を剥がすようなストレッチ法や整体での施術をいいます。
素人考えというと失礼ですが、痛くなったから筋膜リリースを腰に行うというのはかなり危険です。なぜなら、既に損傷している怪我のような状態なのに、自分でその傷をさらに動かしてしまうと悪化する方が多いからです。
回復期間について

多くのぎっくり腰のパターンは1週間で痛みが完治する程度です。3日で痛みが何割か楽になったり半減している場合は1週間で治るぎっくり腰と考えて安静にしていれば自然に良くなります。
特にひどい場合は長くて2週間です。まれに一度なおりかけたのに、不意な動きでまた最初から時間がかかってしまう場合がありますので、その場合はまたリセットされて1から1週間から2週間かかると思ってください。
このようにぎっくり腰でも程度の差があるので、動けないのが必ずしもぎっくり腰というわけではなく、筋膜が損傷していれば、既に筋膜は痛めてしまっているので安静にしていれば自然に治ります。

ぎっくり腰で整形外科でなく、整体に行く人が多い理由
この2つのパターン、ヘルニアの要素がある腰の痛みとぎっくり腰的な筋膜炎による痛み。共通しているのは自分で判断せずに正しい認識を持って必要ならば、医療機関に相談するということです。私も日々お客様と腰痛で向き合っていますが、今回書いたような情報を伝えてくれる医療機関も現実的に少ないと聞きます。
(湿布を出されて、他は何もされない) (痛み止めでしのぐしかない)
多くの整形外科がこのような対応をされるということで、整体や鍼灸や整骨院にとりあえず行くという方が多いと思います。
ぎっくり腰・ヘルニアの自然に治る期間
もう一度お伝えすると:
①ぎっくり腰は1週間から2週間でほとんどの人が良くなる
②ヘルニアは3ヶ月から6ヶ月で9割の方が自然に良くなる
このことを知っていれば、例えばぎっくり腰の際も自然に良くなっているだけだということです。
針を打っても整体やマッサージを受けても、それは単に時間で治っていることに過ぎません。
もちろん先生の腕で痛みを緩和してくれる施術はいくつもあります。私のところでもぎっくり腰の施術の人にも対応しています。
しかしぎっくり腰の筋膜の傷は時間でしか治らないので、1週間から2週間で毎日通ったら良くなりましたというのは、実は自然に治っているのだということも認識されていたほうがいいと思います。
重症化のリスクと予防
ヘルニアのほうは、MRIを撮るとはっきり医療機関で診断されると思います。気をつけたほうが良いのは、ヘルニアの場合は良くならないパターンというのがあります。
それは手術を要する場合と手術をしても、痛みやしびれが残るということも現実的な話としてあるので、楽観はしないほうがいいと思います。
最後に前屈で痛みが出るぎっくり腰パターンとヘルニアパターンのこの2つは重症化する可能性もあるので大切なことをお伝えします。
ぎっくり腰を何度もやっていたり、ヘルニアも一度やっている方は、腰のほうの靭帯が伸びてしまって、腰を普段から動かしてしまう癖がある人が多いです。
そのような方は、これとともに何かをきっかけに重症化する可能性があるので、ひどくなる前に、医療機関や整体などの治療院に通いメンテナンスされる方がいいと思います。
【前屈時の腰痛で来院された2つのケース】

多摩区宿河原Tさんは前屈すると、朝起きて固まってしまい、LINEで予約をされました。腰の骨がずれてしまったのではないか?と不安でいらしたわけですが、寝返りによるぎっくり腰と思われます。就寝前は痛みがなかったので起きたときに初めての激痛にかなり驚かれていました。育児も仕事もできない状態で動きを見て私はぎっくり腰だと思いました。通常通り施術を行いテーピングをしたら痛みが半減されたと言われました。この初日に痛みが半減するレベルだとかなり軽いぎっくり腰です。
2人目は同じような前屈で激痛の男性です。最近会議が多く何時間も同じ姿勢で座って我慢ができないでご来院されました。このようなケースはぎっくり腰よりも腰椎椎間板ヘルニアの方を疑う必要があります。痛みが強く施術しても、すぐに痛みが取れるわけではありません。ただ前屈痛の可動域が変わったことから、今後7回ぐらい集中的に施術をご予約されると言うお話をいただきました。週一回5回目位から好転し、残り2回で痛みはほぼなくなりました。
この2つのケースを比べると、痛みの強さは同じですが、全く異なる症状の強さです。
特にヘルニアの場合は、下肢の痛みやしびれも併発します。
ぎっくり腰の方は1週間で完治しましたが、ヘルニアの方は3ヶ月かかりました。
どちらもぎっくり腰とヘルニアの典型的な回復するパターンですが、前屈して痛い方はこれぐらいの期間を考えていただいて、適切な対応を知っていただければと思います。
最後に 予防のための考え方

最後に前屈した時の腰痛の代表的なぎっくり腰・腰椎椎間板ヘルニアについて説明してきました。
下記の動画では、日頃からどのように腰痛と付き合うべきか?動画で解説しています。
腰痛も、酷くなる前でしたら、あきらめずに予防ができます。
何が必要なのか?お分かり頂けると信じております。
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