脂肪を落とすには筋トレよりも有酸素運動の方が痩せる

脂肪を落とすには筋トレよりも有酸素運動の方が痩せる

脂肪減少に効果が高い有酸素運動

ダイエットの王道は筋トレ?有酸素運動?

ダイエットの王道は有酸素運動?それとも筋トレ?
長年の議論に、最新の運動生理学が明快な答えを出しています。
効果的な脂肪燃焼のカギは、実は両者のバランスにあるのです。

本記事では、短期的な脂肪減少から長期的な代謝アップまで、科学的根拠に基づいた最適な運動方法をご紹介します。あなたのダイエット戦略を一新する、驚きの事実が待っています。

最近、パーソナルトレーニングジムが増えてきて、筋トレと糖質制限で痩せる!と言う潮流があります。
しかし、健康的に効果的かというと、実はそうではありません。パーソナルトレーナーでも勉強している運動指導者なら、大抵の方は糖質制限をお薦めしません。

そして、食事管理と有酸素運動を指導していると思います。それは運動生理学的に脂肪を落とすのに、効果的なのは筋トレよりも有酸素運動の方が明らかに効果があるからです。

短期的に脂肪を落としたいのに、糖質制限で痩せたと考えている方は、ほとんどが糖質制限による水分不足で脂肪が減ってるわけではないんですね!

それよりも有酸素運動をやった方が、脂肪燃焼も効果があるし、もう一つは食欲を抑制されることもわかってきています。

マウスの実験で運動をさせたことで、食欲が抑制でき、運動しないマウスより痩せています。

筋トレは長期的には効果があります。

脂肪燃焼効果には筋肉が関連している

では、なんで筋肉をつけると痩せるのか?筋トレをするとダイエット効果があるのか?
本当に筋肉量が増えれば、確かに基礎代謝も上がり痩せる可能性があります。
しかし痩せるよりも筋肉をつける方が圧倒的に難しいということがやった人ならわかると思います。

男性のように筋肉がつきやすく、半年1年である程度筋肉が目に見えて増える人は、確かに筋肉量が増えて、それだけでも脂肪が落ちる可能性があります。

問題は筋肉がつきづらい女性です。筋トレを数ヶ月やっても上代謝が上がるほど筋肉量が増えると言う事はなかなかないと思います。
そう考えると、先程書いたように、中長期的な戦略として筋トレを行う事は痩せることにつながると思います。
筋肉をつけることで、黙っていても、脂肪が燃焼し痩せてくる!そうなるためには、時間もかかると言うことです。

脂肪を燃やす有酸素運動の前に筋トレが最強

脂肪燃焼には筋トレと有酸素運動が最強


もし短期的に早く脂肪を燃やして、痩せたい!そのような人は、運動とした有酸素運動がオススメと言う事ですが、筋トレを組み合わせるとさらに最強です。

筋肉をつけると言う意味では時間がかかるのですが、多くの方が筋肉をつけたいと言うよりも引き締めたいのではないでしょうか?

それは効率よく有酸素運動前に筋トレを先に行うことが、有酸素運動の効果を最大限に高めるということがわかっています。

15年ほど前にためしてガッテンでこの実験をしたことがあります。

スポーツジムでは、当時は有酸素運動を先にやる風習がありました。例えば自転車でウオーミングアップしてから、筋トレを行う。
そのような時代から筋トレを先のほうに持っていくことで、脂肪が燃えやすくなる有酸素運動効果と、その後の筋トレの効果も変わってくるということがわかりました。

筋トレをして有酸素運動をやることで、有酸素運動の効果を高めるのはもちろんのこと、筋トレ効果も高いということがわかっています。

この記事を見て、脂肪を燃やしたいと感じられた方は、筋トレをして買い物に行く!これだけでも実は筋トレ+有酸素運動になるということがお分かりいただけると思います。

筋トレを10分15分やってから、外に行って自転車や、歩くだけでも、有酸素運動の効果も高い状態で、脂肪燃焼ができるということです

筋トレ×有酸素運動が、理想のカラダへの近道

「運動しているのに効果を感じない」「筋トレを頑張っているけれど体型が変わらない」
そんな声をよく耳にします。

実は、体を引き締めたいときに大切なのは筋トレと有酸素運動をバランスよく組み合わせること。

どちらか一方だけを続けるよりも、両方を組み合わせることで効率的に変化を実感しやすくなります。

おすすめの順番は、「筋トレ→有酸素運動」。

まず筋肉にしっかり刺激を与えることで体が温まり代謝が上がります。

その後にウォーキングや自転車などの有酸素運動を行うと脂肪がエネルギーとして使われやすくなるため燃焼効率がぐんと高まるのです。

この方法は、特に「短期間で体を引き締めたい」「健康的に脂肪を落としたい」という方にぴったり。

体に無理な負担をかけることなく着実に結果につながります。

さらに、有酸素運動にはリラックス効果や自律神経を整える働きもあり、継続することで自然と食欲が落ち着いてきた、という人も少なくありません。

「気がついたら食事の量がちょうどよくなっていた」という変化を感じる方もいます。
何より大切なのは、日常の中に無理なく運動を取り入れること。

通勤時にエレベーターではなく階段を使ってみる。
買い物ついでに少し遠回りして歩く。

寝る前に5分だけ簡単なストレッチや筋トレを取り入れる。
こうした小さな行動の積み重ねが、やがて大きな変化を生みます。

「頑張る」よりも「続けられる」こと。
習慣が変われば、体も自然と変わっていきます。

自分の体に合った運動のリズムを見つけて、心地よく続けていきましょう。

そして、引き締まった体とともに、毎日をもっとアクティブにもっと楽しく過ごしていけたら素敵ですね。

「最後の挑戦」〜筋トレと有酸素運動が変えた私の人生〜

「またダメだった…」

鏡の前でため息をついたとき、もう何度目だろうと思った。

出産してからずっと戻らない体型。

何度もダイエットに挑戦しては、うまくいかず気づけばリバウンド。
糖質制限もサプリメントも流行のトレーニング法も私には続かなかった。

頑張っているのに、なぜ結果が出ないんだろう。

そんな思いが心の奥に積もっていた。
ある日、娘から届いたLINEにはこう書かれていた。

「ママ、卒業式の時、昔の写真みたいにきれいな姿見せてね♪」

添えられていたのは、入学式のときの私。笑っていたけれど今の私は、あのときと違う。どこか心も沈んでいた。

「これが最後のチャンスかもしれない」

そう思って、次の日から一駅分だけ歩くことにした。

歩いてみて気づいた。体を動かすと少しだけ気持ちが軽くなる。
無理のないペースで、少しずつ動くことを生活の中に取り入れてみた。

自宅では簡単な筋トレそして外ではウォーキング。
最初はきつくても「今日はできた」と思えるだけで気分が変わった。

いろいろと調べる中で、筋トレのあとに有酸素運動を組み合わせると体が変わりやすいと知った。
順番やタイミングも大切なんだと実感した。

続けていくうちに、気づいたことがある。

階段がつらくない。朝の目覚めがスムーズになった。

鏡に映る自分が、少しだけすっきりして見える。

そうやって、少しずつ、身体が軽くなっていった。
お菓子を我慢しなくても、自然と欲しいと思わなくなっていたのも不思議だった。

体が整ってくると、心も自然と穏やかになるのかもしれない。
エレベーターをやめて階段を選び、通り道を少し遠回りするようになったのも、無理に頑張ったわけじゃなかった。

ただ「動きたい」と思えるようになったのだ。
ある日、久しぶりに履いたスカートが、すっと入った。あの瞬間のうれしさは今でも覚えている。

そして迎えた卒業式。

「ママ、すごく綺麗!」

娘のその言葉に、何よりも心が温かくなった。

体型が変わったことよりも、自分の中で「できた」「続けられた」という感覚が何より嬉しかった。
あれほど苦手だった運動が、今では生活の一部になっている。

無理なく、心地よく、自分らしく。

大切なのは、完璧を目指すことじゃなくてできることを続けること。

知識を持って、自分の体の声を聞きながら小さな積み重ねをしていくこと。
これはゴールじゃなくて新しい私のはじまり。

筋トレと有酸素運動、そのシンプルな習慣が、私の毎日をゆっくりと変えてくれた。

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