足のしびれの痺れに多い原因とは？
ねもと整体＆ストレッチスタジオ院長根本大
川崎市登戸・向ヶ丘遊園の「ねもと整体＆ストレッチスタジオ」院長 根本大。20年の臨床経験を持つ関節ニュートラル整体の施術者。健康運動指導士・米国ストレングス＆コンディショニングスペシャリスト。整体技術と運動指導の両面からのサポートしており、長年の経験をお伝えしています。
整体院を18年以上運営してきた中で、患者さんから多く寄せられる悩みのひとつが**「足の痺れ」**です。
今回は、足の痺れの原因と、検査・対策について詳しくお話ししていきます。
足の痺れの主な原因は、腰椎椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症です。
腰椎椎間板ヘルニア：腰の椎間板が潰れて神経を圧迫する状態
脊柱管狭窄症：背骨の中を通る神経の通り道（脊柱管）が狭くなってしまう状態
若い人でも発症することはありますが、特に脊柱管狭窄症は加齢とともにリスクが高まり、高齢者に非常に多い病状です。
自分でできる予防方法
予防のためには、ハムストリングス（もも裏の筋肉）とアキレス腱の硬縮を防ぐことが効果的です。
ストレッチを中心に、筋肉の柔軟性を維持することが、腰への負担を減らし、神経圧迫のリスクも低下します。
特に症状がまだ軽いうちには、ハムストリングスを中心にストレッチを行うことで、改善するケースが多く見られます。
逆に、痛みが強くなると運動療法が難しくなるため、症状が軽い段階での対応が重要です。
また、坐骨神経痛を予防するためにも、股関節周辺の柔軟性を高めるストレッチや姿勢改善が非常に大切です。
足の痺れがでるメカニズムは？
足の痺れが出るメカニズム
足の痺れは、腰から足へ向かう神経の通り道が圧迫されることで起こります。主なパターンは3つです。
1. 椎間板ヘルニア 腰の椎間板が飛び出して神経根を圧迫。電気信号が遮断され、足に痺れや痛みが伝わります。
2. 脊柱管狭窄症
背骨の中の神経の通り道が狭くなり、神経への血流が悪化。酸素不足で痺れが発生します。
3. 梨状筋症候群 お尻の筋肉が硬くなり坐骨神経を圧迫。神経の電気信号が正常に伝わらなくなります。
いずれも神経の「電線」が圧迫されて、脳からの信号や足からの感覚が正しく伝わらない状態です。
足のしびれが治らない人の共通点とは？整体師が見た改善困難なケース
なぜ同じ症状でも治る人と治らない人がいるのか？
18年の臨床経験の中で、足のしびれが改善する人と長期化する人には明確な違いがあることがわかりました。治りにくい人の共通点をお伝えします。
改善困難な人の3つの特徴
1. 症状を軽視して放置した期間が長い 「そのうち治るだろう」と6ヶ月以上放置した方は、神経の変性が進行し回復に時間がかかります。特に常時しびれがある状態まで進行すると、元の状態に戻すのは困難と言われています。
2. 生活習慣を変えようとしない 長時間の座位作業、前かがみ姿勢、運動不足など根本原因となる生活習慣を改善せずに薬頼りだけ受ける方は構造的な問題を解決できないので、再発を繰り返します。可動域をチェックし、改善する整体とストレッチと並行した生活改善が不可欠です。
3. 複数の治療法を同時に試す 「早く治したい」気持ちから闇雲に整体・鍼灸など複数の治療院を同時受診する方がいますが、かえって上手くいないケースがほとんどです。一つの治療法を一定期間継続することが問題が解決できるのがご本人は通っている労力が大きい割には中途半端な結果になりやすいです。
改善への近道
症状の早期発見と継続的なケア、そして生活習慣の根本改善が最も効果的です。私の経験では全身の可動域をチェックをすると柔軟性に問題がある方が足の痺れまで進行しやすいです。
まずはしっかりとした検査とカウンセリングが重要
足の痺れがある場合、まず必要なのは正確な検査とカウンセリングです。
特に大事なのは、症状がどれくらいの期間続いているかを確認すること。
痺れが出たり出なかったりする場合 → 比較的軽症
痺れが3ヶ月、6ヶ月と続いている場合 → 重症の可能性が高い
症状の継続期間を把握することで、改善にかかる期間もある程度予測できます。
また、最近では坐骨神経痛の初期症状として、腿裏やふくらはぎの痺れを訴える方が増えています。
早期の検査・対応が、慢性化を防ぐためのカギになります。
足のしびれ、放っておいて大丈夫？簡単チェック法
足のしびれで悩んでいる方、まずは症状の「期間」をチェックしてみてください。
軽症の可能性が高いケース
しびれが出たり消えたりする
特定の姿勢で楽になる
朝起きた時は調子が良い
要注意！重症の可能性
3ヶ月以上しびれが続いている
日に日にしびれが強くなっている
足に力が入りにくい
最近増えている初期症状 太ももの裏やふくらはぎのピリピリ感も、実は坐骨神経痛の始まりかもしれません。「たかがしびれ」と思わず、早めの対応が慢性化を防ぐポイントです。
しびれの期間が長いほど、治るまでに時間がかかる傾向があります。3ヶ月以上続いている場合は、一度専門医に相談することをおすすめします。早期発見・早期治療で、つらいしびれから解放されましょう。
手術をしても改善しない場合の対策
腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症の場合、症状が進行すれば手術が必要になることもあります。
しかし、手術をしても期待通りに症状が改善しないケースも存在します。
私たちの院では、手術後の反応が思わしくない場合には、医療機関での精密検査をおすすめしています。
特に、
100メートルも歩けない
耐えがたい痛みが続く
といった重症の方は、早めに医療機関を受診し、必要であれば手術を検討すべきです。
ただし、椎間板ヘルニアなどは再発率が高いため、手術だけに頼らず、整体やストレッチなどによる根本的なケアも継続して行うことが大切です。
当スタジオでは、坐骨神経痛に特化した整体施術を行い、日常生活での姿勢改善や運動指導も徹底しています。
無理のない範囲でストレッチを続けることで、術後の回復をサポートするプログラムもご用意しています。
術後管理と包括的アプローチの必要性
手術成功率は症例により異なりますが、椎間板ヘルニアで約80-90%、脊柱管狭窄症で約70-80%とされています。しかし術後も筋力低下や可動域制限が残存することが多く、リハビリテーションが重要です。再発予防には体幹筋強化、正しい動作パターンの習得、生活習慣の改善が不可欠で、医療と整体の連携により最適な治療効果が得られます。定期的な画像検査による経過観察と、症状に応じた治療計画の見直しも必要です。患者教育を通じて自己管理能力を高め、長期的な健康維持を目指すことが重要です。
症状の把握に有効なMRI検査とは？
足の痺れの原因を正確に把握するために最も有効なのが、MRI検査です。
MRIでは、脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアの現状を立体的かつ正確に診断できます。
MRI検査を受ける際のポイント
いきなり大病院に行くのではなく、まずはかかりつけの整形外科医に相談し、必要に応じて紹介状をもらうことをおすすめします。
また、手術経験が豊富な先生のもとでMRIを受けると、より信頼できる診断が得られます。
最悪の状態を知っている先生であれば、症状の軽重を適切に判断してもらえるからです。
MRI検査でわかること
神経がどこで圧迫されているか
手術が必要なレベルかどうか
より正確な診断のために 造影剤を使ったMRIなら神経の炎症状態まで詳しくわかります。また、立った状態で撮影できる病院なら、実際に痛みが出る時の状態を確認できます。
信頼できる診断を受けるコツ 脊椎手術の経験が豊富な先生に診てもらいましょう。「手術が必要か」「様子を見ても大丈夫か」を適切に判断してくれます。重要な診断の場合は、セカンドオピニオンで別の専門医の意見も聞くと安心です。
まとめ
足の痺れは、放置すると症状が悪化し歩行困難にもつながります。
特に、坐骨神経痛の症状を甘く見ると、慢性化して改善が難しくなるケースも少なくありません。
違和感を感じたら早めに行動し、適切な検査とケアを受けることが、改善への近道です。
ねもと整体＆ストレッチスタジオでは、症状に応じたオーダーメイド施術で、患者様一人ひとりに合わせた根本改善を目指しています。
坐骨神経痛の整体施術やストレッチ指導も行っていますので、気になる症状がある方は、ぜひ一度ご相談ください。
登戸ねもと整体＆ストレッチスタジオのご症状・お悩みメニューは下記になります。腰痛（坐骨神経痛・ぎっくり腰・分離症・すべり症・腰椎椎間板ヘルニア）肩こり（頚椎症・頚椎椎間板ヘルニア・巻き肩・ストレートネック）膝痛・腱鞘炎など症状・お悩みの個別ページに飛ぶことができます。
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