骨盤 動く?動かない? 答えは!

骨盤 動く?動かない? 答えは!

骨盤は本当に動くの?

「骨盤が歪む」という言葉をよく耳にしますが、実際のところ骨盤はどのように動くのでしょうか?整体院で「骨盤が歪んでいる」と言われた経験がある方も多いはず。

今回は、整体師兼パーソナルトレーナーの視点から、骨盤の動きの真実と、腰痛との関係について詳しく解説します。骨盤矯正でダイエット効果が期待できる?その疑問にも答えていきましょう。

向ヶ丘遊園ねもと整体&ストレッチスタジオ院長根本大です。
今日は、小田急OX2階のカフェで、家族とランチ。

骨盤が動く?
動かない?
整体院や整骨院で「骨盤が歪んでいますね?」と言われてご来院されるケースがあります。
気の毒なのは色々情報で迷走している女性。
骨盤矯正でダイエット効果?くびれができる?
など、メディアの情報も滅茶苦茶。
信じている女性もいますが、思い込みです。
私も整体以外にも、パーソナルトレーナーもしているので、はっきりと骨盤矯正でのダイエット効果はないと言えます。
 
先日も、女性で歪んでいるから、真っ直ぐにしたら、長年の腰痛が良くなると考えられている方がいました。
 
 
そのような方は,画素のような腿裏のハムストリングスが硬い方がほとんど。
骨盤が歪んでいるから腰痛になっているわけでもなく、、
 
足が硬い
長座の姿勢で骨盤が立たない方は、骨盤後傾をして、背骨が曲がってしまっている方がほとんどです。
実は、このハムストリングスが硬いことで首や腰が悪くなっているのですが、真剣にこの取り組みをしている方は少ないことが現状です。

骨盤は歪まないですが、前傾と後傾します。

骨盤はズレたり、歪んだりすることはないのですが、前傾後傾ことにはあります。
これは、腰痛に直接関係します。

いきなり、長座のストレッチをしても、腿裏の筋肉が硬い方は、背中が曲がってしまいます。
それこそ、背中の円背を増強してしまいます。
まずは、ハムストリングス(腿裏)を伸ばす前に膝を屈伸することがコツです。
筋肉も関節も、伸びないから、逆に曲げたり、収縮すると伸びやすくなります。

上のスライドのように単純に骨盤座ると後傾しやすいです。
あぐらをかく方は、背中が丸くなりますよね?

ぎっくり腰を繰り返す方は骨盤後傾

前述のとおり、腰をすぐに曲げると癖がある方は気が付いたら、ぎっくり腰をやっちゃった!という経験があると思います。
これは、足が硬いことが原因で骨盤後傾から、腰椎を曲げ過ぎている為です。
その理由が、腿裏ハムストリングスの拘縮です。
背筋が弱いことも挙げられますが、まずはハムストリングスの硬さを疑った方がいいですね。
下のページではぎっくり腰の原因について、ベテラン整体院長対談です。
悩んでいる方にもシェアしてください。
骨盤矯正 うさんくさいと言われるので検証 効果はある?動画

ぎっくり腰 原因と予防について 3人治療家対談動画

【整体師が解説】骨盤は本当に動くのか?歪みの真実と改善方法

骨盤の基礎知識:動く?動かない?
骨盤の構造と動きの真実
仙腸関節:わずかな可動性(1〜2ミリ程度)
恥骨結合:ほとんど動かない
寛骨臼:股関節の動きに合わせて若干の可動性あり

実は、一般的に言われる「骨盤が歪む」という表現は正確ではありません。
実際に起こっている現象
骨盤の前傾
腰が反り気味になる
おなかが前に出やすい

腰痛のリスクが高まる
骨盤の後傾
腰が丸くなる
猫背になりやすい
腰への負担が増加
よくある誤解と真実

誤解1:骨盤矯正でダイエット効果
✕ 誤った認識
骨盤を整えれば痩せる
くびれができる
体重が減る

〇 科学的な事実
体重減少には適切な食事管理が必要
体型改善には筋力トレーニングが効果的
姿勢改善は健康維持には重要だが、直接的な痩身効果はない
誤解2:骨盤の歪みが腰痛の原因

実際の原因となっているもの:
ハムストリングス(太もも裏)の硬さ
正座で足が伸びない
前かがみの動作が困難
腰への負担が増加

骨盤周りの筋肉バランス
腹筋の弱さ
背筋の衰え
お尻の筋肉の機能低下

具体的な改善方法
1. ハムストリングスのストレッチ
Step 1: 膝を軽く曲げた状態から始める Step 2: 20秒かけてゆっくり伸ばす Step 3: 1日3回、朝昼晩に実施

2. 骨盤の前傾・後傾を整える運動
基本の運動メニュー: 1. 四つ這いでの骨盤傾斜運動(10回×3セット) 2. 仰向けでの骨盤後傾運動(15秒×5回) 3. 壁を使った姿勢チェックと調整(毎日3分)

3. 日常生活での注意点
デスクワーク時の姿勢チェック(1時間に1回)
立ち仕事での重心バランス確認
寝る時の枕と脚の位置調整

ぎっくり腰予防のポイント
要注意な方の特徴
骨盤が後傾している
ハムストリングスが硬い
朝一番の腰の違和感がある

予防のための具体的アプローチ
朝のストレッチルーティン
膝曲げストレッチ(5分)
骨盤傾斜運動(3分)
背筋伸ばし(2分)
日中の姿勢管理

1時間ごとの姿勢チェック
30分ごとの軽い運動
水分補給の徹底

まとめ:本当に必要な対策とは
効果的なアプローチ
ハムストリングスのケア
適切な運動習慣の確立
日常生活での姿勢意識
継続的な改善のために

定期的なストレッチ
適度な運動
専門家への相談

ご自身の状態が気になる方は、ぜひ向ヶ丘遊園ねもと整体&ストレッチスタジオにご相談ください。パーソナルトレーニングと組み合わせた、科学的根拠に基づいたアプローチをご提案させていただきます。

【整体師が解説】骨盤の動きと腰痛予防:誤解と真実のまとめ

【整体師が解説】骨盤の動きと腰痛予防:誤解と真実のまとめ
この記事でわかること
骨盤は左右に歪むことはない
骨盤の前傾・後傾は実在する
腰痛と骨盤の関係性
効果的な改善方法

骨盤に関する重要な事実
骨盤の動きについて
✅ 骨盤は左右には歪まない
✅ 前傾・後傾の動きは存在する
✅ 仙腸関節の可動域は1-2ミリ程度
✅ 寛骨臼は股関節の動きに合わせてわずかに可動

よくある誤解の訂正
❌ 骨盤矯正でダイエット効果がある
❌ 骨盤の歪みが腰痛の直接原因
❌ 骨盤矯正だけで体型が変わる

実際の問題と原因
ハムストリングス(太もも裏)の硬さ
骨盤周りの筋肉バランスの乱れ
不適切な姿勢習慣

改善のための具体的アプローチ
必須の対策
ハムストリングスのストレッチ
膝を曲げた状態から開始
1日3回の実施

姿勢管理
定期的な姿勢チェック
適切な重心バランス維持
予防エクササイズ
骨盤傾斜運動
背筋強化
ストレッチ習慣の確立

専門家からの提言
腰痛改善には、骨盤矯正だけでなく、総合的なアプローチが必要です。特にハムストリングスのケアと日常的な姿勢管理が重要となります。

腰痛肩こりケア体操