あなたの首が"SOSサイン"を送っている? 専門家が教える違和感の真実

川崎市登戸・向ヶ丘遊園の「ねもと整体&ストレッチスタジオ」院長 根本大。20年の臨床経験を持つ関節ニュートラル整体の施術者。健康運動指導士・米国ストレングス&コンディショニングスペシャリスト。整体技術と運動指導の両面からのサポートしており、長年の経験をお伝えしています。
要注意!肩こりは頚椎疾患の危険信号〜放置すれば神経障害へ

首のあたりに違和感があって、お悩みの方はいませんか?
私は川崎市登戸で長年整体とパーソナルトレーニングを行っているねもと整体&ストレッチスタジオの根本です。
単なる肩が張っているような肩こりよりも、痛みやしびれにつながる辛さでご来院される方が多いです。
肩こりから徐々に蝕まれて次第に痛みになり、その次に手や指先まで痺れてくる症状は頚椎椎間板ヘルニアや頚椎症といった重症化する病気につながります。
この記事では私が長年、手術に至るような頚椎ヘルニアのお客様も見てきていることから逆算して、違和感のレベルの方にどのような症状が待っているのか?ということを紹介しながら予防についてもお伝えしていきたいと思います。
一つ言えるのは肩こりは病院ではなかなか治らないとも多い悩みだと思いますが、そこに的確に対応して頚椎ヘルニアのような悪化を未然に防ぐことができるということです。
首の違和感の可能性として、以下のようなものが考えられます:
首の不調の主な原因
姿勢の悪さからくる肩こり - デスクワークやスマホの長時間使用で発生。実は知られていない下半身の筋肉の拘縮からきています。
頚椎症(首の関節炎) - 加齢により首の椎間板がすり減り、骨棘が形成。加齢により椎間板が薄くなり、骨棘(こつきょく)が形成され、脊柱管が狭窄化して神経を圧迫します。これが痛みやしびれの原因となります。首の骨の慢性的な摩耗による鈍い痛みが特徴。ヘルニアは鋭い放散痛や特定の姿勢での激痛があり、頚椎症は、より局所的な神経症状を示します。
椎間板ヘルニア - 首の骨の間のクッション(椎間板)が飛び出して神経を圧迫し、痛みやしびれを引き起こす状態です。当院に来られ悪化した方は、鋭い電気が走るような激痛から、首から肩、腕、指先までジンジンと広がる痺れ、動かすたびに襲う鈍痛まで、日常を奪う苦しみでした。
むち打ち症 - 交通事故などで首が急に前後に揺れることによる損傷
肩こりの裏に潜む脅威〜頚椎症・ヘルニアへの静かな進行

頚椎症とは?40・50代に多い
頚椎症は、頚椎の椎間板や関節の加齢性変化によって起こる変性疾患です。首のあたりに長い間かかり悪化していきます。主に40〜60歳代で発症し始め、特に50代以降で急増します。

60歳以上では約80%の人に何らかのレントゲン上の変化
年齢と共に有病率は高まります。若い時の肩こり放置が。頚椎症・ヘルニアの末期につながります。
神経の恒久的損傷による手足の麻痺や筋萎縮、排尿障害、歩行困難など、日常生活が著しく制限される可能性もあります。

肩こりの段階で悪化していないか?チェック
肩こりも徐々に酷くなっていませんか?
最初は肩がこる程度が、放置すると頭痛や首の痛みを伴うことも。
長期化すると徐々に、頚椎症やヘルニアのリスク因子となり、神経症状の前兆となる可能性があります。

自己流のストレッチは危険!
SNSの時代。肩こりで悩んでいる方も、自己流のストレッチで知らず知らずのうちに悪化する間違ったセルフケアをしている方も後を絶たないと思います。専門家の指導を受けて方がいいと思った方がいいと思います。
首の違和感のよくある質問
肩こりは温めた方がいい?冷やした方がいい?

多くの情報が肩が凝ったら肩や首を回したり、反ったりと痛みがあるところをやりたくなってしまいます。
頭寒足熱という昔からの方法がいいです。頭部を冷やし足を温めるという中国の伝統医学に由来した健康法の考え方があります。現代でも、頭を冷やして足を温めることで自律神経のバランスを整え、血行促進されるので、非常に理にかなった方法です。
スクワットやランジなどの下半身トレーニングはこの頭寒足熱にも適した運動療法です。
首を反ると方が痛くなります。

首を後ろに反らすと肩が痛む症状は、単なる肩こりではなく深刻な問題の兆候かもしれません。
医学的な原因として・・
頚椎椎間板ヘルニアの進行兆候
神経根の圧迫が発生している
頚椎症による脊髄圧迫の可能性
後縦靭帯の損傷や炎症
これらは、放置すると症状が悪化していきます。永続的な神経障害につながる恐れがあるため、回復できるうちに、医療機関でもMRIを一度検査されることも私のところではお勧めしております。
手の痺れが出てきました。良くなりますか?

手のしびれが首の神経の圧迫から来ているとしたら、早期に対応を考えた方がいいと思います。
首の神経の圧迫で手がしびれる方は、長い期間しびれが続くと、手術してもしびれが残る方が多いと聞きます。
そのため私の整体院でも、常にひどくなる前の予防をモットーに早期発見・早期対応を心がけております。
すでにしびれがある方は、突然ひどくなる可能性もあるということを考えて専門家に相談するべきだと思います。
うがいをしようとする動作で首が痛い

特に多い病気は下記の3つのパターンです。
・頚椎椎間板ヘルニア - 首を後ろに反らす動作で神経が圧迫される
・頚椎症 - 骨の変形による神経や筋肉への刺激
・頚部脊柱管狭窄症 - 神経の通り道が狭くなっている状態
まずこの動作をできるだけしないように意識してください。 私の整体院でも 例えば ソファーに寝てしまい 首を剃って急に痛くなってしまった!美容室のシャンプーをかけてもらう時に首が反ってしまい ヘルニアになってしまった!など不意な動作で後ろに剃る動作は最も危険な動作 とお伝えしています。 すでに首を後ろに沿って痛い方は前の方に首が屈曲せず後ろに会場に進展する癖がついている方が多いです。 そのため 自分で後ろにそらす 動作として ヨガの ポーズ や猫のポーズなども 危険だと思います。 痛みがある方向に上がらないようにすることも 生活の中間として心がけてください。
首の違和感がある方はこの姿勢に気をつけて
頚椎椎間板ヘルニアの好発部位は第5-6頚椎間(C5/6)と第6-7頚椎間(C6/7)です。これらの部位は頭部の重みを支え、可動域が大きいため負担が集中し、現代のスマホ使用やデスクワークによる前傾姿勢でさらにリスクが高まります。
多くの方が腿の後ろのハムストリングスという筋群がタイトになり、骨盤が後傾します。これにより脊柱全体のバランスが崩れ、背中が丸くなり、首が前に突き出す姿勢(前方頭位)が定着して頚椎への負担が増大します。
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