首を後ろに反るストレッチは危険首の過剰な伸展や首を回すリスク
首や肩のあたりから腕、手指のしびれや痛みがある方も多くご来院されてきました。
首を反らしたり、上を向くような姿勢でしびれが増強することがあります。
これは姿勢が悪い方が多かったり、加齢で頸椎の変形がみられ、首から徐々に腕や手指の神経が悪戯されて、痛みや痺れが生じます。
頚椎症・頸部脊椎管狭窄症・椎間板ヘルニア・変形性関節症で将来、首の痛み・肩腕の痛みや痺れなどの重症化につながるリスクがあります。
まずは、現在、首の屈曲制限がどれくらい進んでいるのか?チェックしてみて下さい。
首を後ろに反るストレッチの前に首の検査首が斜め下に曲がるか?検査してみてください。首の痛みや違和感があるか?チェック
首の屈曲に続いて大事なことは、頸椎の回旋と屈曲の動きのチェックです。首の動きは1つの運動に対して他の運動が伴うカップリングモーションです。
斜めの対角線に日常でも動くことがほとんど。
首の屈曲と回旋の動きに問題がある方は、徐々にこの動作ができなくなり、次第に固まっていきます。そして、そのように拘縮から硬直してしまうと何をしても回復が見込めなくなります。
首を後ろに反るよりも首が前に曲がるか?首の屈曲の検査では純粋な首の動きをチェックしましょう!
正確な首の動作の検査を行わないと可動域の検査の意味がありません。毎回、同じ条件で必ず検査しましょう!
例えば、この2種類の画像を見てください。
左の検査がマズいのは肩が代償して浮いてしまっています。首が悪い方は、このように純粋に首の動きだけ行うことができないので、無意識に首以外のところが動いてしまっています。
指が何本空いてしまうのか?チェックしてみてくださいね。
既に2本・3本空いてしまっている方はかなり首の状態が悪化している可能性があります。
首を後ろに反るのではなく、首の捻りと屈曲のカップリングモーション斜め下に首が動けば、神経の束になる椎間孔の穴が開く
この丸の画像は斜め前に動かしたときの椎間孔の穴が開いた状態。神経の穴が開放するようになったいることが分かると思います。私がこの斜め前の動きをこだわっているのは、この椎間孔の穴が数ミリ単位で動くだけで、首の痛みや痺れが良くなって臨床経験が豊富だからです。
「ストレートネックだと思い・・諦めていた」
そう考えていた方にも、このミリ単位の調整で痛みや痺れから解消されて喜ばれてきた経験が幾度もなくあります。
もちろん、重症化している方など、一度や二度などで良くなるという簡単なものではありません。
場合によっては7回くらいまであまり改善が見られない・・・
それでも私を信じて通い、急に展開が変わることも良くあることです。
例えは悪いですが、排水管が詰まった時に何かをきっかけに一気に詰まりが流れるということがあると思います。
首を後ろに反るストレッチがなぜ?本当に危険なのか?教えます。
画像の丸の部分に注目してください。首がそれこそズレているように神経や椎間板を圧迫しているのが分かります。
多くの方が首のストレッチで良かれと思い、首を後ろに反るストレッチを頻繁に行ってきたことが・・・逆に首を悪くしていたとしたら・・・
この首を後ろに反るストレッチは猫のポーズなどで多用されていますよね?
ヨガでもこの動きが多いと思いますが、首が既に怪しい?方は十分注意が必要です。
首を後ろに反るストレッチをせずに首のケアは必要なのか?正しい首のストレッチは難しいです。命に係わる椎骨動脈解離にも・・
椎骨動脈解離という病気をしっていますか?漫才コンビ千鳥のノブさんがこの病気にかかりニュースになりました。
この椎骨動脈解離も実は首を後ろに反るストレッチが引き金になります。
恐ろしいことに、脳梗塞を起こす可能性があるのです。
椎骨動脈解離原因と検索してみてください。
整体やカイロプラクティック、美容院でのシャンプーなども引き金と一番上に表示されます。
つまり、首を強く刺激することで首の血管に解離を起こしている可能性すらあるということです。
首を後ろに反らすストレッチや首を自分で回したり、鳴らしたりすることは首の動脈解離や頚椎椎間板ヘルニアといった取り返しのつかない病気になるリスクを高めるということが分かると思います。
有限会社ディーエスシーエス 代表取締役根本大
ねもと整体&ストレッチスタジオ院長根本大。
・米国NSCA‐CSCS(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)
・健康運動指導士
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