膝がなぜ?グラグラになるのか?

ねもと整体&ストレッチスタジオでは、1㎜範囲の微小な調整で関節の弾力を回復させていきます
膝のぐらつきに悩んでいませんか?多くの人が経験するこの問題は、単に膝だけの問題ではありません。
実は、足首と股関節の状態が大きく関わっているのです。
本記事では、膝のぐらつきの真の原因と、それを改善するための効果的なアプローチを詳しく解説します。
ねもと整体&ストレッチスタジオの専門的な視点から、あなたの膝の健康を取り戻すヒントをお伝えします。
膝がスポーツのやり過ぎなので、損傷して痛みが出ることが多いです。
原因は、スポーツ以外にも転倒などの外傷によって膝の関節がグラグラになってしまう症状です。
膝には靭帯がありますが、靭帯が損傷してしまうと元には戻りません。
前によっては出必要ですが、できる限り、筋力が衰えないようにリハビリも効果的です。
膝のぐらつきと関係があるのは人体ですが、前十字靭帯や後十字靭帯、内側側副靭帯、外側側副靭帯の4つがあります。
私は整体の際には、この膝関節を8方向に動かします。
圧縮、牽引、内方、外方、屈曲、伸展、内旋、外旋です。
そこで感じるのは膝の関節は元々、そこまで丈夫にできていないということ。
他の関節の動きをかばい、グラグラになるケースが多いということです。

膝の関節がなぜ?
しゃがみこむ動作をした際に、踵が浮いてきてしまう方や後ろに倒れそうになる方は、柔軟性の問題があり、膝に負担をかけてしまいます。
膝 グラグラになる前に効果的なスクワットを!

症状が強くないときは、狭い範囲のスクワットも効果があります。クォータースクワットでも十分効果あります。関節の負担を減らせるようにゆっくり行うことが肝要です。
膝はぐらぐらしてからでは対応が難しいと思います。そうなる前に太ももの筋肉をしっかりつけることが大事です。
スクワットは下半身の筋力を向上させることに有効で、器具が特別なくても自宅でできます。
しかし、支持する力を強くするためのスクワットと言うのは、可動域をできるだけ狭くしてゆっくり行うスロートレーニングの方が効果的です。
3秒かけてしゃがみ、3秒かけて立ち上がる。このようなスロートレーニングにより、関節の負担は軽減されます。
筋肉を増やすためには、負荷を強くすること以外に回数を多くやることが有効です。
膝のグラグラする人は、踵上げのカーフレイズも有効

膝がグラグラする方はアキレス腱のリハビリが有効です。画像のように段差があるところでカーフレイズを行い、
すかさずストレッチを!伸びない腱でも少しずつ可動域を広げていきます。足関節の背屈は20度が理想です。硬い方は、5度程度。カーフレイズとストレッチのコンビネーションで、10度くらいの可動域まで広げれば、しゃがみやすくなります。
アキレス腱や足関節が硬い方は、単なるストレッチでは、ほとんど効果がありません。
イラストのようなカーフ、レイズを段差で行うことにより、硬い人でも少しずつですがスクワットも行いやすくなります。
筋トレは、効果がある一方で、可動域に個別性があります。ある人は無理がない姿勢でも、硬い人にとっては拷問のような動作になります。
無理にぐらぐらして、膝関節を曲げる事は、将来の変形性の膝関節症にもなりかねません。
膝をぐらぐらさせない為に可動域を広げ、支持性を高める

足関節は、とても繊細な動きをします。
整体では、28個の骨をバラバラにつかみ動かすことまで行っています。
そして対角螺旋に動かすことで、本来の動きに近づけていきます。
柔軟性が乏しい関節は、必ず代償動作を行ってしまいます。
筋肉をつければ全て解決と言うわけにはいかないので、コンディショニングとストレングスの融合で対応する必要があります。
膝関節が硬いというより、グラグラするということから、動き過ぎと考えるのが適切です。

歩行、日常生活やスポーツ活動の中で足関節の動きが影響します。
膝関節も足関節の制限によりストレスがかかり痛みを誘発します。関節ニュートラル整体ではこの骨を一つ一つ掴み、調整しています。
膝がグラグラする本当の原因と改善法

今回は膝のぐらつきに悩む患者さんの改善事例をご紹介します。
初めての来院
45歳の山田さんは右膝の不安定感を訴えて来院されました。
特に階段を下りるときに「ガクッ」となる感じが強く不安を抱えていたとのこと。
「年齢による筋力低下が原因かもしれない」と思われていた不調でしたが実際に体の動きと状態を丁寧に評価していく中で別の要因が関係していることがわかりました。
本当の原因は足首と股関節に
当スタジオでは、膝関節だけでなく足首や股関節も含めた8方向の動きチェックを行います。
その結果、膝の外方向への過剰な動きが確認されました。
特に注目すべきは、しゃがみ込んだ際に踵が浮くという動作。
これは足関節の背屈制限を示す重要なサインです。
実際に測定すると、背屈角度は約8度。
理想的な20度には程遠く、アキレス腱の硬さも顕著でした。
つまり、
膝の不安定感の原因は膝そのものではなく、足首と股関節の硬さだったのです。
微細な調整とトレーニングの融合
施術では、足部の28個の骨を一つひとつ丁寧に動かし
対角螺旋の動きを回復させていきました。
このような1mm単位の微細な調整が、実は大きな変化をもたらすのです。
さらに、適切なトレーニング指導も並行して行いました。
多くの方が「膝が不安定=スクワットで鍛えよう」と思いがちですが
実は深いスクワットは逆効果になることもあります。
そのため、**狭い可動域でのスロートレーニング(3秒下降・3秒上昇)**を推奨しました。
自宅ケアとしては段差を使ったカーフレイズとストレッチの組み合わせを指導。
ただのストレッチでは変化しづらいアキレス腱も
この方法なら少しずつ可動域を広げることができます。
2ヶ月後の変化
施術開始から2ヶ月後には、
足関節の背屈角度は8度→15度まで改善し
膝のぐらつきも約8割減少しました。
階段の昇降時にも安定感が戻り
「ガクッ」とする不安はほとんどなくなったそうです。
この結果は、単に膝を直接施術したわけではなく
足首と股関節の機能改善によって膝が本来の動きを取り戻したからこそ、得られた成果でした。
臨床からの気づき
私の15年の臨床経験から断言できるのは
膝関節は単体で強くはないということ。
多くの場合、他の関節の代償動作によって膝が不安定になるのです。
「筋肉をつければすべて解決!」というわけではありません。
**関節の適切な動き(コンディショニング)**と
筋力向上(ストレングス)のバランスが重要です。
膝の「グラグラ」は「硬さ」ではなく
「動きすぎ」が原因であることが多く
その元をたどると足首や股関節にたどり着くのです。
最後に
ご自身の膝の不調を感じている方は
ぜひ足首や股関節の動きもチェックしてみてください。
膝だけを見ていては、根本改善にはつながりません。
視点を変えることで、体はきっと答えてくれます。
膝のぐらつきの本当の原因 !足首と股関節の柔軟性が鍵

「階段を降りる時にガクッとする」「しゃがんだ時に不安定」
そんな膝のぐらつきでお困りではありませんか?
実は多くの方が見落としている大切なポイントがあります。
膝のグラグラは膝自体の問題ではなく、足首と股関節の硬さが原因であることが非常に多いのです。
私が15年の臨床経験で確信したのは、
膝関節は元々それほど丈夫にできていないということ。
そして他の関節の動きをかばうことで、グラグラしてしまうケースが大半です。
典型的な例が、45歳女性の患者様です。
しゃがむと踵が浮き、足関節の背屈角度はわずか8度。
理想的な20度には遠く及びませんでした。
施術では足部の28個の骨を1㎜単位で微調整し、
対角螺旋の動きを取り戻していきます。
同時に、適切なトレーニングも重要です。
多くの方が「膝が不安定だからスクワット」と考えますが、
深いスクワットは逆効果になることもあります。
狭い可動域での「3秒下降・3秒上昇」のスロートレーニングこそ効果的です。
自宅でのケアには、
段差を使ったカーフレイズとストレッチの組み合わせをお勧めします。
これにより硬いアキレス腱も少しずつ柔らかくなり、
その結果として膝のぐらつきも改善していきます。
2ヶ月の施術で、患者さんの足関節背屈角度は15度まで改善。
膝の不安定感は8割減少しました。
これは単に膝を鍛えたのではなく、
足首と股関節の機能改善によって膝本来の動きを取り戻した結果なのです。
膝のグラグラは「硬さ」ではなく「動きすぎ」の問題。
足首や股関節の柔軟性を高めることで、膝も安定してきます。
視点を変えることで、体は必ず応えてくれるはずです。
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