アスリートの栄養摂取量とタンパク質必要量・エネルギー必要量

アスリートの栄養摂取量とタンパク質必要量・エネルギー必要量

タンパク質であるプロテインについて

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今日は腰痛肩こり、膝痛などで多くご来院されているねもと整体&ストレッチスタジオでも筋肉をつける、または筋力を向上させるためにプロテインの摂取も進めているのでそのお話をしたいと思います。

スポーツの世界では先天的な体格の差だけで決まるのではなくなってきます。日本人でもパリオリンピックで活躍しており、柔道やレスリングなど日本人がかつて重量級で勝てなかった階級でもメダルを獲得しています。
柔道はリオオリンピックでトレーナーの岡田さんが優秀で、選手の体が外国人に見劣りしなくなってきたというのも大きな要因です。
筋肉をつける!それには筋トレに加えて、栄養の知識も大切です。

この記事ではアスリートに必要な栄養の摂取やタンパク質の摂取の大切さについて書いていこうと思います。

お医者さんの中でも肝臓や腎臓に負担がかかるから、プロテインは飲まない方がいいと言う記事を書く方もいらっしゃいます。しかし逆にお医者さんの中でも健康同士のために筋トレを行い、プロテインを摂取している先生もいらっしゃいます。

私が幕張メッセで数年前にNCAAのカンファレンスに参加した際、国際スポーツ栄養学会の先生が興味深いお話をしていました。
アメリカで1年間プロテインを過剰に摂取してメディカルチェックを続けたと言う実験があります。この際にわかった事は1年間多く摂取し続けても健康被害は全くなかったと言われていました。

最近では、コンビニ、ドラッグストア、スーパーなどでも当たり前のようにプロテインが販売されているので、摂取している方が増えていると思います。

しかし、まだプロテインは、一般的には牛乳などの食品と比べて、サプリメントと言う認識されている方が多いので、接種に戸惑われている方も多いのではないでしょうか?

プロテインの正体は、牛乳から余計な脂肪を取ったものがホエイプロテイン。牛乳は脂肪や糖分が多く、牛乳よりも乳糖もかなり抑えられていて、牛乳よりも弊害が少ないとも言われています。

体重1キログラムあたり1グラムから2グラム位は健康に推奨されている摂取量です。

2.8グラム以上摂取すると腎結石ができるリスクが上がると言うデータはあります。ボディービルダーのレベルで言うと体重1キログラムあたり3倍、もしくは4倍摂取している人が多いです。


SNSなどを見て筋トレ系インフルエンサーの発信を参考にしていると、健康のために筋肉を増やそうと言う量を超えているので、タンパク質の過剰な摂取は注意しなければならないと思います。

アメリカスポーツ医学会ではスポーツや筋トレをしている人に関しては、体重1キログラムあたり2グラムが推奨されています。
つまり、目的によってタンパク質、プロテインの摂取量は変わってくると思います。

今健康のために筋トレがブームになっています。先日久しぶりに来られた男性の方が極度な食事制限によるダイエットをしたときに筋肉が落ち、老化した気がすると言われていました。

全くその通りで筋肉が落ちてしまうと、単に老化を促進させてしまうという話も過言ではありません。そのため、アンチエイジングのためにも筋トレとタンパク質摂取の話は推奨されています。

アスリートは筋肉量を減らしてはいけない 

痩せることより筋肉をつけることの方が10倍難しい!
ダイエットのシーズンなどに短期的に食事制限をして体重が落ちたと喜んでいる方は意外に多いです。

痩せることに関しては、実はそんなに難しくありません。
食事を減らせば普通は体重は減少していきます

問題はその体重減少が食事制限の場合、ほとんど体脂肪が落ちているわけではないと言うことが科学的にもわかっています。
筋肉量を増やして体脂肪を減らすというのが、健康の増進にも今や常識となっています。

特に中高年の体脂肪が多い方は、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病やがんなどのリスクが高くなります。

昨年末厚労省も週2〜3回筋トレをしていると、脂肪リスクが2割程度下がります。と言うガイド案を推奨していました。

そして、高齢者になるほど筋トレだけしても、実は筋肉が増えないと言うことも研究データから明らかになっています。

することよりも筋肉をつける方が10倍難しいと、東京大学の筋トレ第一人者の石井直人先生がテレビでも言われていました。単に食事制限で痩せて筋肉も減らしてしまった方は、そこから筋肉を増やすと言うことが10倍苦労すると言うことも言えるでしょう。

それよりも筋肉を増やすための筋トレと健康のためのタンパク質の摂取が鉄板です。
私は、国内外の様々な研究や自分の経験から食事や運動によって、健康的なボディーメイクをお勧めしています。

タンパク質摂取に関しても、過剰摂取も良くないと思いますし、ましてや糖質制限などの体重だけ落ちるのですが、実は脂肪が落ちていない間違ったダイエットを指導している。パーソナルジムも多くあります。私は健康を害さないで無理なくできる運動指導と食事管理を指導していますし、そのためにトレーナーの国内外の学会に所属し、資格を更新するために、常にカンファレンスや論文から新しい情報を学んでおります。

有限会社ディーエスシーエス 代表取締役根本大

ねもと整体&ストレッチスタジオ院長根本大。
・米国NSCA‐CSCS(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)
・健康運動指導士