なぜ?肘や腕が痛いのに首の整体の施術が必要なのか?

テニス肘やその影響による腕の痛みがなかなか改善しない方は、肘の問題と頚椎の神経圧迫の問題が併存している可能性があります。
なぜテニス肘で肘が痛いのに首の関節が関係するのか?
頚椎は7個の椎骨で構成されており、そのうち頚椎5番から7番、特に下位頚椎から肘や手首のテニス肘部位を支配する橈骨神経が分岐しています。
頚椎骨間の椎間関節の不安定性や椎間板の変性により、頚椎神経根への刺激や神経圧迫が生じると、テニス肘として肘に痛みを感じることがあります。
外側上顆はテニス肘の好発部位であり、親指側(橈側・とうそく)の神経支配を受けています。一方、内側上顆はゴルフ肘の好発部位として知られ、小指側(尺側・しゃくそく)の神経支配を受けています。
私の臨床経験から、テニス肘やゴルフ肘の症状は、頚椎下部の神経圧迫による痛みが複合的に関与していることが多く認められます。そのため、肘のみの局所的な施術では限界があり、頚椎を含めた全身的な整体施術が必要であると考えています。
これらの症状は医学的に「関連痛」として認知されており、神経経路を通じた痛みの伝達メカニズムが解明されています。しかし、現実的には肘の痛みに対して頚椎の施術まで包括的に行っている医療機関や治療院は多くないのが現状です。

テニス肘が治らない本当の理由!頚椎との関係性と包括的ケアの必要性

テニス肘やその影響による腕の痛みがなかなか改善しない方は、肘の問題と頚椎の神経圧迫の問題が併存している可能性があります。
なぜテニス肘で肘が痛いのに首の関節が関係するのか?
頚椎は7個の椎骨で構成されており、そのうち頚椎5番から7番、特に下位頚椎から肘や手首のテニス肘部位を支配する橈骨神経が分岐しています。
頚椎骨間の椎間関節の不安定性や椎間板の変性により、頚椎神経根への刺激や神経圧迫が生じると、テニス肘として肘に痛みを感じることがあります。
外側上顆はテニス肘の好発部位であり、親指側(橈側・とうそく)の神経支配を受けています。一方、内側上顆はゴルフ肘の好発部位として知られ、小指側(尺側・しゃくそく)の神経支配を受けています。
私の臨床経験から、テニス肘やゴルフ肘の症状は、頚椎下部の神経圧迫による痛みが複合的に関与していることが多く認められます。そのため、肘のみの局所的な施術では限界があり、頚椎を含めた全身的な整体施術が必要であると考えています。
これらの症状は医学的に「関連痛」として認知されており、神経経路を通じた痛みの伝達メカニズムが解明されています。しかし、現実的には肘の痛みに対して頚椎の施術まで包括的に行っている医療機関や治療院は多くないのが現状です。
肘の痛みの真犯人は首だった!テニス肘ケアの新常識

肘の痛み改善のための頚椎検査方法
肘の痛みの改善に必要な頚椎の検査方法についてお伝えします。頚椎は回旋と屈曲という斜め下に顎がつくように調整していきます。
頚椎の動きというのは斜めの対角線に首をかしげる際に骨が回旋を伴う屈曲運動になります。
分かりやすく言うと、斜め下に向いて顎が鎖骨の方に着くかということをチェックした時に、この動きが動かない方は首が十分機能しておらず、神経が圧迫されている可能性があります。
斜め下を向いてどれぐらい行くかチェックしていただき、少し硬いと感じた方は頚椎の方が問題がある可能性があります。
このような可動域の検査というのは医療や一般的な治療院でもなかなか行われていないのが現状です。
もし首の方から肘に痛みが出ていると感じた方は、この斜め下に顎がつくかチェックするところから行ってみてください。
テニス肘による腕の痛みやしびれを改善する治療院の選び方

テニス肘の痛みから解放される治療院の見つけ方
あなたの痛みに真剣に向き合ってくれる治療院を探しましょう
テニス肘からくる腕の痛みやしびれを改善してくれる治療院をどのように探したらよいのでしょうか?毎日の生活で腕が痛むつらさ、夜も眠れないほどの痛みに悩んでいる方にとって、これは切実な問題です。
治療院選びで最も大切なこと
治療院選びの重要な基準として、肘の細やかな施術と頚椎の精密な調整、この2つができる治療院を選ぶべきです。なぜなら、多くの方が経験されているように、肘だけを治療しても根本的な改善に至らないケースが非常に多いからです。
私がおすすめするのは、関節アプローチができる整体が望ましいと考えています。単なるもみほぐしや筋膜リリースのような軟部組織の調整では、一時的には楽になるかもしれませんが、根本的な改善は難しいでしょう。あなたが求めているのは、その場しのぎの対処法ではなく、本当の意味での回復のはずです。
神経の圧迫を解放できる技術力が必要
神経の圧迫を解放させるためには、カイロプラクティックをさらに発展させた手技療法が必要だと思います。しかし、従来のカイロプラクティックでは、肘や手首など四肢まで施術を行うところが少ないと聞きます。これでは、あなたの症状の根本原因にアプローチできません。
時代とともに進化する治療技術
高齢化社会の現代社会では、肘や手のヘバーデン結節など関節炎も増えてきているため、治療技術のさらなる進化が必要です。昔ながらの方法だけでは、現代人の複雑な症状に対応しきれないのが現実なのです。
技術を常にアップデートしている治療家の先生を探すことが、根本改善の鍵になると思います。あなたの痛みに対して、最新の知識と技術で向き合ってくれる先生との出会いが、人生を変えるきっかけになるかもしれません。
こんな治療院を探してください

関節への専門的アプローチとして、骨格調整技術を有している治療院を選びましょう。あなたの体の構造を深く理解し、的確にアプローチできる技術力が必要です。
包括的な評価能力も重要なポイントです。頚椎から四肢まで総合的に診ることができる先生でなければ、あなたの症状の本当の原因を見つけることはできません。
継続的な技術向上に取り組んでいるかどうかも確認してください。最新の治療技術を学び続けている先生は、あなたの症状改善のために惜しみない努力をしてくれるはずです。
そして、神経系への深い理解があることも欠かせません。神経圧迫のメカニズムを理解している先生だからこそ、あなたの痛みの根本原因に迫ることができるのです。
あなたの人生を変える出会いを
これらの要素を満たす治療院での相談をお勧めいたします。長い間悩んでいた痛みから解放される日は、きっと来ます。諦めずに、あなたに真剣に向き合ってくれる治療院を見つけてください。その一歩が、痛みのない快適な生活への扉を開くことになるでしょう。
肘自体にも手技でのアプローチができます。

肘関節の専門的調整技術
今までは頚椎からくる肘の痛み、腕の痛みについてご説明してきましたが、肘自体の調整ももちろん行っています。
当院における肘関節調整の技術
肘関節は非常に複雑な構造をしており、単純に「肘」と言っても実際には複数の関節が組み合わさって機能しています。当院では、これらの関節一つひとつに対して専門的なアプローチを行います。
基本的な圧縮・牽引テクニック
当院で行っている肘の調整では、まず親指側の橈骨関節と小指側の尺骨関節に対して、圧縮と牽引という手技を行います。これは、関節を一度軽く押し込んでから引っ張るという動作で、関節内の圧力を調整し、関節の動きを滑らかにする効果があります。
例えるなら、固くなったドアの蝶番に油を差すような効果があります。関節も同様に、適切な刺激を与えることで本来の滑らかな動きを取り戻すことができるのです。
滑り運動による関節調整
さらに滑り運動として、尺骨上での橈骨の回内運動、腕尺関節の内方側屈と伸展、橈尺関節の外方側屈と伸展といった、骨を滑らす動きを行っていきます。
これらの動きは、手のひらを上下に返す動作や、肘を曲げ伸ばしする際に自然に起こる関節内の微細な動きを手技によって再現したものです。日常生活では意識することのない細かな関節の動きですが、これらが正常に機能することで肘全体の動きが改善されます。
関節調整の基本原理

関節というのは、いきなりいろんな方向に動かしても摩擦が生じている状態では弾力を回復することができません。これは、錆びついた機械をいきなり強く動かそうとしても、かえって故障の原因となるのと同じ原理です。
そのため、まずは圧縮してその後牽引するというのが、テクニックとして基本になります。この手順を踏むことで、関節内の環境を整えてから本格的な調整に入ることができるのです。
専門的技術の重要性と効果
このような細かい肘関節の調整ができる整体は少ないはずですが、これらのことが行えるとしたら改善される可能性が高いです。
関節調整によって期待できる効果として、関節面の適切な位置関係の回復、関節内圧の正常化、関節液循環の促進、関節可動域の改善、疼痛の軽減などがあります。
簡単に言えば、関節の「詰まり」を取り除き、本来の動きを取り戻すことで痛みが軽減され、日常生活での動作が楽になるということです。
技術習得の重要性
これらの精密な関節調整技術は、解剖学的知識と豊富な臨床経験に基づいて行われる必要があります。単純な手技ではなく、関節の生理学的特性を理解した上での専門的アプローチが求められます。
つまり、肘の構造を熟知し、どの関節がどのような動きをするのか、どこに問題があるのかを正確に把握できる技術者でなければ、安全で効果的な施術は行えないということです。そのため、治療院を選ぶ際には、このような専門的な技術を持った施術者がいるかどうかが重要なポイントとなります。
自分でできるテニス肘のセルフケア

テニス肘のセルフケア方法
自分でできるテニス肘のセルフケアとして、手首と一緒に肘の関節を調整するという方法があります。
手首と肘の連動性を理解する
肘を自分でつかみ動かすということはなかなかできないと思いますが、手首を捻る、手首を曲げる、手首を伸ばすという動きは、全て肘が連動して行っています。
これは解剖学的に見ても当然のことで、前腕の骨である橈骨と尺骨は肘関節から手首まで繋がっており、手首の動きは必然的に肘関節にも影響を与えます。例えば、手首を内側に曲げる動作(掌屈)を行うと、肘の外側上顆に付着している筋肉群が自然に伸張され、同時に肘関節内の関節面も微細に動きます。
セルフケアの基本概念
つまり、手首をしっかりストレッチしながら肘も意識できると、肘のコンディショニングになっているのは間違いありません。
肘のストレッチというよりも、手首と肘をセットにしたストレッチと考えていただくと、自分でもセルフケアとして効果的な方法を実践することができます。
具体的なセルフケア方法
手首伸展ストレッチ(肘外側への効果)
腕を前に伸ばし、手のひらを上に向けた状態で、反対の手で手首を下方向に軽く押し下げます。この時、肘の外側(テニス肘の部位)にも軽い伸張感を感じることができるはずです。
手首屈曲ストレッチ(肘内側への効果)
腕を前に伸ばし、手のひらを下に向けた状態で、反対の手で手首を上方向に軽く引き上げます。この動作により、肘の内側の筋肉群も同時にストレッチされます。
前腕回旋運動
手首を軸にして前腕をゆっくりと回転させる動作も効果的です。この動きは肘関節の橈尺関節の動きを促進し、関節の可動性を改善します。
セルフケアの注意点
これらのセルフケアを行う際は、痛みを感じない範囲で行うことが重要です。また、急激な動作は避け、ゆっくりとした動きで関節に負担をかけないよう注意してください。
継続的に行うことで、肘関節周囲の筋肉の柔軟性が向上し、テニス肘の症状軽減に寄与することが期待できます。ただし、症状が改善しない場合や悪化する場合は、専門的な治療を受けることをお勧めします。
まとめ テニス肘ケアのまとめ
今回ご紹介させていただいたのは、肘や腕が痛いのに頚椎の整体施術が必要であり、自宅ではどのようなケアをすればよいのか、ということについてでした。
肘だけの調整においても、一般的には行われていない施術法があるということも、少しでもお伝えできたのではないかと思います。
また、熟練した施術者による頚椎の施術も含めた全身の包括的なケア方法についても、わずかながらお伝えできたのではないかと考えております。
テニス肘の慢性化への注意
テニス肘は慢性化すると長引いてしまう傾向があります。さらに、場合によっては頚椎椎間板ヘルニアなどの併発している可能性もあるため、注意が必要です。
最後に
症状の改善には個人差があり、今回ご紹介した内容がすべての方に当てはまるわけではありません。持続する症状や悪化する場合には、必ず専門的な医療機関での診察を受けることをお勧めいたします。
皆様の症状改善に、今回の内容が少しでもお役に立てれば幸いです。適切なと予防とケアにより、より良い日常生活を送っていただけることを願っております。