東京で肩こりの整体を探す方へ|ゴッドハンドという評判より確認したい5つの選び方

東京で肩こりの整体を探す方へ|ゴッドハンドという評判より確認したい5つの選び方

肩こりで整体院を選ぶときに大切にしたいこと

Director Profile
院長 根本大

ねもと整体&ストレッチスタジオ根本院長。
整体技術と運動指導の両面からサポート!

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この記事の概要

東京で肩こりの整体を探し、「ゴッドハンド」という言葉が気になっている方へ。私が大切にしているのは、評判だけでなく、全身の確認、頸椎への配慮、肩甲骨と胸郭の動き、太ももの裏側の柔軟性、運動指導という5つの視点です。及川雅登先生の関節ニュートラル整体セミナーと、全国の先生方との交流で得た学びを交えてお伝えします。

肩をもんでもらうと楽になるのに、またつらくなる。そんな経験から、腕のよい整体師を探している方もいらっしゃると思います。「ゴッドハンド」は公的な資格や治療効果を保証する名称ではありません。私は、どこを確認し、何を説明し、日常生活までどう支えてくれるかを判断材料にしていただきたいと考えています。

選び方① 肩だけでなく全身の姿勢や動きを確認してくれるか

全身の姿勢を確認する整体師と相談者のイメージイラスト
全身の姿勢や動きを丁寧に確認(イメージイラスト)

肩こりだから肩だけを見る、という考え方では、普段の身体の使い方を見落とす場合があります。首や肩の状態に加えて、座り方、骨盤や股関節の動き、仕事中に同じ姿勢が続く時間なども確認してもらいましょう。

姿勢が悪いと肩こりにつながることは、多くの方がご存じだと思います。ただ、たとえば猫背の方が姿勢をまっすぐにしただけで、肩こりが解消するとは限りません。大切なのは、なぜ猫背になっているのかを、全身の動きの確認を通して探っていくことです。見た目の姿勢だけで原因を決めつけず、症状の経過や動作を一緒に確認する。私は、肩と離れた部分も含めて身体全体を見る視点を大切にしています。

選び方② 筋肉だけでなく頸椎などの関節にも目を向けているか

首の横から見た頸椎の位置を示す説明イラスト
頸椎の位置を示すイメージ図

頸椎(けいつい)は首にある7つの骨で、頭を支え、首を動かす働きに関わります。肩こりを考えるときには、筋肉の張りだけでなく、首の動かしやすさや、腕・手のしびれの有無も確認することが大切です。

関節ニュートラル整体の学びでは、関節の細かな動きを丁寧に確認することを重視しています。ただし、肩こりの原因を関節だけで説明できるわけではありません。首を強くひねる、勢いよく鳴らすといった刺激を求める必要もありません。施術の目的や方法を説明し、体調や既往歴に合わせて対応してくれるかを確認しましょう。

肩こりや腰の張りは、病気というより疲労の延長として受け取られることが多いものです。ただ、放置しているうちに首や肩の痛み、手のしびれが出てきて、頸椎椎間板ヘルニアや頸椎症などの病気が隠れていたとわかることもあります。腕や手にしびれがある場合や、筋力低下がある場合は、整体だけで対処せず整形外科に相談してください。

また、急な激しい頭痛、胸痛、息苦しさを伴うときは、整体より先に、速やかに医療機関へ相談してください。こうした症状がない肩こりであれば、経験豊富な施術者に相談してみることも一つの方法です。

選び方③ 肩甲骨だけでなく、その下にある肋骨・胸郭も確認するか

肩甲骨とその下にある肋骨・胸郭の位置関係を示すイラスト
肩甲骨と胸郭の位置関係を示すイメージ図

肩甲骨のストレッチを続けている方も多いと思います。ただ、肩甲骨の動きが非常に小さく、引っ張るだけでは動かしにくい方もいらっしゃいます。今回のセミナーで学んだのが、肩甲骨の下にある肋骨側から働きかけるという視点です。

肩甲骨は、肋骨などでできた胸郭(きょうかく)の上を滑るように動きます。そこで、肩甲骨だけを無理に引っ張らず、胸郭の動きや周囲の状態も確認することを大切にしています。

これは施術者が状態を確認して行う技術の話です。読者の方がご自身で肋骨を強く押す方法として紹介するものではありません。肋骨の調整は熟練した施術者でないと難しいと私は考えており、ご自身で強く押すことはおすすめしません。骨粗しょう症や外傷なども考慮し、刺激を調整できる施術者を選びましょう。

選び方④ 太ももの裏側「ハムストリングス」の柔軟性にも注目するか

太ももの後ろ側にあるハムストリングスを色で示した解剖イラスト
ハムストリングスの位置を示すイラスト

ハムストリングスとは、太ももの後ろ側にある筋肉の集まりです。膝を曲げたり、股関節を伸ばしたりする動作に関わります。私は肩こりの方にも、この部分の柔軟性を確認し、必要に応じてセルフケアをお伝えしています。

太ももの裏側が硬いと、骨盤が後ろに傾きやすくなり、骨盤や股関節の動きが制限されて、座った姿勢などに影響する場合があります。背中が丸くなり、その姿勢を補おうとして首や肩に負担がかかっていないか。これが、私が施術の現場で確認している身体のつながりです。肩こりでも、足元から身体全体を整えていく視点が必要だと考えています。

ただし、前屈で指が床に届かないというだけで、筋肉の拘縮や肩こりの原因を判定することはできません。体格や背骨・股関節の動きも関わります。無理に床へ手を伸ばすことより、ご自身に合った範囲で動かすことを大切にしてください。

ストレッチは反動をつけず、痛みやしびれが出ない範囲で行います。ハムストリングスの柔軟性だけですべての肩こりが改善するわけではありません。脚や骨盤の状態だけで肩こりの原因を決めることもありません。

選び方⑤ 身体を支える筋力を維持・向上させる運動を指導できるか

椅子スクワットと椅子につかまったカーフレイズのイラスト
体力に合わせた運動の例(イメージイラスト)

肩がこると肩や首を回したくなるものです。その場で楽になることもありますが、私は、日常的に身体を動かし、身体を支える筋力を養うことにも目を向けていただきたいと考えています。

下半身には太ももやお尻、ふくらはぎなどの大きな筋肉があります。ふくらはぎなどの筋肉が収縮すると、静脈の血液が心臓へ戻る働きを助けます。これを筋ポンプ作用といいます。ただし、脚の筋力低下が肩こりや頭痛の直接の原因だと断定することはできません。

スクワットとカーフレイズを体力に合わせて

及川先生のセミナーで改めて学んだのは、スクワットやカーフレイズなど、自分の体重を利用した運動を継続することの大切さです。この2つは、ほとんどの方がご自身でできる運動です。

スクワットは、フォームが難しいと言われています。簡単に始めるなら、丸椅子などをお尻の後ろに置き、椅子からゆっくり立ち上がり、座る動作から始めてください。ご高齢の方などでつらい場合は、膝に手を当て、手の力でアシストしても大丈夫です。

カーフレイズは、壁や安定した椅子、テーブルなどに手を置き、かかとをゆっくり上げ下げする運動で、その場でもできます。バランスが難しい方は、かかとを上げるだけでも十分です。当院でも、この2つはご高齢の方にもすぐに実践していただいています。

回数や深さは、体力や膝・腰の状態に合わせます。痛みやめまい、ふらつきが出たら中止してください。私は整体師・パーソナルトレーナーとして、施術と運動の両方から、一人ひとりが続けやすい方法を考えています。

及川雅登先生の関節ニュートラル整体セミナーで学び続ける理由

整体技術の勉強会で講師の説明を学ぶ受講者のイメージイラスト
継続して技術を学ぶイメージ(実際の人物・会場とは異なります)

私は約20年にわたり関節ニュートラル整体を学び、現在も月に一度、及川雅登先生のもとで技術指導を受けています。慣れた技術でも、手の当て方や身体の見方を確認すると、改めて気づくことがあります。

及川先生は関節ニュートラル整体の創始者で、普及協会の公式サイトでは会長として紹介されています。同サイトの略歴には、長生学園専門学校卒業、1983年から米国ナショナル・カイロプラクティック大学で研修を受けたことが記載されています。これは研修歴であり、同大学の卒業歴として紹介するものではありません。

実技と運動指導を結びつけて学ぶ

元写真を参考に、肩の付け根から上腕・肘・前腕が自然につながる姿勢を描いた実技学習のイラスト
実技と運動指導を結びつけるイメージイラスト

関節ニュートラル整体では関節の細かな動きに着目し、PNFの考え方を応用した運動指導も学びます。PNFは「固有受容性神経筋促通法」の略で、身体の位置や動きを感じる仕組みを利用し、動作を促す方法です。名称だけで効果を保証できるものではなく、その方に合う方法を選ぶことが大切です。

関連記事:整体歴50年のゴットハンドからの教訓

上野での交流会も、セミナーと同じくらい大切な学びの時間

食事を囲んで対話する施術者たちの交流会イメージイラスト
施術者同士の交流を表したイメージイラスト(実際の参加者・会場とは異なります)

セミナーの価値は、技術を教わる時間だけではありません。全国から集まる先生方との交流も、私にとって大切な学びです。ランチや夜の会食では、日々の施術で感じた疑問や、対応に迷った症例について意見を交わします。

月に一度こうした機会を持つことで、自分が直接経験していないケースも知識として蓄積できます。セミナー中に聞きそびれたことを、仲間の先生方や及川先生に確認できるのも貴重です。

今回もセミナーのあと、上野で九州料理を囲みました。おいしい料理とお酒を楽しみながら、身体のことや日々の学びについて話す時間になりました。仲間との対話で得た気づきを、日々の施術や運動指導に生かしていきたいと思います。

「ゴッドハンド」と呼ばれる整体師でも、必ずよくなるとは限りません

ここまで選び方をお伝えしてきましたが、正直にお話しすると、「ゴッドハンド」と呼ばれる整体師にかかれば肩こりが必ずよくなる、とは言えません。患者さんの症状や身体は、一人ひとり全く違うからです。

単純な関節の引っかかりであれば、1回、2回の施術で改善することもあります。痛みが強くても、シンプルな対応で解決する場合もあります。一方で、定期的にご来院いただいても、整体の適応から外れる症状のために、施術をしても戻ってしまいがちな方がいらっしゃるのも事実です。

だからこそ私たち施術者は、技術と知識を常に高め続ける必要があると感じています。月に一度のセミナーや交流会に通い続けているのも、そのためです。

整体院を探すときは、呼び名だけで判断せず、経験年数や口コミもしっかり確認してください。そのうえで、症状や身体の状態について丁寧に説明してくれるか、整体で対応できない場合に医療機関をすすめてくれるかを見ておくと、安心して任せられる施術者かどうかの目安になります。

まとめ|評判に加えて、確認と説明、日常の運動にも注目を

整体院を選ぶときは、全身の動き、頸椎への配慮、肩甲骨と胸郭、ハムストリングスの柔軟性、身体を支える運動という5つの視点を参考にしてください。これは私が日々の施術と学びのなかで大切にしている判断材料です。

肩こり・腰痛でお悩みの方は、お近くの関節ニュートラル整体を学んでいる施術者を探してみてください。全身の関節を確認する施術やPNFの考え方を応用した運動指導について、事前に相談してみるとよいと思います。提供する内容や対応範囲は施設ごとに異なります。

なお、腕や手のしびれ、筋力低下、急な激しい頭痛、胸痛、息苦しさがあるときは、まず医療機関に相談してください。

参考資料

日本整形外科学会「肩こり」

PNF整体・関節ニュートラル整体普及協会(及川雅登先生のプロフィール)